防府天満宮は10世紀初頭、菅原道真公が亡くなられてから創建されたもので、神社としては比較的新しい。
それなのに、縄文時代からの磐座と考えられる沖ノ島や白石の鼻巨石群を結ぶ聖なるラインの上にあり、その他、防府天満宮より古いと思われる由緒ある神社とも繋がりがあった。
実は防府天満宮の背後の天神山が実は人工のピラミッドのようであり、頂上には巨石群があった。どうも、防府天満宮が創建される前から、天神山を御神体とする神社があったと考えられる。
広島の宮島の厳島神社の弥山山頂に巨石群があり、真言宗の寺院の境内となっている。防府天満宮も江戸時代までは、真言宗の社坊が管理する寺であった。天神山は宮島の弥山と同じ性格の御神体と考えられる。道真公は後から祀られたが、結果的に借家人が主屋を占めて主祭神になったのかも知れない。現在、天満宮や天神は道真公とイコールとされるが、本来は別物かも知れない。
防府天満宮と天神山(3D)
① 赤丸: 防府天満宮(天神山)
② 緑四角: 神功皇后神社と岩屋山地蔵院
③ 白四角: 石城山神籠石
④ 緑丸: 白石の鼻巨石群
⑤ 青丸: 姫島と奈多宮
⑥ 青四角: 相島の鼻栗瀬と宮地嶽神社
⑦ 黄丸: 榎社と太宰府天満宮と宝満宮竈門神社
⑧ 黄四角: 香春神社
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① 黄丸: 沖ノ島
② 黒四角: 高野の荒神森(下関市豊浦町大字川棚)
③ 緑四角: 神功皇后神社と岩屋山地蔵院
④ 赤丸: 防府天満宮(天神山)