※ この記事は公開から13年以上経過していることにご留意ください。
2024年1月追記
「ファンタム式パナ改マイク」の初登場・ご紹介から2年経ちました。
録音愛好家のなかで個人的手作りを中心に人気のパナソニックのカプセル、WM-61Aを使用した「パナ改マイクロホン」がこのシリーズの元祖です。
Shinはこのパナ改マイクシステムのグレードの高さを更に活かして業務用マイクロホンとして転用できないか、そんな可能性を探り始めてちょうど2年。
ファンタム式パナ改マイク第1号 (2009年11月)
業務用マイクロホンとしての第一関門はXLRバランス出力・ファンタム動作の二点です。
オリジナル回路を考案したまでは良かったが、まだまだ現場で使えるものではない、
ちょっと高音圧の環境では波形が崩れ、ひずむ。
しかしラインレベルで出力されるこのマイクの音には「ハッ」とさせられる事がある。
作っては壊し、また試作・・・一定の好感触が得られるようになったのは2~3ヶ月先の事です。(動態保存しているものもある)
僅かに気になるも点も改善していった結果、fet-Ⅱの完成を以って「ファンタム式パナ改マイク」の理想形として皆様にご紹介できる内容となった。
そして次の3種類が定番となって行った。
fetⅡ&fetⅡi 及びmeasurement fetⅡ の3種類はポテンシャルの高いマイクロホンとして根付いてきた事を感ずるようになりました。
(特に高人気なのがこの3機種です)
fetⅡ measurement fetⅡ
(信じられない音質で迫るピン形状マイク) (音楽ジャンル問わず確かな品質で収音)
音質比較される相手は海外高級機だったりして平然としているヤツらです。
さんしん用クリップオンマイクとして設計したfetⅡi は従来にないナチュラルなさんしん演奏音を聴かせます。
このマイクは、万能!、管・絃を中心としたクリップオン・マイクとして素晴らしいパフォーマンスを得ています。
最近やっと実現したブラックモデル
fetⅡBK
fetⅡ のブラックモデルとしての位置づけ、念願であった金属の黒色化を思う存分勉強させられた結果の作品です。
Shinにとって、スモールダイアフラム無指向性のfetⅡ&BK そしてmeasurement fetⅡ の音はある意味、リファレンスになりつつあります。
このブログ記事がマイク自作ファンの情熱を刺激して、参考情報としてお役に立っているようで嬉しい限りです。
「ファンタム式パナ改マイク」 このマイクの音を聴いた感激を1人でも多くの方に経験していただけるよう、引き続き自作に関する情報を発信してまいります。
(Shinのファンタム式コンデンサマイク2年間の開発経緯 2009.11~2011.11)
No.1では無指向性であるWM-61A使用の「パナ改」と「ファンタム式パナ改」との関係、その進化のプロセスをご紹介しています。
No.2からはフォーリーフ社のカプセルなどを使用し、単一指向性マイクに移行してハンドクラフトに挑戦・実製作を行っており、5cmの短小型やこだわりのバウンダリー型・納得のオリジナルマイクが生まれています。
巨砲とも平然とわたりあう約5cmの短小クン(fet-uⅢ)
ただし無指向性とは次元の異なる独特のノウハウと難易度の高さをむしろ楽しんでいただける方以外単一指向性型のハンドクラフトはお薦め出来ません。
No.3をご紹介できる頃はどんな変貌を遂げているか・・・ご期待を
(おしらせ)
fetⅡ、fetⅡi、measurement-fetⅡほか、ご注文により人気機種の製作を承っておりますのでお問い合わせください Shin
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【おことわり】
★ここで公開している回路・写真・説明文などは音響家の方、アマチュアの方でハンドメイドまたは試験評価なさる場合の参考として考えております。
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