ハセガワ 1/24
ランボルギーニミウラ P400SV
製作記 ① 仮組み〜ボディ塗装編
久しぶりにスーパーカーを作ります。
今回は『ハセガワ』の「ランボルギーニミウラ P400SV」です。3年ぐらい前に買って、積んであったたキットです(笑)
「ミウラ」と言えば、飛鳥ミノルの愛車です。「サーキットの狼」世代にはたまらない車ですね。
一年前に同じ『ハセガワ』さんの「ランボルギーニイオタ」を作りました。今回は「イオタ」の隣に並べる、カッコいい「ミウラ」を作ります。
※ 以前作った「ランボルギーニイオタ」の製作記はこちらからどうぞ。
ボディを見ていきます。どこからどう見てもカッコイイ「ミウラ」ですね。特徴的な各部膨らみ、ラインが綺麗ですね。
でも、古いキットです。金型もお疲れ気味のようで、変なバリや、ヒケが結構ありますね。
パーティングラインがエッジに沿って出ているので、丸めないように消すのが面倒です。これは丁寧に表面処理をしないとですね。
気になったのは、ボンネットの両端(フェンダーの上部)の膨らみが、もう少しなだらかだったら良いかなぁ〜って感じ。
でもここに手をつけると、大変そうなので、見なかった事にします(笑)
リアから見たラインが良いですね。変なバリはありますけど、特徴的な膨らみが綺麗に再現されてます。
後は全体的にモールドが太いです。塗装に備えて彫りマシは必須なんですが、一度全部埋めて掘り直そうか?悩み所ですね〜。
黒系パーツ群です。以前作った「イオタ」とほとんど同じパーツ構成です。特に問題無いと思います。
メッキパーツは、メッキの影響で全体的にモールドがたるいです。妙なギラギラ感も下品に見えるので、落としちゃおうと思います。
クリアパーツで気になったのは、ウィンドウのフロントとサイドが繋がってる点。これって合わないんだよなぁ〜。「イオタ」でも苦労しました。
ここから仮組みに入ります。
先ずは懸案のウインドウパーツ。
やっぱり合わないですね。上の方に隙間が出来ます。どう押さえてもカドの部分が浮いちゃいます。さてどうしたものか…?
次に車高のチェックです。
普通にシャフト周りだけを組んで、タイヤとホイールをつけてみます。珍しく、一発で決まりました。車高落とさなくて良いようです。
前から見るとこんな感じです。タイヤが内側に入ってますが、「ミウラ」ってこんな感じですよね。
ここから下地作りをしていきます。
先ずはボディ全体に『ガイア』の「サーフェイサーEVO」を吹きます。
これはパーティングラインを見易くするのと、ボディ表面を一枚落としてヒケを除去する目的です、いわゆる捨てサフですから、綺麗に吹く必要はありません。全体にサッと吹きます。
ここから600〜800番のペーパーで、パーティングラインを除去していきます。
このキットのパーティングラインは、全体的にエッジに沿って乗ってます。エッジを丸めないように除去していきますが、はっきり言って面倒です(笑)
テールのエッジ当たるラインが、パーティングラインの影響でガタガタしてます。
エッジを丸めないように優しく除去していきます。
次に、今後の重ね塗り塗装に備えて、モールドを彫り増ししておきます。脱線防止のために、力を入れずに軽い力で彫っていきます。
まぁそうは言っても、普段の戦闘機に比べれば楽勝ですけどね(笑)
ボディ表面を軽くやすってみると、かなりのヒケが出てきますね(笑)ここから水研ぎしていきます。
800番のペーパーで表層を一枚落としてあげます。その際、消しゴムを当て木にしてあげると削り易いです。
表面の捨てサフが落ちたら、綺麗に均一になったという事です。
更に、表面をメラミンスポンジで磨きます。800番でついた傷を消してあげます。この後、水洗いしてボディをチェックします。
細かいヒケが手強いです。パテは使いたくないので、地道にペーパーとスポンジで均してあげます。
塗装前にサイドインテークや、サイドスリットを接着しておきます。
これがまさかのメッキパーツ!でした(笑)
しかし、ドア脇のサイドスリットがどうしてメッキパーツになってるんでしょうね?もちろんメッキは落としましたよ(笑)
ドアにスジ彫りの脱線後を発見!この段階で、他の部分も含めて修正しておきます。
こういう時、『タミヤ』の「イージーサンディング」って便利です。サフ吹き、修正を繰り返します。
下地処理の終わったボディに、セミグロスブラックを吹きます。透け防止も兼ねて、裏にも吹いておきます。
まぁ黒なら何でも良いんですけど、綺麗な下地になるようにムラに注意して吹きました。
乾燥したら、キズやホコリをチェックして、1500番〜2000番までペーパーがけします。その後メラミンスポンジで塗膜を仕上げます。
ボディ表面が均一になるまで、セミグロスブラック吹きからの、磨き作業を繰り返します。
下地のグロスブラックを吹きました。なかなか良い艶が出てますが、研ぎ傷が消えてませんでした。残念ながらサフ吹きからやり直しです(泣)
メラミンスポンジで再度磨いて、黒サフを吹きます。これで磨きキズは綺麗に消えました。その上から、今度はツヤありのグロスブラックを吹いて、下地塗装第一段階の終了です。
下地塗装第二段階です。シルバーは手元にあった、希釈済みの『フィニッシャーズ』の「CLKシルバー」を吹きました。
今回はキャンディ塗装に挑戦します。その為のシルバーの下地作りです。このままシルバーの「ミウラ」としても通用するようなシルバーにしました。
乾燥後、表面のザラつきをメラミンスポンジで軽く磨いてツルツルにします。なかなか良いですね。
このままシルバーミウラでも良いかなぁ〜なんて思ったりして…(笑)
今回の「ミウラ」は、ゴールドのキャンディ塗装に仕上げたいと思います。
そこで、『クレオス』の「GXクリアゴールド」を買ってきました。
目指すのはゴールドは、昔あった「ファンタゴールデンアップル」みたいな金色です(笑)
このクリアゴールドは初めて使うので、プラスプーンにテスト吹きします。
シルバーの下地に、1:1に希釈したクリアゴールドを吹きます。これは4回吹き重ねた状態です。まぁこんなもんでしょうね。
ファンタゴールデンアップルとは違いますが、なかなか良い色じゃないでしょうか?
塗料の希釈は、1:1よりほんの少し濃いめにしました。
先ずはモールドや、エッジ部分など、塗料の回りにくい吹いていきます。
ニードルを絞って、細吹きで軽く乗せていく感じです。この段階では、もちろんツヤは全く気にしません。
次に、ニードルを開いて全体に吹いていきます。ドライからセミウェットぐらいの感じです。
下地のシルバーを溶かさないように、遠目からザラ吹き気味に塗料を乗せていきます。
この状態は2回吹き重ねた状態。塗装面はザラザラですが、全く気にしません(笑)それよりもムラにならないように気をつけます。
ツヤもそれほどでもなく、半ツヤレベルです。
キャンディ塗装って、重ねれば重ねるほど色か濃くなっていきます。
この状態で4回重ねた状態。4回目は、少しウェット気味に吹いてます。
色の濃度はこのぐらいで良いかなぁ〜って感じですかね?まぁまぁ良い感じです。
最後にカップに残った塗料と、同量のラピッドシンナーを加えて、薄めた塗料を吹いていきます。垂れるギリギリを狙って、テロテロウェットに吹いていきます。
正直、ツヤはそれほど出ませんでした。ツヤと半ツヤの中間ぐらいの感じです。
まぁツヤは、この後のクリア吹きと、研ぎ出しで出していこうと思います。ここから3日放置します。
3日放置して乾燥したので、クリア吹きです。
1:1に希釈したガイアの「EXクリア」を吹いていきます。最初の2回はやや遠目に、ザラ吹き気味にふいてます。
クリアゴールドを侵さないように、5分間隔ぐらいにザラ吹きしました。
3回目はカップ全量を、ややウェット気味に吹いていきます。
下地の金色は特に問題無いようです。磨く前の状態ですが、良い感じにツヤが出てくれました。
クリアが乾燥したら、中研ぎを入れていきます。
2000番のペーパーと、ラプロス6000で磨きます。まだ中研ぎなので、あまり攻めません(笑)
クリア層の波打ちを取ってあげます。埃もけっこう噛んでました。諦めて、取れる範囲で除去します。
中研ぎ後、3倍希釈の薄めのクリアを吹きます。30分間隔ぐらいで、4回ほど吹きました。
更に埃を噛みました(笑)良く見ないとわからないので、これで良しとします。
最後の研ぎ出しに備えて、10日ぐらい乾燥させようと思います。
個人的にはなかなか良い感じのゴールドになったんじゃないかなぁ〜と思いますが、どうでしょうね?
ボディ乾燥中は、シャーシやコクピットを作っていこうと思います。
次回もお付き合いください。