日に日に秋風が冷たくなっていくのを感じ、


「冗談だろ!?」と思った今年の夏の暑さは遠い日の過去になり、


やがて来る冬の気配を感じずにはいられない今日この頃です。




というわけで、いつもよりセンチメンタルな書き出しにしてみました。当社比。




当ブログも最近の頻繁(?)な更新のおかげでか、アクセス数もゆるやかではありますが上がっているように思えます。


そこで、お店の紹介を混ぜながら当店のメニューについて今回は触れていこうと思います。


霜鳥の「当店は自家製の多い料理店ですからどうかそこはご承知下さい。」

まずは当店のコンセプトについて(一応決まり事なので)書かせてください。




「霜鳥」のメニューは「塩蔵(えんぞう)」、「乾燥」、「薫製」、「発酵」、「醸造(じょうぞう)」等の本来のあるべき姿を見直し、可能な限りの「国産」、「無添加」、「自家製(手造り)」に拘っています。



時代とともに食品を作り出す技術の進歩は手間と無駄を排除し、より早く、より安い商品を提供することで社会に貢献したように見えます。



しかし、ここには重大な忘れ物があります。



「霜鳥」は時間と手間を惜しみなく費やし、先人の作りし食品をめざし、日々奮闘しております。


その一つ一つの素材に「美味しさ」と「想い」を込めて。



季節や気象条件、生産能力によりお客様の期待に応えられない場合もございます。


何卒ご容赦ください。




というコンセプトをメニューブックに載せさせて頂いてます。


霜鳥の「当店は自家製の多い料理店ですからどうかそこはご承知下さい。」

他にも「醤油・味噌・薫製品・唐墨・梅干」の特徴を載せています。


メニューブックの殆どが説明のための活字で埋められているという、なんともお酒を飲むときに優しくない設定ですが、どうしても知って頂きたいので、オープン以来コンセプトは必ずメニューブックに載せています。



このメニューブック、所謂グランドメニューということなのですが、年に2、3回変わります。といっても大幅な変更はあまりありません…。




今回はメニューの中から定番になっている「本日の酒肴(しゅこう)七種の盛り合わせ」についてご紹介します。




季節に合わせ、色々な物を仕込んでお客様をお迎えしておりますが、それらを一人が全てを召し上がって頂くことはおそらく不可能です。


そこで、当店の特色をわかっていただきたいので、色々、少しずつの盛り合わせたものをご用意しております。


霜鳥の「当店は自家製の多い料理店ですからどうかそこはご承知下さい。」

お店で一つ一つ丁寧に説明したいのですが、時間もかかってしまうので少々割愛させていただいてます。


「何を頼んでいいかわからない…」

「初めて来たんですけど…」

「いろいろ食べてみたい!」

「いろいろなお酒と合わせてみたい!」


という方には特にお奨めです。

七種類の内容は季節、他のオーダー等で変わります。

あくまで「本日の」ということなので、代表的なものを今回は載せています。


七種は一つ一つテーマ別に分かれています。

一つ一つの説明はリンクを参照してみてください。




「塩蔵」…「烏賊の塩辛


霜鳥の「当店は自家製の多い料理店ですからどうかそこはご承知下さい。」


「乾燥」…「南蛮海老の煎餅


霜鳥の「当店は自家製の多い料理店ですからどうかそこはご承知下さい。」

「薫製」…「鴨の薫製


霜鳥の「当店は自家製の多い料理店ですからどうかそこはご承知下さい。」

「発酵(又は醸造)」…「フルーツトマトの味噌漬け


霜鳥の「当店は自家製の多い料理店ですからどうかそこはご承知下さい。」

「醸造」…「イクラの醤油漬け


霜鳥の「当店は自家製の多い料理店ですからどうかそこはご承知下さい。」

「漬物」…「胡瓜のぬか漬け


霜鳥の「当店は自家製の多い料理店ですからどうかそこはご承知下さい。」

「その他」…「鯵の南蛮漬け


霜鳥の「当店は自家製の多い料理店ですからどうかそこはご承知下さい。」

といった具合です。


基本的には日替わりで内容は変わりますが、「南蛮海老の煎餅」と「フルーツトマトの手前味噌漬け」はほぼ定番として固定してます。



メニューを見て迷った時等はこちらがおすすめです。


お店のコンセプトと料理。手造りだからこそできる味と個性を理解して頂きたいと思っております。





最近特に思うんですが、

「ブログいつも見てます。」と言われる事が多くなってきました。


もちろんお客様に言われることも多いのですが、自分に近しい人達も読んでくださってるようで…

「あんまりフザけたこと書けないな…。」と思います。


先日地元の先輩に道端で偶然遭遇してしまいました。

この先輩、僕が若かりし頃(学生の頃)は特にこき使われていた先輩です。



「ウッス。先輩お久しぶりです。」

「おぅ。久しぶりだなぁ、霜鳥。お前のブログいつもみてるぞ。」

「ウッス。ありがとうございます。」


「お前もいろいろ努力してるんだなぁ、スゲェぞ。特に燻製、あれは1度食ってみてぇなぁ。」

「ウッス。いつでもお待ちしてます。」


「ところで、お前、妖精なのか?」 ※妖精の回はこちら

「いや、あれは何となく書いてしまったというか…」

「ふ~ん。まぁいいよ、妖精でも。」

「ウッス。」


「おい、妖精!タバコ買って来いや!」

「ウッ…、ウッス、先輩!」


そんな感じで「妖精」だろうが、「スモーキスト」だろうが15年前と扱いは変わらないようです。



このブログも先輩が見るんだろうなぁ…



そんなこんなで今日もレッツ自家製!!




本日のテーマは「オイルサーディン(英:oiled sardine)」です。


オイルサーディンの起源は定かではありません。

フランス・イタリア産のものが有名です。


「サーディン = 鰯」なのだから、当然イワシを使うと思いきや、実は英語のsardineはイワシを含むイワシっぽい魚の総称で、日本人からするとおおよそ鰯ではないものまで「sardine」となるそうです。


意外なのはアンチョビに使われるカタクチイワシは系統的に違うらしく、「sardine」ではないそうです。


例えば「サンマ」「コハダ」「小さなアジ」「小さいニシン」も「sardine」だそうです。

学術的にはしっかりした区分がありますが、日常生活ではあまり気にしてないそうです。



「魚に細かく名前をつけるのは日本人くらいだ。」と過去に外国の方に言われました。


それだけ日本には深く魚の文化が浸透しているということです。


時々「アンチョビ」と「オイルサーディン」が混同している場合がありますので、ここで簡単に説明させていただきます。


「アンチョビ」…非加熱、塩蔵品、主に調味料として用いられます。(詳しくはこちら )

「オイルサーディン」…加熱済、油漬け、主に缶詰としてそのまま食べる。


一番の違いは「非加熱」か「加熱済」かというところでしょうか?



これからご覧頂く作り方も時間がかかる「アンチョビ」に対し、意外と短時間で出来てしまうのも特徴です。



今回は日本のマイワシを使います。


霜鳥の「当店は自家製の多い料理店ですからどうかそこはご承知下さい。」

日本でイワシといえばこちらですよね。


霜鳥の「当店は自家製の多い料理店ですからどうかそこはご承知下さい。」

これらを包丁でウロコを取り、頭を落とします。


霜鳥の「当店は自家製の多い料理店ですからどうかそこはご承知下さい。」

内臓をかき出したら、お腹の中をよく洗います。


霜鳥の「当店は自家製の多い料理店ですからどうかそこはご承知下さい。」 霜鳥の「当店は自家製の多い料理店ですからどうかそこはご承知下さい。」

次にキッチンペーパーで水分を拭き取り、塩をします。

しっかりと塩をふります。


バットにスライスしたニンニク、パセリの茎、ローズマリー、セージ、タイムを敷き、その上にイワシを置いていきます。


霜鳥の「当店は自家製の多い料理店ですからどうかそこはご承知下さい。」 霜鳥の「当店は自家製の多い料理店ですからどうかそこはご承知下さい。」

イワシの上からも先程のニンニクやハーブを被せ、ラップをして冷蔵庫で半日ほどマリネさせます。


霜鳥の「当店は自家製の多い料理店ですからどうかそこはご承知下さい。」 霜鳥の「当店は自家製の多い料理店ですからどうかそこはご承知下さい。」

これらのイワシからは水分が出てきますので、この出てきた水分をペーパーで拭きます。

ハーブ類も拭ってしまいます。


ボウルによく拭いたイワシがかぶる位のオリーブオイルを注ぎ、ラップを被せます。


霜鳥の「当店は自家製の多い料理店ですからどうかそこはご承知下さい。」

鍋にお湯を張ります。(55~65℃)


霜鳥の「当店は自家製の多い料理店ですからどうかそこはご承知下さい。」 霜鳥の「当店は自家製の多い料理店ですからどうかそこはご承知下さい。」

先程のボウルを湯煎にかけます。お湯の温度は常に55~65℃をキープしたまま3時間この状態にしておきます。

いわゆる「コンフィ(仏:confit)という調理法です。


出来上がったら、湯煎から外しそのまま自然に温度が下がるのを待ちます。


霜鳥の「当店は自家製の多い料理店ですからどうかそこはご承知下さい。」

このイワシを皿に盛り付ければ完成です。


霜鳥の「当店は自家製の多い料理店ですからどうかそこはご承知下さい。」

缶詰のサイズが一般的なので、ほとんどのお客様がこの大きさにビックリされます。



「オイルサーディン」と言っても缶詰ではないので、あまり日持ちしません。


白ワインや酸味のある辛口の日本酒なんかがオススメです。



一般に缶詰、瓶詰、乾物等の印象が強いものを自家製で作るってのも、いろいろな発見と驚きがあって楽しいです。

いい意味でお客様の期待を裏切るのも僕の仕事の楽しさなのかもしれません。





※当ブログはフィクションであり、実際の地名・個人名・団体名とは一切関係ありません。



Y先輩、フィクションですよ!フィクション!




味噌を仕込んでから158日が経過しました。


厳密に半年後というわけではなく、6ヶ月というのはあくまで目安であり、この辺で「天地返し(てんちがえし)」を行います。


「天地返し」というのはその名の通り、味噌の上下を入れ替えるということです。


これは、半年寝かせた味噌樽の下部は熟成が進んでいるのに対し、上部はあまり進んでない状態を均一化するために行います。


当店の場合は約1年熟成の味噌をつくりますが、2年、3年と寝かせる場合も半年に1度のペースで天地返しを行うのが一般的とされています。


何故下部は発酵が進むのか、ということですが、以前「ぬか漬け 」の回で説明した乳酸菌類に関係があります。

乳酸菌は条件的好気性細菌のため、微妙に空気が薄いところを好みます。

したがって、空気の薄い下部に下部に移動します。

その為下部は発酵が進み、上部は発酵が遅くなるという結果になります。


見た目にも下の方が色が濃くなっている事も多く、視覚的にも確認できます。


約半年寝かせた味噌です。


霜鳥の「当店は自家製の多い料理店ですからどうかそこはご承知下さい。」

最初の頃より幾分色が濃くなったように見えます。


画像ではありませんが、重しをかけていると液体が上がってくる場合があります。

この液体は「たまり」又は「味噌だまり」と呼ばれるもので、味噌のおいしさの元になります。絶対に捨てないでください。

また、この時点で味噌がフカフカしていたり、空気をたくさん含んでいるような場合があります。

これは味噌が「沸く」といい、塩分濃度が低い場合にこのような状態になります。

失敗ではありませんが、幾分風味の劣るものになります。


表面に白いフカフカしたようなカビがつく場合があります。

これは以前「醤油 」の回で説明した産膜性酵母というカビです。

産膜性酵母自体は無害ですが、あまりつきすぎると風味を損ないますし、産膜性酵母の上に青カビや黒カビがつく場合があります。

これらの菌は有害なので、スプーン等ですくって取り除いてください。

個人的な感想ですが、産膜性酵母がついている状態は、あまり見た目によいものではないため、取り除いてしまいます。


霜鳥の「当店は自家製の多い料理店ですからどうかそこはご承知下さい。」

この味噌を下から上へと入れ替えるように混ぜます。


霜鳥の「当店は自家製の多い料理店ですからどうかそこはご承知下さい。」

もちろん全部を1度取り出し、「2日目 」の要領で空気を抜くように詰めていくやり方でも大丈夫です。

この時は最初の頃よりずいぶんと味噌らしい香りになっています。またアルコールの匂いがする場合もあるかと思います。

味噌は醸造なので、微量ですがアルコールが発生します。失敗ではありません。


しっかり空気を抜くように詰めたら、表面をしっかりならし、縁に塩をかけていきます。


霜鳥の「当店は自家製の多い料理店ですからどうかそこはご承知下さい。」 霜鳥の「当店は自家製の多い料理店ですからどうかそこはご承知下さい。」

ラップ等でできるだけ空気に触れさせないように落として、上から重石をかけます。



霜鳥の「当店は自家製の多い料理店ですからどうかそこはご承知下さい。」 霜鳥の「当店は自家製の多い料理店ですからどうかそこはご承知下さい。」

以前は約8kgの重石でしたが、天地返し後はその半分の4.5kgの重石にします。


この状態で更に半年寝かせます。


直射日光を避け冷暗所(常温)で保存します。

あまり閉めきった場所ではカビの増殖を促進させますので、風通しのよい所がいいでしょう。


霜鳥の「当店は自家製の多い料理店ですからどうかそこはご承知下さい。」

更に半年後の完成をお待ちください。





たまにアンケート等で「好きな芸能人は誰ですか?」という質問を受けることがあります。


ほとんどの場合「いません。」と答えます。

実際いないわけじゃないんですよ。「この娘カワイイなぁ」、「きれいな女性だなぁ」と思うことはよくありますし、そんな事はテレビ見ていると頻繁に思うんですよ。


でもね、一介のファンが芸能人と結婚した、付き合った。なんてことは聞いた事がありませんし、あったとしてもかなり稀なケースのはずです。


つまり、好きな芸能人と何かあって欲しいと心から思う僕は、うかつに「ファンです。」なんて言っては負けだと思うんですよね。


というわけで、好きな芸能人は「いません。」と答えるようにしてます。




そんなわけで今日もレッツ自家製!!



前回の続きです。冷蔵庫で3日程寝かせた鴨です。


霜鳥の「当店は自家製の多い料理店ですからどうかそこはご承知下さい。」


封を切り、ザルに開け鴨を取り出します。


霜鳥の「当店は自家製の多い料理店ですからどうかそこはご承知下さい。」


鴨の表面をキッチンペーパー等で拭き取ったら、まな板に乗せて、皮目に格子状に浅く包丁で切れ目を入れていきます。


霜鳥の「当店は自家製の多い料理店ですからどうかそこはご承知下さい。」


次にシルバーストーン(フッ素加工)のソテーパンに皮目を下に置いて、極弱火で温めます。


霜鳥の「当店は自家製の多い料理店ですからどうかそこはご承知下さい。」


極弱火で焼く事で皮の脂が出てきます。これを時々捨てながらしっかり皮がキツネ色になるまで焼きます。

びっくりするくらい脂が出てきます。

皮をしっかり焼いたら、裏に返して肉の面を焼きます。こちら側は少し火を強めて、サッと焼く程度でいいです。


霜鳥の「当店は自家製の多い料理店ですからどうかそこはご承知下さい。」


表面が焼けたらペーパー等にとって脂を落とします。


霜鳥の「当店は自家製の多い料理店ですからどうかそこはご承知下さい。」


ここまでが鴨の下処理になります。

そしてここからが温薫(おんくん)になります。


スモーク缶をゴトクの上にセットし、スモークチップを入れて火にかけます。


霜鳥の「当店は自家製の多い料理店ですからどうかそこはご承知下さい。」


スモークチップはギリギリの量で用意すると、足りなくなったときに面倒です。最初に「少し多いかな?」という量でセットしましょう。

万が一に備えて近くに水と燃えカス入れを用意しておきましょう。


霜鳥の「当店は自家製の多い料理店ですからどうかそこはご承知下さい。」


最初はチップから煙がでてくるまで強火にかけます。


煙が出てきたら、フタを閉めて煙をスモーク缶の中に充填させます。


霜鳥の「当店は自家製の多い料理店ですからどうかそこはご承知下さい。」


煙が缶の隙間から勢いよく出てくる頃になったら、フタを開け、鴨を入れます。


霜鳥の「当店は自家製の多い料理店ですからどうかそこはご承知下さい。」


と同時に、火を中火から弱火に落とし、煙の出方を調節します。


霜鳥の「当店は自家製の多い料理店ですからどうかそこはご承知下さい。」


「煙の量がどれくらいですか?」と聞かれそうですが、なかなか活字で伝えるのは難しいです。


庫内温度は90~100℃に保ちます。


霜鳥の「当店は自家製の多い料理店ですからどうかそこはご承知下さい。」


温度の調節、煙の量の調節を火の強さで小まめにチェックします。


最初に鴨を入れてから8分が経過しました。表と裏を入れ替えて、また8分ほど燻製します。


霜鳥の「当店は自家製の多い料理店ですからどうかそこはご承知下さい。」


「8分→入れ替えて8分→入れ替えて6分」という工程です。場合によって微調節はあります。


霜鳥の「当店は自家製の多い料理店ですからどうかそこはご承知下さい。」


燻製が終わったら、引き上げて粗熱をとります。


指で押してみて、弾力がでていればOKでしょう。

生焼けは危険です。切って確認してみましょう。


霜鳥の「当店は自家製の多い料理店ですからどうかそこはご承知下さい。」


このように押して見ると水分が浮き出てくるようであれば大成功です。


これを冷蔵庫にラップを巻いて入れ、2,3日寝かせれば完成です。


薄く切って盛り付けます。ピクルス も添えてみました。


霜鳥の「当店は自家製の多い料理店ですからどうかそこはご承知下さい。」


赤ワインやウイスキー等と相性抜群です。


90℃という温度の中でゆっくり熱を入れていくことで、ローストビーフの様な仕上がりになります。


温燻というのは短時間で燻製ができる手法ですが、あまり家庭向きとはいえませんね。煙の量は非常に多いため、屋外ですることをオススメします。



温燻は様々な素材に対応できる為、覚えておくと便利です。

やり方次第でかなりのバリエーションがあります。


「上手くできない」「失敗した」等の色々な事を聞きます。


僕も最初から上手にできたわけではありません。

数え切れない失敗があって現在に至っています。


失敗する事でそこで学習し、上達するわけです。

それこそが技術だと思います。


失敗を恐れるくらいなら、最初からやらない方がいいんじゃないですかね。

厳しい言い方かもしれませんが、技術を磨くって楽じゃない事だと思います。


燻製に関しては今まで勉強もいっぱいしました。

失敗も成功も数え切れないくらい経験しました。


だから今は「新潟一のスモーキスト」又は「煙の妖精」と自負しています。


当ブログでも燻製でできる新しい可能性をこれからもご紹介していこうと思います。


今後ともよろしくお願いします。







榮倉奈々ちゃんカワイイですよね。


「歯に挟まったパイナップルの繊維が、舌の力だけでとれると…、気持ちいいですよね?」




早いもので当ブログも1周年を、越えてましたね。(1ヶ月くらい過ぎてますが)

まぁ、最初の頃はたくさん更新してたなぁ…、と関心してしまいます。

それが…、今や…


初心忘れるべからず (世阿弥)


頑張りたいんですけどね、いささか、ネタ切れでしょうか。



先日仕事を終え、家路を急いでいると、前方に○○君(地元の同級生)が歩いていました。

「○○君がどうしてこんな所で、こんな時間に歩いているんだろう?」と一瞬「?」と思いましたが、


久しぶりだったので後ろから「○○く~~ん!」と声をかけました。

何度か呼んだのですが、後ろに気付いてくれないので、近寄っていき、あと2mといったところでやっと振り向いてくれたのですが…………





「○○君じゃない!!!!!」




こういう時って恥ずかしいですよねぇ~!?




えっ、その後どうしたかって?


間違えたって認めてしまうと恥ずかしいので、そのまま「○○く~ん!」「○○く~ん!」と呼び続けながらその人をを追い越して、次の角で曲がりました。

あたかもその人の先を○○君が歩いていて、その角で曲がったという設定で…


多分その方も「コイツ、俺のことを間違ったな!」と気付いているとは思いますが…




さて本日からは「鴨の燻製」です。


燻製は僕自身、得意とする料理法(?)なのですが、今まで紹介したものは殆どが「冷薫(れいくん)」という、

「スモークウッド等を使って、低温、長時間」の薫製がメインでした。

ex…スモークサーモンハモン・セラーノスカモルツァ



今回は「温薫(おんくん)」という、「スモークチップを使って、高温、短時間」の薫製を細かく紹介したいと思います。

ex…いぶりがっこ



今回使用する鴨はマグレカナール(仏:magret de canard)という品種を使います。カナールは鴨という意味です。


マグレ種というのは、フォアグラを取る為の鴨であります。


よって、フォアグラを作るために鴨を太らせるため、他の種の鴨より身厚で大きく、運動量が少ないので柔らかい肉質が特徴です。

一般的にもこのマグレ種は手に入りやすく、割りに安価です。

フランス産、ハンガリー産の物が有名です。


少々語弊のある言い方かもしれませんが、鶏でいう「地鶏」と「ブロイラー」、鴨でいう「野鴨」と「マグレ種」というと想像が容易かと思います。



主に冷凍されている場合が多いので、1日冷蔵庫で解凍させます。


皮を下にしてまな板の上に置き、真上から見てはみ出している皮を切ります。


霜鳥の「当店は自家製の多い料理店ですからどうかそこはご承知下さい。」

次にひっくり返して、皮に残っている羽、毛根を毛抜きなどを使って丁寧に抜きます。


霜鳥の「当店は自家製の多い料理店ですからどうかそこはご承知下さい。」

バット等に鴨を置いて、塩を振りかけます。


霜鳥の「当店は自家製の多い料理店ですからどうかそこはご承知下さい。」

画像のように、真っ白くなるくらいが目安です。

塩をふり、黒胡椒を挽いたら、裏を返して同様にします。


香味野菜、ハーブを用意します。

玉ねぎ、人参、セロリ、ニンニクは薄くスライスします。

ローズマリー、タイム、セージ、パセリの茎、ローリエは粗くみじん切りにします。


これらのミルポワを袋に入れます。


霜鳥の「当店は自家製の多い料理店ですからどうかそこはご承知下さい。」

バット等で漬ける(マリネする)場合もありますが、ビニール袋の方が意外と冷蔵庫の中で省スペースだったりします。


この袋の中に、先程の鴨を入れます。


霜鳥の「当店は自家製の多い料理店ですからどうかそこはご承知下さい。」

ここに赤ワインとポートワインを入れます。


霜鳥の「当店は自家製の多い料理店ですからどうかそこはご承知下さい。」

量は適宜といったところでしょうか、割合はおおよそ1:1です。


これらが漏れないようにしっかり口を閉じます。できるだけ空気を入れないようにします。

漏れるか心配な場合は袋を2重にするなどで対処しましょう。


霜鳥の「当店は自家製の多い料理店ですからどうかそこはご承知下さい。」

このまま冷蔵庫で2、3日寝かせます。(最低でも24時間は寝かせてください。)



続きは2、3日後で。





唐突ですが、ワタクシ、コーヒーが大好きです。


コーヒー好きと言っても、コーヒー通ではない為全く詳しくありません。

違いのわからない男です。

普段はもっぱらインスタント派です。


最近、自宅の近くにカフェができました。

このカフェ、以前から通っていた(といっても多い時で週1)所が移転してきました。

家から近いし、仕事の前に今まで以上に通いたいと思います。


しかし、こういうバリスタの仕事ってつくづく「スゲェ!」、「カッコイイ!」、「大変そうだなぁ」と思ってしまいます。

もう少し世間も「バリスタ」という仕事にスポットを当ててもいいのでは?と感じてしまいます。


例えば、ドラマの主人公がバリスタで木村○哉さんが演じたりとか、情○大陸にバリスタの人が取り上げられるとか、○メトーークでコーヒー芸人特集とか…


バリスタが世間の人達に広く認知されるように僕なりに考えてみました。


「夏子の豆(仮)」


父・豆彦の形見の喫茶店を、大手コーヒーチェーン「サターンバックスコーヒー」に乗っ取られた女子高生・夏子(仮)は、父の店の再建を誓い、喫茶の道に入る。

たかがコーヒーだと馬鹿にしていた夏子だが、次第にコーヒーの奥深さに魅了されていく。

幻のコーヒー豆を求めて夏子が旅をしたり、コーヒー豆相場に渦巻くオイルマネーの陰謀に翻弄されたり、

コーヒーチェーンがやたらフェアトレードを強調する理由を知り、殺されかけたり…

バリスタ、ド・トオルとの恋。世界一のフレンチローストを作る職人集団「桜焙煎」に弟子入り。

最終決戦はラテ王「我がコーヒーに一滴の悔いなし(決め台詞)」との戦い。


ってどうですかね?僕、原作者になれますかね?


最近自分でも何のブログなのか分からなくなってきました。


さて、そろそろ本題です。


暦の上では既に秋。そうでなくても9月に入れば充分秋です。

「夏野菜特集」なんて言ったものの、明確な終わりがないので、今回で(夏野菜は)最終回。にします。


そんな感じで今日もレッツ自家製!


本日は「コーンポタージュ(英:corn potage)」です。

「コーンポタージュが嫌い!」って言う人は僕の周りにはいないように思えます。

「ポタージュと言えばコーン」というくらいもはや代名詞になっています。ク○ールさんの営業努力かと思います。


ちなみに英語の「corn」は穀物全体を指す言葉であります。

アメリカ・北アメリカ・オーストラリアでは特に断りがなければ「corn = とうもろこし」ですが、イギリスでは「maize」です。


とうもろこしの起源は実はよく分かっていません。祖先野生種が見つかっていないのです。


しかし、紀元前5000年頃までには南北アメリカ大陸で主要農産物となっており(アマゾンを除く)、マヤ文明、アステカ文明でもとうもろこしが栽培されていたことが知られています。


1579年ポルトガル人によって日本にも伝えられました。

実際、本格的な栽培が始まったのは明治初期にアメリカから北海道に「スイートコーン・デントコーン」が伝えられてからだそうです。


ちなみに漢字では「玉蜀黍」で、

日本方言大辞典によると、標準的に「トウモロコシ」という呼び方の他に地域によって267種の呼び方が掲載されています。

僕の実家では「トウキビ」と言ってました。



最初に玉ねぎ、セロリを薄くスライスします。


霜鳥の「当店は自家製の多い料理店ですからどうかそこはご承知下さい。」 霜鳥の「当店は自家製の多い料理店ですからどうかそこはご承知下さい。」

鍋にバター を入れて、スライスした玉ねぎとセロリ、一つまみの塩を入れ弱火で半透明になるくらいまで炒めます。


とうもろこしの種(可食部)の部分を包丁でそぎ落とすようにして取り出します。


霜鳥の「当店は自家製の多い料理店ですからどうかそこはご承知下さい。」 霜鳥の「当店は自家製の多い料理店ですからどうかそこはご承知下さい。」

とうもろこしと水、さらにコンソメ を先程の鍋に入れ、弱火で20~30分煮ます。この間出てくるアクを丁寧に取り除きます。


霜鳥の「当店は自家製の多い料理店ですからどうかそこはご承知下さい。」

塩と白胡椒で味を調節して、常温になるまで冷ましたら、ミキサーで細かく砕きます。


霜鳥の「当店は自家製の多い料理店ですからどうかそこはご承知下さい。」

シノワで漉して、再び鍋に戻します。


霜鳥の「当店は自家製の多い料理店ですからどうかそこはご承知下さい。」

ここにさらにとうもろこしを加えて、つぶつぶの食感を出します。


霜鳥の「当店は自家製の多い料理店ですからどうかそこはご承知下さい。」

弱火で10分程煮たたせたら、ここに牛乳と生クリーム(場合によってはバター)を加えて、再び味を整えれば完成です。


霜鳥の「当店は自家製の多い料理店ですからどうかそこはご承知下さい。」

器に盛って、パセリのみじん切りを飾れば完成です。冷製でもおすすめです。


霜鳥の「当店は自家製の多い料理店ですからどうかそこはご承知下さい。」


とりあえずブログにアップしますが、完全に事後報告です。

既にこのポタージュは終了してますからね。

9月からはいよいよこちら のポタージュ再販です。


今シーズンもどうぞよろしくお願いします。




梅干の仕込みも今日で27日目になりました。


3日間干して、取り込んだ梅です。


霜鳥の「当店は自家製の多い料理店ですからどうかそこはご承知下さい。」

今年もなかなかいい色がでました。

祖母は特に色を出す事に集中しています。

このレシピも梅干の色を出す事に特化したレシピだと思います。


一般的な梅干は、「3日干した後、最後の夜露にあてる」という工程がありますが、

あまり難しく考えず、「3日干した後取りこんで、そのまま次の日に壷に戻す」と考えればいいと思います。


そして、最初の段階で分けて、別にしておいた大きな赤紫蘇で梅干を包みます。


霜鳥の「当店は自家製の多い料理店ですからどうかそこはご承知下さい。」

一つ一つ心を込めて包んでおります。

これが、この「謹製 梅干」の最大の特徴です。


どうして包むのか、ひいお婆さんに聞きたいところですが、それはもうできません。

ただ、できるだけ大きな梅で作るため製造工程の中で梅の実が崩れてしまう場合があります。

これを留めるという意味もありますが…


霜鳥の「当店は自家製の多い料理店ですからどうかそこはご承知下さい。」

祖母とひいお婆さんは家族が食べる分だけに作るのに、このような手間をかけたというのは、

きっと家族の健康を想い、家族の元気を支えたいと思っていたことに違いはないでしょう。




これを瓶の底に並べます。


霜鳥の「当店は自家製の多い料理店ですからどうかそこはご承知下さい。」

最後に、細かい赤紫蘇と、残った赤梅酢を入れ、落し蓋をします。


霜鳥の「当店は自家製の多い料理店ですからどうかそこはご承知下さい。」

ここまでくればあまりカビの心配はありませんが、不安な場合はここに焼酎を霧吹きでかけて、重しをして1年間寝かせます。


保存する場所は常温でよいのですが、直射日光の当たらない、あまり温度変化が激しくない冷暗所というところがベストです。


これで、梅干の仕込みは終了です。


それでは、1年後の完成をお楽しみに。



昨日取り込んだ梅と紫蘇を再び干します。






霜鳥の「当店は自家製の多い料理店ですからどうかそこはご承知下さい。」 border=


昨日より幾分色が赤くなっています。




干されている紫蘇を一掴みとり、赤梅酢に少し浸します。




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これを時々梅に塗ります。




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言葉は悪いですが、紫蘇をモップのようにして、赤梅酢を梅に塗る感じです。


こうすることで梅が更に赤くなります。




一般的にザルなどで干しますが、このようにへぎ(バット等)の方が周りも汚さず、何より貴重な赤梅酢を無駄にしません。




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時々表と裏を返してまんべんなく日光に当て、赤梅酢を塗ります。


この作業を後1日続けます。






何故梅を干すのでしょう?


簡単に言うと、これは梅を干す事で保存性を高めるということです。


「干す」という作業を省く場合は「梅干」ではなく「梅漬け」と言います。




梅にはもともと「クエン酸」という強力な殺菌成分が入っています。


日光に当て、乾燥させることで凝縮させ、さらに保存性を高めます。


一説では干す事で梅の保存性は1000倍に高まるそうです。




科学的な解釈では「塩漬け、乾燥、紫外線、クエン酸」で理想的な保存食品になるそうです。




現在確認されている最古の梅干は奈良県・中家に伝わる梅干で天正4年(1576年)に漬けられたものが良好な状態で保管されているそうです。(補充ができないため試食はされていないそうです。)


同家に伝わる江戸時代・安永年間に作られた梅干を試食したところ、全く問題なく食べれたようです。






当梅干は完成まで1年を予定しています。


実際は干して、つけた後3ヶ月後あたりから食べれるらしいのですが、


祖母曰く、2年ものが最高においしいそうです。




梅を干す、日光に当てるということですが、なにか真夏の日差しを溜め込んでいるような、そんな感じに見えてきます。




もう1日干したら、梅を漬けて1年寝かせます。


次回は梅干の仕込みとしては最終回になります。


干した後の梅干しの処理です。



梅と紫蘇をつけてから9日が経過しました。


梅雨明け後の7月後半から8月の前半頃、天気予報等で晴天が続きそうな日を狙って干します。


このことを「土用干し(どようぼし)」と言います。

1年の中で1番暑い土用の丑の日に干す事からこのような名前がついたそうです。


しかし、必ずしも「土用の丑の日」にこだわる必要はありません。

土用の丑の日の前後の晴れの日が続く時を見計らって干します。


一般的に3日間干し、最後には夜露にあてる。というのがセオリーですが、あまりこだわりすぎず、臨機応変に対応します。

干し過ぎると梅がカラカラになってしまい干し梅のようになってしまいます。



梅をへぎ(またはバット)に重ならないように並べて、直射日光に当てて干します。

1日1回上下を返して、梅全体に日光を浴びさせます。


霜鳥の「当店は自家製の多い料理店ですからどうかそこはご承知下さい。」

赤紫蘇も干します。大きな葉の赤紫蘇もガーゼから取り出し、一緒に干します。


霜鳥の「当店は自家製の多い料理店ですからどうかそこはご承知下さい。」

また、干し終わったあと保存する容器はよく消毒した後、赤梅酢を入れ、瓶ごと日光にあて干します。


霜鳥の「当店は自家製の多い料理店ですからどうかそこはご承知下さい。」

丸1日日光に当てたら、取り込みます。



干す作業の1日目はこれで終了です。


次回は干す作業2日目(梅干の仕込みから25日目)です。



梅の入荷から3日経ちました。


梅は黄色くなり、触ってみると少し柔らかくなったかな、といったところです。


霜鳥の「当店は自家製の多い料理店ですからどうかそこはご承知下さい。」

あまり熟しすぎると腐敗が始まってしまうのでこの辺で仕込みに入ります。

全体が黄色くなったらOKです。

傷や打っているところから腐敗しているものも出てきます。これらは使えません。


最初に竹串等を使ってヘタを取ります。


霜鳥の「当店は自家製の多い料理店ですからどうかそこはご承知下さい。」

次に水に3~4時間浸してアク抜きをします。


霜鳥の「当店は自家製の多い料理店ですからどうかそこはご承知下さい。」

水に浸しすぎると、梅に水が染み込んでしまうため、程ほどにします。


これらを水からあげ、柔らかく清潔な布で水分を拭き取ります。


霜鳥の「当店は自家製の多い料理店ですからどうかそこはご承知下さい。」

次に綿棒を使って、ヘタに残っている水分もしっかり取り除きます。


霜鳥の「当店は自家製の多い料理店ですからどうかそこはご承知下さい。」

これらの梅をボウルに入れ、焼酎を入れます。


霜鳥の「当店は自家製の多い料理店ですからどうかそこはご承知下さい。」

ボウルの中で転がすように焼酎をまんべんなく絡めます。

これは梅の表面の殺菌が目的です。


全体に焼酎を絡ませたら、キッチンペーパーで焼酎を拭き取ります。


霜鳥の「当店は自家製の多い料理店ですからどうかそこはご承知下さい。」

先に下処理を行っていた赤紫蘇と梅を、よく消毒した容器に交互に重ねるように入れていきます。


霜鳥の「当店は自家製の多い料理店ですからどうかそこはご承知下さい。」

紫蘇の下にしまっておいたガーゼで包んだ大きな紫蘇の葉は一番上に置きます。

そして上から落し蓋をして、重石をかけます。


霜鳥の「当店は自家製の多い料理店ですからどうかそこはご承知下さい。」 霜鳥の「当店は自家製の多い料理店ですからどうかそこはご承知下さい。」

表面にカビが発生する場合があります。

これを防ぐ為に焼酎をキリフキに入れ表面にかけることもあります。


もし表面にカビが発生したら、取り除いて捨てます。


ゴミなどが入らないようにフタ等をして、このまま1週間以上冷暗所で放置します。



次回から「干す」作業に移ります。

天気のいい日を見計らって干しますが、その前に最低でも1週間はこの状態でしっかり漬けておきます。