飛島の舘岩、山形県酒田市 | 日本の歴史と日本人のルーツ

日本の歴史と日本人のルーツ

日本の歴史と日本人のルーツを解明します。

基本的に山口県下関市を視座にして、正しい歴史を探求します。

ご質問などはコメント欄にお書きください。

学術研究の立場にあります。具体的なご質問、ご指摘をお願いいたします。

山形県酒田市の沖合いにある飛島は北前航路で栄えた酒田港の避難港の役割があった。

この飛島の舘岩の頂上部には「謎の石塁」があり、解読されていない岩絵文字が刻まれた岩もある。さらに海賊の砦だったという伝説があった。

相当古い聖なるラインの支点では?と調べて見ると、縄文時代の頃の日本海沿岸の遺跡とつながっていた。すなわち、飛島は縄文時代からの海の民、海人族安曇氏の北前航路の港であった!と推定した。岩絵文字は海人族安曇氏が使った神代文字と考えられる。


① 赤丸: 飛島の舘岩
② 赤四角: 高天ケ原
③ 赤白四角: 十三湊遺跡(古代港跡)
④ 黄丸: 津神島
⑤ 黄四角: 秋田城跡(古代城跡)


参考

① #113 山形・酒田 ~山形・酒田はなぜ日本の中心!?~

NHK(2018.9.3、参考)

総合 2018年9月29日(土)
午後7時30分~8時15分

ブラタモリ、山形・酒田へ!

今回の舞台は、山形県の酒田。鳥海山と日本海を臨む港町で、年間290万人が訪れます。古くは西回り航路の起点となり、北前船の時代に繁栄を極めた場所でした。でも、どうして江戸から遠く離れた酒田が日本の物流の中心ともいうべき場所になったんでしょう?そこには最上川を生かした水運と豊富にとれる米、そして北前船がもたらす全国の産物の恵み、そして酒田港を強くサポートする沖合いの島の存在がありました。

自然の恵みをたくましく生かした酒田の人々の知恵に、タモリさんが迫ります。

まずタモリさんが向かったのは、町のシンボル鳥海山を臨む最上川の河口域。実はこの最上川こそ、酒田発展の足がかりとなった場所でした。屋形船に乗って川岸を観察していると、古い石垣と船を発見。これこそが、かつて川を使って行われていた水運の痕跡。上陸して巨大な倉庫の中に入ると、そこには圧倒されるほどの量の米、米、米!酒田は最上川流域の米を集め、西回り航路を通じて一大消費地・江戸に送り込む重要な場所だったんです。この航路を利用して発展したのが、北前船。米だけでなく、日本海側の優れた産物を流通させていました。

続いてタモリさんが向かったのが、繁栄を極めた酒田のシンボル、豪商・本間家の旧本邸。部屋数23の大邸宅と工夫を凝らしたインテリア、庭に集められた全国の名石。ご子孫も登場して徳川斉昭の掛け軸や加藤清正ゆかりの瓶もご披露、これにはタモリさんもびっくり! 

では、酒田の繁栄を支えた港はいったいどんなものだったのか? 港が一望できる公園に来ると、いきなり吹きつける強風!しかも海岸はほぼ直線で、風よけもなし。恵まれた環境ではない酒田の港の弱点を克服する秘密が、なんと沖合39キロも離れた場所に!?タモリさんがフェリーでやってきたのは「飛島」。そこには高さ40メートルの垂直で巨大な岩!実はこれが風よけとなり、飛島は酒田の港に入れないときの避難港となっていました。地形と農作物、人間の知恵と工夫があいまって生まれた酒田の奇跡を続々と発見します。



② 本間家旧本邸

黄丸: 山居倉庫、赤丸: 本間家旧本邸、緑丸: 本間美術館

戦後の農地改革で解体されるまで酒田の大地主であった。旧庄内藩を支えた豪商であり、明治新政府に献金して、旧会津藩は解体され旧斗南藩に移封されたのに対して、旧庄内藩はそのまま体制を保った。

本間美術館、山形県酒田市御成町7−7



本間家旧本邸、山形県酒田市二番町12−13

山居倉庫、山形県酒田市山居町1丁目1-8


③ ブラタモリにも登場! 北前船で栄えた山形、酒田のまち歩きコース。

TRIP PLANNER(2018.10.3、参考)

みきP

ブラタモリにも登場した、山形、庄内地方の酒田。江戸時代は北前船の港として栄え、豪商の町として発展してきた歴史を今につたえています。 ラーメンなどの名物グルメのほか、レトロなパッケージもかわいいお土産も見逃せない、女子的レトロさんぽのご案内。 

<このプランで巡るスポット> 

■本間家旧本邸

[酒田を代表する豪商、本間家のお屋敷。] [門にかぶる松の木も大迫力] 

「本間様には及びもせぬがせめてなりたや殿様に」 とまでいわれ、日本一の地主と言われた酒田家の邸宅。酒田駅近くの本間美術館の別邸に比べると、簡素といってもいい、質素倹約をモットーとした本間家らしい本邸。 お殿様がお使いになる場所として用意された空間は武家屋敷で、本間家が使う空間は商家造りと、同じ屋敷内で2つの建築様式が共存しているのは全国的に珍しいのだとか。身分制度が厳しかった江戸時代について学べる場所でもあります。 縁起がいいという「門かぶりの松」には、パワーを貰いたくて抱きついて帰る人もいるとか。

■山居倉庫(さんきょそうこ)


NHK朝ドラ「おしん」のロケ地としても有名な、旧藩主酒井家によって建てられた米保管倉庫。庄内米歴史資料館も付属しているので、米どころ、山形を知りたいなら行ってみたい。 

■本間美術館


本間家別荘として文化10年(1813)建築され、現在は本間家が所蔵する文化財などを公開している。豪商の館から眺める端正な日本庭園「鶴舞園」は、「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」で二つ星を獲得。波打つように輝く手漉きガラス窓の光や、大正ロマンなシャンデリアなど、見どころもいっぱい。 

■旧鐙屋 (きゅうあぶみや)

[「石置杉皮葺屋根」、瓦のかわりに石が並んでます] 

酒田を代表する廻船問屋。酒田には、頼朝に攻め滅ぼされた奥州藤原氏の武士の子孫が酒田36人衆として町を繁栄に導いたという歴史があるが、この廻船問屋もその一人。 2013年秋に公開される映画「おしん」のロケ地で、おしんがらみの展示もたくさんあります。 

■海向寺


おくりびとのロケ地として観光客に人気の「NKエージェント」の向かい側にあるお寺。 庄内にある六体の即身仏のうち二体が即仏堂に祀られている。即仏堂には忠海上人(1755年入定)、円明海上人(1822年入定)の2体が安置され拝観も可能です。 

■土門拳記念館


日本最初の写真美術館で、酒田市生まれの土門拳の作品約70,000点を収蔵。建築は谷口吉生が、中庭の彫刻とベンチはイサム・ノグチが担当。「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」で二つ星も獲得(2009年)。環境もすばらしいです。町の中心部からは離れてますが、レンタサイクルをして広大な最上川の風景を楽しみながら訪ねるのもおすすめ。 

■三日月軒中町店


酒田ラーメンの発祥と言われる老舗の「三日月軒」。小さな店内はカウンター4席とテーブル2席くらい。メニューは潔く、中華そば大730円 中580円 小530円の3種のみ。ラーメンと言えども、魚のお出汁と昆布出汁が効いてとてもあっさりしているので、福岡人がうどんを頻繁に食べる習慣と似てる。 実際に中華そばを食べてみて、酒田市はラーメンの消費量が日本一という情報に納得しました。 

■宅の店


酒田市にある「人生菓集 宅の店」。歌舞伎くるみは地元で行われていた黒森歌舞伎を観た初代店主が感動して作られた伝統銘菓だそう。寒天とくるみがザクザク入った寒氷菓子。珍しい食感でとても美味です。 

■ジェラートモアレ


酒田中町中通り商店街「もっけだの商店街」にある、完全手作りのジェラートのお店。くだもの、野菜で有名な山形ならではの、地元産の食材を使ったジェラートも多く、近所のお豆腐やさんのお豆腐を使ったものなどもある。果物そのものを食べているような美味しさです。 おちゃめなおじいさん店長も優しく親切です。 

■菊池菓子舗


明治17年創業の老舗菓子店「酒田菓匠 菊池」。「酒田六景」は一目惚れで自分と友人用に即、おみやげとして購入しました。山居倉庫、鳥海山、酒田港など酒田を代表とする6つの情景が焼き込まれています。


④ 飛島の舘岩(参考)

かつては、ここに多くの北前船が停泊していたそうです。そんな時代を想像するとロマンを感じますね。頂上部には「謎の石塁」があり、解読されていない岩絵文字が刻まれた岩もあります。さらには海賊の砦だったというおもしろい伝説があるスポットです。また、ウミネコ繁殖地として国指定天然記念物ともなっています。