シモデ先生のまあじゃんうんちく version2 -16ページ目

シモデ先生のまあじゃんうんちく version2

題名の通り、マージャンに関するうんちく話を、自分なりの観点で紹介しています。最近はあまり書いていませんが(笑)。


マージャン強くなりたい、という人にはあまり役に立たない話ばかりかも(笑)。

最近、プロレスの動画を時々見ています。

昔は、激しく厳しいプロレスが好みだったのですが、
最近は、明るく楽しいプロレスが好きですね~。

例えば、一昔前の、還暦前後のジャイアント馬場を中心とした、
ファミリー軍団と悪役商会の対決。
ラッシャー木村のマイクパフォーマンスも好きなんですよね。

最近は、菊タロー選手やくいしんぼう仮面選手の試合。
Youtubeの動画から、1試合載せてみよう…。

と思ったのですが、うまくいかないので、検索してみてください(>_<)


まぁ、いろいろ調べているうちに、
くいしんぼう仮面選手のブログを発見。

くいしんぼう仮面の前へ前へ前のめり

そのブログに、「私の履歴書」という記事がありまして。
現時点で、48枚目まで続いています。

プロレスラーになる前、なってからの生き様が、
面白おかしく、時にはシビアに書かれています。

「プロレスで生きるというのはどういうものなのか」
という事を、考えさせられる記事です。


まぁ、ここまでが前置きでして。
私もこの4月で、マージャンの競技選手としての活動が20年目なんですよ。
一つの区切りの意味を込めて、自分のこれまでの歩みなんかを書き綴ってみようかな、と。

自己満足な記事になってしまうかもしれませんが、
「マージャンで生きるとはどういう事なのか」
などといった壮大なものではなくとも。
「こんなロクな金にもならんような活動、長々と続けて、しもでさんはアホやなぁ」
でもいいですし。
「こんなに好き勝手やっても、なんとか生きていけるんだなぁ」
と、あきれ返ってもいいです。

週1回くらいのペースで、1年くらい書いていこうかな、と思います。
基本的に時系列に進めていく予定ですが、
内容によっては、時系列を無視してしまう事もあると思います。
その辺はご勘弁を。


改めまして、今年1年よろしくお願いします。

今週の土曜日は、クラシックプロアマリーグの最終節です。

私は仕事なので、最終節はお休み。

当日は、速報を気にしながらの仕事になりそうです(笑)。


クラシックルール研究会の当日は、最終節が終わったあとになりますが、

今期準決勝に進出できなかった方も、来期以降の為に来てくれると嬉しいです。

プロアマリーグに出場していない方の参加も歓迎ですよ♪



さて、今月のクラシックルール研究会は、第2月曜日の開催です。

詳細は以下の通り。

日時…12月14日(月)・19時から22時半くらい
会場…まーちゃお下北沢
会費…1500円
講師…下出和洋(麻将連合ツアー選手・第3期最高位戦クラシック優勝)
内容…1局ごとに検討(内容は変更の可能性あり)
参加資格…所属の有無に関係なく、クラシックルールに興味がある方ならOK


皆様のご参加、お待ちしております。

第3回・TwinCupの決勝戦観戦記の続きです。




南1局1本場 ドラ三筒
 最後の親番となる佐藤、9巡目リーチ。
(牌姿)四萬伍萬伍萬伍萬六萬六筒七筒八筒二索三索四索五索六索
 この一索四索七索は正直、手応えを感じただろう。実際、この時点で山には6枚残っている。
 アガリは時間の問題かと思われたが、北家の山本も10巡目にリーチ。東2局のリーチ合戦の再来である。
二萬三萬四萬三筒四筒五筒六筒七筒四索四索七索八索九索
 山本の二筒五筒八筒も山に6枚いる。6対6なら決着は時間の問題かと思われた。

 しかし、ようやく決着がついたのは14巡目。しかもその間は西家の武中に一索が来ただけ。この時点でもまだ5対6なのだ。
 今度は山本に凱歌が上がった。
二萬三萬四萬三筒四筒五筒六筒七筒四索四索七索八索九索 ツモ八筒 ドラ三筒 裏ドラ二筒
 1300・2600に積み棒300とリーチ棒2000が加わった。

 そして、トータルは…。
 田中172.6 山本166.3
 これで一気に射程圏内。追われる田中も気が気ではないはずだ。


南2局
 東家の田中は、山本を突き放そうと果敢に攻める。
 しかし、田中の親番は3局とも流局。ノーテン罰符を2回手に入れるだけにとどまった。


南3局3本場 ドラ九萬
 ここまでの上位2人のトータルは、こうなっている。
 田中174.6 山本164.3

 流れに流れて積み重なった供託点は、積み棒3本にリーチ棒3本。
 当然ながら田中としては、山本にだけはこのボーナスを渡したくないところだ。

 5巡目、北家の田中の手牌がこうなった。
三萬伍萬七萬二筒八筒八筒二索三索四索七索八索八索九索 ツモ二筒

 田中の一打は九索
 ほほう。これは柔軟だ。
 マンズのリャンカンはまだ選べない状況であり、かといってメンゼン限定の打八索では手牌が重くなる。
 理屈で考えれば当然なのかもしれないが、いざ座った時にそう打てる打ち手は果たしてどのくらいいるのだろうか。
 次巡のツモ八筒で役なしテンパイは逃した形になったが、このイーシャンテンの方が柔軟性、安定感がある。
三萬伍萬七萬二筒二筒八筒八筒八筒二索三索四索八索八索

 そして田中は、西家の佐藤がツモ切った二筒をポン。打三萬とし、ひとまずカン六萬のテンパイ。
 一方、南家の山本はこんなイーシャンテン。
三萬四萬伍萬八萬九萬三筒三筒五筒六筒四索五索六索南
 ネックのペン七萬が残っている。これは田中がアガりきるか。
 ところがその後、思いもよらない展開が待っていた。

 まずは、佐藤が13巡目に生牌の南を切って「リーチ」。
 え? リーチ?
六萬六萬七萬七萬九萬九萬八筒九筒九筒二索二索北北
 役満2連発以外は優勝の可能性がない佐藤。1つでも上の順位を目指す選択も仕方ない。
 ハネ満ツモならトータル3位の武中に6.6P差に迫るのだ。

 その宣言牌の南に対して、山本から『ポン』の声がかかった。
 あれ? ポン?
三萬四萬伍萬三筒三筒五筒六筒四索五索六索 ポン南南南
 絞っていた『南』が重なったのだ。

 このまま流局かと思われたが、18巡目に山本が七筒を引き寄せた。
三萬四萬伍萬三筒三筒五筒六筒四索五索六索 ポン南南南 ツモ七筒
 500・1000は800・1300にリーチ棒が4本。
 これで2人のトータルがこうなった。
 田中173.8 山本171.2
 僅か2.6P差。誰もが目を離せないオーラスを迎えることになった。


南4局0本場 ドラ九索
 順位点込みとはいえ、一時は47.2Pまで開いていたはずが、この最終局面を迎えた時には2.6P差。
 今となっては、お互い腹を括るしかない。

 そんな2人の配牌はこう。
東家・山本一萬一萬二萬四萬七萬八萬一筒七筒九筒二索三索六索北發
西家・田中一萬六萬八萬九萬九萬一筒三筒三筒六索七索八索九索東

 しかし、8巡目以降、山本と田中はこの手牌のまま、ピタリと動かなくなった。
山本一萬一萬二萬七萬八萬七筒八筒九筒二索三索四索發發
田中六萬八萬九萬九萬三筒三筒四筒五索五索六索七索八索九索

 現時点ではシャンテン数も、手役の素も、山本が少し有利か。
 そして13巡目に田中がツモ切った三萬を見て、同巡に北家の武中が三萬を合わせ打った。
これを山本が「チー」。ひとまず形式テンパイにとった。
七萬八萬七筒八筒九筒二索三索四索發發 チー三萬一萬二萬

 次巡、ツモ七萬で打八萬として、發限定とはいえ、アガれる可能性が残っているテンパイに漕ぎつけた。

 一方の田中は、この時点においてもまだリャンシャンテン。
六萬八萬九萬九萬三筒三筒四筒五索五索六索七索八索九索
これは流局1人テンパイで次局に持ち越しか。

 その2巡後、山本が二筒をツモ切る。すると…。

 なんと田中の口から、決着を告げる一言が発せられた。
 田中「ロンッ!」

六萬七萬八萬九萬九萬三筒四筒五索六索七索七索八索九索 ロン二筒

 土俵際まで追い詰められながらも、最後は自力でアガりきった。
 神様もなかなか粋な演出をしたものである。

決勝戦結果
田中65.4 山本19.8 武中▲30.5 佐藤▲54.7


追記…戦い終わって
 実は、今回の観戦記を引き受けた当初は、もう少し「お祭りテイスト」の文章にして、なるべく「競技麻雀の楽しさが伝わるような内容」にしようと思っていた。

 しかし今回、準決勝からずっと見ていたら、そんな考えはすっ飛んでしまった。
 正直、凡ミスがほとんどなく、高いレベルでの攻防が多く見られた。
 そして何よりも、打ち手の魂が伝わってきた。

 タイトル戦じゃないのがもったいないくらいの内容である。
 せめて、この戦いが、一人でも多くの人に伝わることを、願ってやまない。

 優勝した田中はもちろんのこと、他の選手にも拍手を贈りたい。

 田中巌選手、おめでとう。
 他の3選手も、お疲れ様。
 決勝には届かなかった選手のみんなも、お疲れ様。
 その戦いを最後まで見届けた観戦者も、お疲れ様。
 運営および関係者の方々、お疲れ様。
 そして、ありがとう。

 次回以降のツインカップも、より一層楽しい「競技麻雀祭り」になってほしいと願い、ダラダラ書き綴った拙文を締めくくろうと思う。


第3回TwinCup 最終結果
優勝  田中 巌 175.8
準優勝 山本篤史 169.2
第3位 武中 真 96.5
第4位 佐藤 崇 27.2

(文中敬称略)




6年も前の観戦記をアップしたわけですが。
まさか、決勝戦が生放送される時代が、こんなに早い時期に来るとは思いませんでしたね。

というわけで、本日13時から、第8回TwinCup決勝戦が、
麻雀スリアロチャンネルにて放映されます。

第8回・TwinCup決勝戦

【対局者】
秋山裕邦(日本プロ麻雀協会)
鈴木たろう(日本プロ麻雀協会)
原悠介(最高位戦日本プロ麻雀協会)
二見大輔(日本プロ麻雀協会)

【MC】
上野あいみ(日本プロ麻雀協会)
塚田美紀(最高位戦日本プロ麻雀協会)

【解説】
片山まさゆき(漫画家)
多井隆晴(RMU)
小林剛(麻将連合)
水巻渉(最高位戦日本プロ麻雀協会)
小川裕之(日本プロ麻雀協会)

【ルール・システム】
ルールは最高位戦ルールに準ずる
http://saikouisen.com/rule.php
半荘5回戦のトータルポイントで優勝者を決める

対局者、関係者の皆様、頑張ってくださいね♪
今日は、第8回TwinCupの決勝戦が、
ニコニコ生放送、スリアロチャンネルにて13時から放映されます。

http://live.nicovideo.jp/gate/lv240023516


それを記念(?)して、第3回大会の決勝戦の観戦記を掲載します。
これは私が2009年に書いたもの。
しかし、掲載サイトが閉鎖されてしまったので、幻の観戦記となったのです。

準決勝の模様はこちら↓

第3回・TwinCup観戦記・1

第3回・TwinCup観戦記・2

なお、諸事情により、一部修正や加筆しております。
ご了承ください。

所属団体は、2009年当時のものとなっております。




決勝戦
 決勝に進出した選手は、この4人。起家から順に紹介していこう。

佐藤崇(準決勝までトータル81.9)
 最高位戦日本プロ麻雀協会所属。Aリーグにも定着した感がある、自他共に認める実力派。
2008年はとにかく大活躍の年だった。優駿杯(棋士会主催)で、念願の初タイトル獲得。
 タイトル戦の決勝進出は実に3回(優駿杯、最高位戦クラシック、最高位決定戦)。
 ちなみにツインカップは3年連続(!)で決勝に進出している。もはや「ツインカップの顔」と言ってもいいのではなかろうか。
 今年こそは勝利の美酒を味わいたいことだろう。

田中巌(110.4)
 最高位戦日本プロ麻雀協会所属。現在B2リーグで昇級争いの真っ只中である。
 新人時代から実力には定評があり、1年目はC2、C1リーグをストレートで昇級。まだデビューして3年目ながら、中堅クラスの雰囲気を持ち合わせている本格派。

武中真(127.0)
 最高位戦日本プロ麻雀協会所属。2008年はB2リーグで昇級したものの、仕事などの都合により、2009年のB1リーグ出場を断念。
 2007年の王座戦で決勝進出。あと一歩で優勝を逃した。その時の優勝者は、今回の決勝進出者でもある山本篤史(棋士会)。
 日頃は会社員ながら、日程の都合がつけば、あらゆる競技会に積極的に参加するなど、競技麻雀に対する思いは実に熱い。3年前にデビューした当時に比べると、実力が飛躍的に伸びたと評する人も少なくない。
 ちなみに、ツインカップの「ツイン」の由来は、双子の武中兄弟からである。

山本篤史(149.4)
 日本プロ麻雀棋士会所属。
 第1回優駿杯、第32期王座戦で優勝。実力、実績とも申し分ない。
 麻雀も日常も、いるのかいないのかわからないくらい、とにかく気配を感じさせない。日常はどうかわからないが、麻雀においてはそれが大きな武器になる。
とにかく自己主張をする鈴木たろう(プロ協会)とは、まさに対極。


東1局0本場 ドラ三筒
 西家の武中が、3巡目リーチ。準決勝に引き続き、牌運に恵まれている。
(牌姿)二萬三萬四萬八萬九萬一筒二筒三筒五筒五筒五筒九筒九筒

「先手」「ドラ1以上」「手牌の変化が少ない」ことから、リーチという選択に違和感はなかった。
 その一方で「ひとまずヤミテンにして、好形に変化しやすい牌を引いたらテンパイを崩す」という意見も後で聞いた。あと、「押し返されたら勝算が低い」というのも理由の一つだろう。
 リーチひとつとっても、いろんな意見が出るのだから、麻雀は面白い。

決着は意外と早かった。8巡目に田中がツモ。
二萬三萬四萬六萬七萬八萬七筒七筒二索三索五索六索七索 ツモ四索 ドラ三筒 裏ドラ四萬

 四索が武中の現物。念入りにヤミテンにして、700・1300とリーチ棒の収入。


東2局1本場 ドラ東
 東家の田中が気合いを入れてリーチ。6巡目である。
 そして7巡目、気合いの入った声で「ツモ!」。
一萬一萬二萬二萬三萬三萬四萬伍萬六萬一索三索九索九索 一発ツモ二索 ドラ東 裏ドラ南
 ちなみに二索は、北家の佐藤が3巡目に切っているだけ。全員の捨て牌を見ても、山に3枚居そうなのだ。一発はともかく、いずれツモりそうである。
 しかし、この一発ツモ。実は少しアヤがあるのだ。

 田中のリーチを受けた時点で、北家の佐藤の手牌はこうなっていた。
八萬八萬八萬三筒三筒五筒五筒六筒四索四索五索五索六索
 高得点が期待できる。現物は1枚もない。
 安全牌が劇的に増えない限り、ある程度までは押すはずだ。
 そこに西家の山本が、田中のリーチ宣言牌でもある四筒を切ってきた。一発消しかつチーテンが取れる牌だ。

 しかし佐藤はそれをスルー。これはどうなのだろう。
 佐藤にとって最悪のシナリオは、自分以外が独走態勢になってしまうこと。
 それを阻止するために、誰かがいち早くテンパイをとって、田中のリーチを交わしにいくのもありではなかろうか。

 後日、佐藤本人に聞いてみた。
「大きいリターンが見込めそうなので、メンゼンで押して、ぶつけることしか考えなかった」
「喰うとしたら、出ていく五筒が現物で、なおかつ待ちになる六索が現物の時くらいやね」

 なるほど、「至高のメンゼン派」と名高い佐藤らしい思考である。日頃のスタイルがそうさせたのならば、それはそれでいいと思う。
「悔いを残さない選択」が何よりも最優先なのだから。

 何はともあれ、トータルポイントはこうなった。
田中159.4 山本157.7 武中90.2 佐藤65.5
 僅かながら、田中が山本を逆転した。ここからはマッチレースになるのだろうか。


東2局2本場 ドラ七索
 南家の武中が7巡目にリーチ。
四萬伍萬六萬七萬八萬九萬三筒五筒七索七索九索九索九索
 東1局と同様、このリーチに異論を唱える人がいた。
 最大の理由は「逆襲の恐怖」だろう。
しかし、これをヤミテンにしたとしても、嬉しい変化は少ない。
 4巡目に一筒を切っているので、好形変化で嬉しいのはツモ六筒だけ。
 あと、ドラが2枚持っているので、少しではあるが東1局のリーチよりは反撃される可能性が低い。

 ところが、今回は3人ともなかなか退いてくれない。
 まずは西家の山本が、一発目に無スジの二萬、次巡にこれまた無スジの八索をこっそりと置く。
一萬二萬三萬四筒四筒五筒一索二索三索五索六索六索六索
続いて北家の佐藤は、8巡目に八萬、9巡目に二筒と無スジを2連発で飛ばす。
六筒七筒八筒一索一索二索三索四索五索七索八索中中
そして田中が、11巡目に八筒を強打。
三萬四萬伍萬六萬三筒四筒五筒六筒六筒四索五索八索九索

 危なかったのは山本。三筒が入ると、四筒が押し出される可能性が高い。
しかし、幸か不幸か11巡目のツモは七筒
テンパイ打牌になる五索が中スジになっているので、とりあえずテンパイを取っておくという手もあるのだが、山本の選択は二萬のメンツ中抜き。ようやく1人脱落。

 佐藤はとことん粘る。
 12巡目、武中に合わせた山本の三索にチー。
六筒七筒八筒一索二索三索七索七索中中 チー三索四索五索
 片アガリではあるが、中はまだ1枚生きている。これがアガれれば、まだ望みはある。14巡目に引いた六萬も勝負。
 しかし15巡目のツモは四筒。ここで仕方なく中を落としにかかる。
 16巡目、山本が切った九筒をチーして、形式テンパイにとる。

 田中、17巡目にノーチャンスだが生牌の九索を叩きつける。
 これを「勝負牌」と見るか、「安全牌が無くなった拝み打ち」と見るか。
 同巡の佐藤、武中の中スジでもある伍萬をツモ切ると、田中から「ロン」の声がかかった。
三萬四萬四萬伍萬六萬三筒四筒五筒六筒六筒三索四索五索 ロン伍萬

 対局後の佐藤曰く、「(田中)巌ちゃんを甘く見すぎた」とのこと。
 しかし、武中のリーチに対する間合いは絶妙だった。Aリーガーの実力の片鱗を魅せてくれた1局だった。


東2局4本場 ドラ九筒
田中64600 武中21200 山本23200 佐藤10000
 山本が7巡目にリーチ。佐藤が12巡目に追いかけた。
 果たして、長く続いている田中の親を流すことができるか。
山本二萬三萬四萬九萬九萬七筒八筒六索七索八索白白白
佐藤三萬四萬伍萬四筒五筒六筒八筒九筒三索四索五索八索八索

 今局は、捨て身の佐藤に軍配が上がった。
三萬四萬伍萬四筒五筒六筒八筒九筒三索四索五索八索八索 ロン七筒 ドラ九筒 裏ドラ中
 山本としては、2600は3800で済んだのが救いか。この局までの田中と山本のトータルはこうなった。
 田中175.0 山本127.8

 一見大差に見えるが、山本は現在2着目の武中を抜けば、あとは田中との素点を19.0P以内に詰めればいい。
 とは言ったものの、現状は素点で46.2P差。チャンス手が入れば追うのも楽になるのだが…。


東3局0本場 ドラ五筒
 8巡目、イーシャンテンの東家の武中。1枚切れの南を何気なく河に置いた。
 すると、南家の山本が控えめな声で「…ロン」。武中、少し驚いた様子。
 山本の捨て牌は比較的平凡にも見える。
一萬二筒三萬九索北一筒
白
 そして、山本の手牌が開かれた。
一索二索三索七索八索九索南南西西西發發 ロン南 ドラ五筒

 「…12000」と、実際の点数とは対称的に、普段どおりの控えめな声での申告。
 これには放銃した武中だけでなく、観戦者までも驚いた。とてもこんな高い手をテンパイしているとは誰もが思っていなかったのだから。
 まさに「ステルス篤史」の真骨頂である。

 さぁ、ここから反撃だと言わんばかりに山本は親番を迎えるが、手にならずノーテン親流れ。田中との距離は、まだ遠い。




長くなったので、続きは次の記事で。
余談ですが、第3回の決勝戦で山本篤史選手の採譜を担当していたのが、
今回の決勝戦に進出した、プロ協会の二見大輔選手。
二見選手は、これまた決勝戦に進出している、現・雀王の鈴木たろう選手と同期なのです。
私ともデビュー時期が近く、20年近い付き合いとなりました。
個人的には、二見選手とたろう選手を応援しています♪
各団体とも、最高峰のタイトル戦が行われている最中です。
ああいう舞台に何度も立てる人は、凄いですよね。

果たして、私が次にタイトル戦の決勝まで行ける日は、いつになるのでしょうね。
その日が来るまで、腕を磨いておきましょう。



さて、今月のクラシックルール研究会は、通常通り第2月曜日の開催です。

詳細は以下の通り。

日時…11月9日(月)・19時から22時半くらい
会場…まーちゃお下北沢
会費…1500円
講師…下出和洋(麻将連合ツアー選手・第3期最高位戦クラシック優勝)
内容…1局ごとに検討(内容は変更の可能性あり)
参加資格…所属の有無に関係なく、クラシックルールに興味がある方ならOK


皆様のご参加、お待ちしております。