東京都府中市の大国魂神社は日ノ本、または富士高天原の首都と目していた(
参考)が、さらに興味あることが判明した。すなわち、長野県安曇野市と大国魂神社を結ぶ直線を引き、神津島と三嶋大社を結ぶ直線を延長すると、
高天原山で交差した。
安曇野市は海の民の海人族安曇氏が海を離れて陸上に入植した地とされ、また神津島は後期旧石器時代からの黒曜石の産地である海の民の拠点であった。三嶋大社は大山祇命と積羽八重事代主神を主祭神とし、それぞれ山の民と海の民の代表の神様を祀っている。そして大国魂神社は山の民の代表の神様である大国主命を祀っている。
すなわち、交点にある高天原山は海の民と山の民の協力の象徴であり、つい最近、江戸時代まで山の民の縄文人が存在した地域であった。
赤丸: 大国魂神社、
緑丸: 高天原山、青丸: 安曇野、黄丸: 神津島、白丸: 三嶋大社、最下の横赤線が北緯34度14分
高天原山山頂
雑談
上記のGoogle MAPはメルカトル図法による作図で、山岳部により見通せない地点間の測量を達成している。すなわち、後期旧石器時代あたりから天文学が発達し、星空や太陽を基準にした測量技術があったとこを示唆している。
参考
① 神津島は世界遺産の沖ノ島と同じ北緯34度14分に位置し、紀伊半島の天河大弁財天社、レバノンの世界遺産のカディーシャ渓谷と神の杉の森、そして秦の始皇帝の都の咸陽・長安あたりと同緯度となる(
参考)。「北緯34度14分」でGoogle検索して欲しい。
② 紀伊半島内陸部の天河大弁財天社を中心とした聖なるライン(
参考)