修行僧、琵琶湖に飛び込む 伊崎のさお飛び
琵琶湖上に突き出た高さ7メートルのさおから、修行僧たちが飛び込む「伊崎のさお飛び」が1日、滋賀県近江八幡市白王町の伊崎寺であった。滋賀県をはじめ全国から集まった12人が、無病息災などを願い、湖面に白いしぶきを上げた。
さお飛びは延暦寺(大津市)の百日回峰行を終えた僧侶が行う。人々の願いのためにわが身を捨てて飛び込む「捨身(しゃしん)の行」とされ、平安時代から続いているという。
白い浄衣(じょうえ)をまとった僧たちは、長さ13メートルの細いさおの上を歩き、さおの先で合掌。湖に飛び込むと、船上から見守る参拝者らから拍手がわいていた。