蹴鞠について、ご存知の方も多いと思いますが、実演を見ることはなかなかできません。
四万十市は今年は開府550年ということで、各種のイベントが開催されつつありますが、5月3日の藤祭りの際に、京都から蹴鞠保存会の皆さんを招聘して、一条神社で実演がありました。
歴史では、蹴鞠は600年代、仏教などと共に中国より日本へ渡来したとされます。中大兄皇子が法興寺で「鞠を打った」際に皇子が落とした履を中臣鎌足が拾ったことをきっかけに親しくなり(『日本書紀』)、
これがきっかけで645年に大化の改新が興ったことは広く知られているようです。
たまたまこの日、一条神社の総代の一人として、裏方をやっていましたので、運よく蹴鞠の実演を目の当たりにする機会がありました。
その時に撮った動画をご紹介いしたかったのですが、写真でご容赦ください。
ここが蹴鞠の会場
神社でお祓いを受けて
蹴鞠がスタート
蹴鞠保存会の皆さん9名が、はるばる京都から招へいされて、
蹴鞠を披露しました。
年齢制限なし、事件制限なし、勝敗もなし、という、何とも日本らしい
優雅なスポーツでしょうか。
しかし鹿革で作った毬を蹴るには、それなりのルールがあり、
代々蹴鞠を伝えていく家系も決まっていたらしく、調べてみると奥が深い部分がありますね。
古代版のサッカーとまではいかないかもしれませんが、現代人には、
いささかスピード感には欠けるかもしれません。
完