こんにちは。
国際オリンピック委員会(IOC)が新型コロナウイルス感染拡大を踏まえ、東京オリンピック延期を検討すると発表したことに対し、安倍晋三首相は3月23日、「アスリートのことを第一に考え、延期の判断も行わざるを得ない」と容認の方向性を示したそうです。
果たして東京オリンピック、どうなるのでしょう・・・。

さて話は変わって、昨年(令和元年)11月8日・9日、茨城県筑西市の明野公民館大ホール(イルブリランテ)などを会場に「第25回全国報徳サミット筑西市大会」が行われました。
わたくし臣(しん)も当日会場に行かせていただきましたが、ブログ休止中で記事に出来ないでいたところ、この度、報告書をお借りすることができたので、記録の意味も兼ねてご紹介したします↓


ここ茨城県筑西市は、二宮尊徳(金次郎)ゆかりの場所。江戸時代末に飢饉などで窮乏していた下館藩が、桜町陣屋(真岡市)に赴任していた尊徳に教えを請い、尊徳の教え「報徳仕法」により村々の復興事業が行われたのです。

今回の報徳サミットは、全国報徳研究市町村協議会の加盟市町村が一堂に会し、尊徳の教え「報徳仕法」を通じて、まちづくり・ひとづくりについて学ぶことを目的に開催したもの。
サミットが筑西市で開催されるのは、平成19年以来12年振り、2度目のことだったそうです。
ちなみに報告書の表紙には、筑西市民栄誉賞受賞者の渡辺良子さん(おっこさん)のタイプアート「二宮尊徳像」が採用されました。

【全国報徳研究市町村研修視察】
尊徳仕法による指導を受けた筑西市掉ヶ島や、尊徳が26年間在陣した桜町陣屋(栃木県真岡市)、道の駅グランテラス筑西での二宮尊徳像除幕式などの視察が行われました↓


【全国報徳研究市町村協議会総会】
総会の様子です↓


【報徳サミット会場】
明野公民館内では大会記念企画展示として、今市報徳二宮神社から運ばれた掛樋などの展示が、会場前にはおもてなしブースや販売ブースが設置され、来場者を出迎えました↓


【報徳学習発表】
市立五所小学校の児童が、尊徳と掉ヶ島仕法についての朗読劇を行いました。朗読劇は、尊徳について研究している市民グループ報徳壹圓塾が監修しました↓



【基調講演】
尊徳七代目の子孫である中桐万里子さんによる講演が行われました↓


【パネルディスカッション】
「報徳仕法に学ぶ心豊かで たくましく生きる人づくり・まちづくり」と題して、筑西市大会に参加した15市町の市長や教育長によるパネルディスカッションが行われました↓


この後大会決議が採択され、次年度開催市である静岡県掛川市への引き継ぎが行われて、サミットは無事終了しました。


というわけで、第25回全国報徳サミット筑西市大会のお話でした。


■第25回全国報徳サミット筑西市大会
テーマ:「報徳仕法に学ぶ 心豊かでたくましく生きるひとづくり・まちづくり」
日時:令和元年11月9日(土)午前9時30分~
会場:明野公民館大ホール イル・ブリランテ
内容:報徳学習発表(五所小学校)、基調講演、パネルディスカッション、大会宣言決議など
主催:筑西市報徳サミット実行委員会
共催:全国報徳研究市町村協議会、筑西市、筑西市教育委員会
後援:文部科学省、茨城県、茨城県教育委員会
[全国報徳研究市町村協議会]
北海道:豊頃町 福島県:相馬市、南相馬市、大熊町、浪江町、飯舘村
茨城県:筑西市、桜川市 栃木県:日光市、真岡市、那須烏山市、茂木町 神奈川県:小田原市、秦野市
静岡県:掛川市、御殿場市 三重県:大台町