地中海の出口、ジブラルタル海峡 | 日本の歴史と日本人のルーツ

日本の歴史と日本人のルーツ

日本の歴史と日本人のルーツを解明します。

基本的に山口県下関市を視座にして、正しい歴史を探求します。

ご質問などはコメント欄にお書きください。

学術研究の立場にあります。具体的なご質問、ご指摘をお願いいたします。

{6618C742-11FA-49F8-ABE3-CBF4806B07F3}
モロッコにあるスペイン領(黄印): 西からペレヒル島/レイラ島、セウタ、ペニョンデベレスデラゴメラ、メリリャ   スペインのイギリス領(赤印): ジブラルタル

{F3BADBB9-34F3-43F8-9F15-1C6B23E076D7}
ペレヒル島/レイラ島(領土紛争中の無人島)

{65252381-911B-4EB8-81B0-0795AD5D2050}
セウタ

{D14F119F-D315-4115-8BB7-9B869588EF9A}
ペニョンデベレスデラゴメラ(スペインの軍事基地がある)

{78026387-F669-4629-8529-ECFB549AC014}
メリリャ

{0523B8B6-E5A8-4D0A-93E8-C022A4115D79}
スペインのジブラルタル(赤印)はイギリス領


参考

① モロッコ北岸のスペイン飛び領土、世界最短級の国境

AFPBB(2017.7.17、参考)

{95487003-0D1A-4945-9F9A-F8CDC5755715}
モロッコ北部沿岸にあるスペインの飛び領土ペニョンデベレスデラゴメラ半島(2016年6月25日撮影)。

【AFP=時事】アフリカ大陸北部の砂浜に引かれた数十メートルのプラスチック製のひもは、モロッコとスペインのごく小さな飛び領土ペニョンデベレスデラゴメラとを隔てる世界で最も短い国境の一つだ。

ペニョンデベレスデラゴメラは、モロッコ北部の沿岸につきでた小さな半島で、16世紀からスペインが軍事基地を置いている。

「そのプラスチック製のひもに近づいてはだめだ!」地中海に面した丘にあるトーチカからヘルメットをかぶったモロッコ人兵士が叫んだ。兵士は低い声で「向こうからプラスチック弾で撃たれるかもしれないぞ」と忠告し、トーチカへと戻っていった。

モロッコ北部の沿岸にはスペインが領有を主張する飛び地がペニョンデベレスデラゴメラを含めて7か所ある。

最もよく知られているのが、要所のジブラルタル海峡を望むセウタとそのさらに東方にあるメリリャだろう。ほかにも複数の小島がスペインの統治下にありスペイン軍が駐屯しているものもある。

そうした飛び領土の一つペレヒル島(モロッコ名:レイラ島)では15年前、モロッコ軍兵士が一時的に200メートル沖合の岩礁を占拠する事態が起き問題となったことがあるが、ペニョンデベレスデラゴメラでは「スペイン人との間に深刻な問題は何もない」と、スペイン軍基地から目と鼻の先にあるモロッコ側の集落バデスの住民男性は言う。

かつてバデスは欧州とモロッコの王都フェスとをつなぐ活気ある港町だったが、もはやその面影はない。

別の住民は「ここには何も残っていない。まるでわれわれはモロッコ人でもスペイン人でもないかのようだ」とこぼした。【翻訳編集】AFPBB News

{19CFE1DE-89F7-43B1-948E-EFE1E926E213}
ペニョンデベレスデラゴメラの西から東へ

{1068E58D-F0C6-45E8-911F-F5F21E62D2F7}
半島の付け根の国境あたりから北へ

{A4183CB2-51A7-4768-8479-8C351BAEAF8C}
半島の付け根の国境の東端あたりから北西へ

{1A5B3729-6E76-4FA3-8764-88F0BC594662}
半島の付け根のモロッコ側のカフェレストランから国境を越えてスペイン領を眺める。


② モロッコのスペイン領(コトバンクより)

セウタ(約20平方キロ)のほか、地中海沿いにメリーリャ(人口約7万人、約13平方キロ)がある。15世紀にイスラム勢力をイベリア半島から駆逐したレコンキスタ(国土回復運動)の後、いずれもスペイン領に。(2012-11-30 朝日新聞 朝刊 2外報)


③ ジブラルタル(Gibraltar、wikiより)

イベリア半島の南東端に突き出した小半島を占める、イギリスの海外領土。ジブラルタル海峡を望む良港を持つため、地中海の出入口を抑える戦略的要衝の地、すなわち「地中海の鍵」として軍事上・海上交通上、重要視されてきた。現在もイギリス軍が駐屯する。

半島の大半を占める特徴的な岩山(ザ・ロック)は、古代より西への航海の果てにある「ヘラクレスの柱」の一つとして知られてきた。半島は8世紀よりムーア人レコンキスタ後はカスティーリャ王国、16世紀よりスペイン、18世紀よりイギリスの占領下にあるが、その領有権を巡り今もイギリス・スペイン間に争いがある。

地名の由来は、ジブラルタル海峡を渡ってイベリア半島を征服したウマイヤ朝の将軍ターリク・イブン・ズィヤードにちなんでおり、アラビア語で「ターリクの山」を意味するジャバル・アル・ターリク(Jabal al-Ţāriq: جبل طارق‎)が転訛したものである。なお、ジブラルタルの英語での発音は「ジブロールタ(ァ)」[dʒiˈbrɔːltə(r)]、スペイン語での発音は「ヒブラルタル」[xiβɾalˈtaɾ]に近い。