安岡、横野、福江地区の稲作はつい最近まであちこちにあった小さな溜池、例えば猿田堤とか八貫堤とかの小規模な溜池から水を引いていたが、さらに大正時代に大規模な深坂溜池(みさかためいけ)を無理して作り、ここからの水で本格的な稲作が可能になった。
しかし建設費の返済に相当苦労した様だ!今は、減反政策に応じて水の需要が減って、小規模な溜池は埋め立てられた。所によっては宅地化されている。
ところで、特に福江地区と横野地区は水利に不利な台地に立地し、畑作が盛んである。井戸を掘って跳ねつるべで汲んだ水で安岡ネギを栽培した。今はエンジン付きポンプで給水している。
参考
① 深坂溜池(みさかためいけ)
② 配水路掃除、深坂溜池の水を水田に配る前に落ち葉などを除去する作業が農家が一致団結して毎年、恒例行事として実施される。
③ 圃場整備事業の前後
溜池が見える限り、数カ所は潰されている。
④ 横野と福江の特産の安岡ネギ