チュルク系諸語を喋る人々は日本人のルーツであった殷人と同居していた | 日本の歴史と日本人のルーツ

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江上波夫の騎馬民族征服王朝説にヒントを得た東巌夫は、日本語の元となった言語として騎馬民族の喋る古代チュルク語を想定して、末裔の言語としてウイグル語などを研究して、古代チュルク語と日本語に関係があると指摘している。

実は、古代のチュルク人は古代中国大陸の中原において狄と呼ばれ、日本人のルーツと言える殷人や羌族と混じって活動していた。だから、日本語と関係があって当然であった。

現在、彼らがアジアの西側に分布し、日本人が東端の日本列島内に集住するのも、中国大陸の中原を漢民族が占めた結果であろう。


雑談1

日本語は、かつてはウラル・アルタイ語族に含まれているとされていたが、現在は出アフリカ古層A型の孤立語として日本語を扱うべきである。他の言語に若干の関係があっても、相互干渉の結果と考えられる。


雑談2

殷人の末裔の遊牧民(参考)の言語も変化しながらも残存しているはずで、これらとチュルク諸語などをまとめてウラル・アルタイ語族としていると考えられる。

日本語と、このウラル・アルタイ語族とに例え共通語などが見出せたとしても、日本語をウラル・アルタイ語族の一派とすべきではない。強いて言えば、ウラル・アルタイ語族の祖語の一つとして日本語があるのかも知れない。


雑談3

ある読者から指摘があったウズベキスタンの言語、ウズベク語もチュルク諸語に属しており、日本語との繋がりがありそうた。


雑談4

新生児に現れる蒙古斑は西はハンガリー人から東は日本人に現れるが、現代中国人(漢民族)には現れない(参考)。


参考

①-1 テュルク系民族(テュルクけいみんぞく、 英語: Turkic peoplesまたはTurks、 トルコ語: Türk、 ロシア語: Тюрки、wikiより)

中央アジアを中心にシベリアからアナトリア半島にいたる広大な地域に広がって居住する、テュルク諸語を母語とする人々のことを指す民族名称である。

チュルク系民族の分布


①-2 チュルク系民族の定義(wikiより)

歴史学者の森安孝夫は、近年の日本の歴史学界において「テュルク」「チュルク」という表記がよく見られるとしながらも「トルコ民族」という表記をしたうえで、その定義を「唐代から現代にいたる歴史的・言語的状況を勘案して、方言差はあっても非常に近似しているトルコ系の言語を話していたに違いないと思われる突厥鉄勒ウイグル(回紇)、カルルク(葛邏禄)、バシュミル(英語版)(拔悉蜜)、沙陀族などを一括りにした呼称」としている。

歴史学の成果から本来テュルク諸語を話す人々は中央アジア・モンゴル高原からシベリアのあたりにいたと考えられる。古代のテュルク民族は唐代まではそのほとんどが黒髪、直毛、黒目のモンゴロイドであったが、その後の西方への移住拡散によりコーカソイドと多分に混合した。特にトルコ共和国のトルコ人はほぼ完全なコーカソイドとなっている。このように外見は東西で大きく異なるが、人種に関係なくテュルク諸語を母語とする民族は一括してテュルク系民族と定義される。


② 狄(wikiより)

春秋時代の狄の分布、中原の北に活動


中国史料にあるいはと記される民族が「テュルク」に関する最古の記録であると考えられている。は周代に中国の北方(河北地方: 山西省河北省)に割拠する、中原的都市文化を共有しない牧民を呼んだ呼称である。

の時代に、多くが戦争によって中原から北方へと追われた。狄には北に位置する赤狄と南に位置する白狄が居たが、周が衰えると白狄は春秋時代といった国々に侵入して略奪を行った。中国諸国と同盟・離反を繰り返しながら存続し、戦国時代には、白狄が中原中山国を建てている。中山国は紀元前296年の攻撃によって滅亡するが、ある者は中国人と同化し、ある者は北狄、戎狄と総称される異民族として中国の周辺で遊牧を続けた。

後世になって北狄、戎狄の語は北方遊牧民族の代名詞となり、四夷の一つとして数えられる。


③ 漢字の起源の甲骨文字を発明した古代中国の殷は縄文人の同族の国で、人々は原日本語を喋り、秦帝国を樹立したりして、最終的には日本列島に渡来してきた(参考)


④ 日本語の起源(参考)、、、古代の東アジアで広く喋られていた。


⑤ 古代チュルク語が日本語に関係がある。

江上波夫の騎馬民族征服王朝説にヒントを得た東巌夫は、日本語の元となった言語として騎馬民族の喋る古代チュルク語を想定して、末裔の言語としてウイグル語などを研究して、古代チュルク語と日本語に関係があると指摘している。