元イタリアンシェフが営む「トマトラーメン」の新店
今年の3/11に、つくば市吾妻にオープンしたばかりの新店『麺道 千里』さんに初訪問です。
場所はあの『Roots』さんがあった場所です。懐かしいですね。
こちらは元イタリアンシェフが作る「トマトラーメン」が売りのお店です。
「トマトラーメン」と言えば、桜川市に移転した名店『ベンベラ』さんの印象が強いです。つくば市で、トマトラーメン専門店は久しぶりです。
メニューの汁そばは、トマト系のバリエーションです。パスタみたいなまぜそばや、和え玉も充実してます。
初訪ですから、基本の「トマトラーメン」を注文しました。
トマトラーメン ¥950
スープのベースは鶏かな？大量のホールトマトを加えて煮込んだ文字通りの清湯トマトスープです。
出汁感よりも、トマト由来のリコピン、酸味を強く感じます。これはトマトそのまんまのスープです。トマト嫌いでも食べられるとありますが、ホントのトマト嫌いには絶対無理でしょうね（笑）
これがラーメンスープかと言うと、出汁感が弱いので、ちょい微妙な感じもしますが、ラーメンにはルール無しですからね。
麺は『菅野製麺』製の低加水平打ち中太麺。茹で加減は柔らかめ。スープとはイマイチ絡まない感じ。
平打ちっていうのもあるし、トマトスープの影響もあると思うけど、やっぱりパスタ感、フィットチーネみたいな印象が強いですね〜。でも、これって実は店主さんの目論見通りって事でしょうね（笑）
鶏胸肉の低温調理チャーシューは３枚。バジルとブラペの風味が良いですね。柔らかくて美味しいです。
焼きトマトは、オープンでじっくり焼いてるのが良く解る流石の逸品です。水分がしっかり飛んで、トマトの旨味が凝縮されてます。
後は万能ネギが散らしてありますが、950円のラーメンの具材としては、正直ちょっと寂しいですよね〜（笑）
卓上の唐辛子オイルと、ニンニクのオイルを加えると、スープ全体が麺にちょっと馴染んだ感じに進化します。
味わいもトマト一辺倒から、ちょっと変わってきて美味しくなりますね。
麺量が少ないのであっさり完食。足りない人は、替玉かリゾットセットを別に注文すると良いんでしょうね。やっぱり割高感が残りますね…（笑）
総じて…
文字通りのトマトラーメンです。
普通のトマトラーメンです。もう少し肉の旨味をスープに加えたり、具材を増やす等、改良点はありそうです。
ラーメンというよりは、イタリアンに振り過ぎてるような感じがしますが、これも店主さんの目論見通りなんでしょうね。余計なお世話ですね（笑）
ラーメン屋然としたイメージの屋号とは違う、オシャレ系洋風トマトラーメン。女性のお客さんが多いのも納得です。正直、鬼門の場所ですが頑張って欲しいです。