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2024年追記
ノイトリックのXLRコネクタ、
Shinさんはいまだに旧型のNC3MX-Bを好んで使っている。
写真はパッケージのNC3MX-B(左)とMXX-B(右)
5~6年前から新型であるNC3MXX-Bに切り替わったが、なんだこりゃ、シェルからブッシングに至るまでネジは「オス・メスが逆」、という奇異な構造。
きっとサードパーティ・メーカーによる「模造・なんちゃってノイトリック」を防御するためのモデルチェンジだったのだろうか。
賛否両論あろうが、新型の方が外形がやや大きく、その割に内径は細く・・・・・いやShinは何を云っているのだろう。
結局コネクタの中にいろいろ詰め込みづらいって事じゃないの?、最初からそう云えばいいのに。
ところで今でも旧型の純正品がまったく手に入らないわけではない、メーカーでは細々ながら生産を続けているそうで、「細々ながら」安定的に入手できるルートがあるのです。(成田の神様にはお世話になっていません)
◎新旧二つのコネクタ・ブッシングは互いに「オス・メス」関係になっているので
ねじ込むとこの通りミニ防滴ケースになる。
【Shinさん的な両者の使い分け】
1.大きさ・内部容量
①内部横幅
・MX-B:内部に収納できる基板、横幅は2.5mmピッチで5穴まで入る
・MXX-B:内径が細いので、同条件で4穴が限界、使用基板厚によってはfetⅡの時など0.22μFがつっかえ、両脇を低く抑えないとFETの収納にも無理が出る。
その状態で無理にブッシングをねじ込むと基板両脇の部品もネジ切れるので
注意。
②内部縦方向
・MX-B:縦方向の余裕は少ない。
・MXX-B:縦方向の余裕は面積だけはMX-Bの2倍近くくとれる。
(実例)1
MX-Bに fetⅡ の基板を収納 (ブッシングをねじ込むと電極はピッタリ固定する)
ケーブル(モガミ3031)の引き抜け防止はShinさん独自アタッチメントを使用している、機会あれば紹介したい。
※ 姿カタチが同じ だからといって、180円の「無名メーカー製」や80円の 「CP製」は実験・試作以外に用いることはない。
MXX-Bに fetⅡ の基板を収納 (ブッシングをねじ込むと電極はピッタリ固定する)
(モガミ3031)の引き抜け防止は基板上で処理している、機会あれば紹介したい。
(fetⅡi の三線用クリップオン向けには新年以降、外径上MXX-Bに統一
します)
2.類似コネクタの場合
・FURUTECH FP-701M (G) 基板はLZ-Ⅱと同一
・j純金メッキ電極の超低インピーダンス出力マイクであるLZG のこの曲芸のような収容ワザはLZ-Ⅱ でも同様にMX-Bでは可能だがMXX-Bでは不可能、原因は横幅の少なさだ。
3.MXX-Bは結局どうなのよ
外径寸法がわずか大きい事を利用して人気の「三線」向けクリップオン用マイクでは従来の混在使用からMXX-Bに統一します。
LZ-ⅡなどTO-92型TRを使用するにはMX-Bでなければ入りませんが長手方向に悠々と使えるMXX-Bも可能性をもっと見つけねばもったいないだろう。
4.(番外編)
AMPHENOL製
AMPHENOLの最大欠点(欠陥)は「シェルグラウンド」がまったく不可能な構造にある。(GND電極は存在せず全塗装である)
EMC(電磁環境両立性)理論完全無視の「完全なる誤設計製品」
ブッシングがかなり長いのでそこに回路を収容することが可能だがシールドには手間取る、またシェルごと強制的にGNDに落とすには工夫を要す。
(但しシェルが亜鉛ダイキャストの為半田付けが可能なのはチェックポイントだ)
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