「日劇」の愛称で親しまれてきた東京・有楽町の有楽町マリオンの上層階の映画館「TOHOシネマズ 日劇」が2018年2月上旬に閉館する。「TOHOシネマズ 日比谷」を開館するのに合わせて、日劇の名前が消えることになる。
参考
① 有楽町「日劇」84年で幕…「マリオン」上層階
日劇の全景(1962年ごろ撮影)
「日劇」の愛称で親しまれてきた東京・有楽町の映画館「TOHOシネマズ 日劇」が2018年2月上旬に閉館することになった。
TOHOシネマズが31日発表した。
映画や舞台の「日本劇場」として1933年にオープンして以来、84年にわたって親しまれてきた「日劇」の看板が消えることになる。
同館は有楽町マリオンの上層階で3スクリーン計2136席を営業する大型映画館。前身の日本劇場では映画やステージショーなどを開催し、娯楽の殿堂として多くの人を魅了してきた。
経営主体が変わったり建物を建て替えたりしても、「日劇」の名称は残してきたが、2018年に東京・日比谷に都心最大級の「TOHOシネマズ 日比谷」(13スクリーン、約3000席)を開業するのに合わせ、閉館を決めた。
② 「日劇」約84年の歴史に幕 有楽町の3館、来年の閉館で
TOHOシネマズは31日、東京・有楽町の「TOHOシネマズ 日劇」を来年2月上旬に閉館すると発表した。「日劇」という名称は、1933年に映画とレビューの「日本劇場」がオープンして以来、約84年にわたって銀幕ファンらに親しまれてきたが、消えることになった。
日本劇場は50年代末から、ロカビリーブームに乗って故平尾昌晃さんらが活躍した「ウエスタンカーニバル」が開かれたことなどで知られる。
同社によると、84年に三つの映画館として生まれ変わり、その後は「日劇」の2文字は残して名称を変えながら、多くの作品を上映してきた。