最近TVで話題の「もんげーバナナ」って、ご存知ですか?
輸入品ではなく、日本で栽培された国産バナナですって。
最大の特徴が、皮ごと食べられる高糖度バナナだといいます。
化学肥料も使わない、無農薬で甘いバナナが岡山県で栽培に成功しているそうです。
農業の経験者として、どんな栽培方法なのか、早速しらべました。
この絵が全てを語っています。
糖度も普通のトマトより1.5倍も甘いといいう。
つまり苗を180日かけてマイナス60度にまで凍結させるそうです。
そして、時間をかけて自然解凍させた苗をハウスで、しかも加温しないハウスで栽培ができるそうです。
この栽培法は、応用がひろく、パイナップルでもコーヒーの木でも
何にでも応用可能で、しかも生育期間が短いそうです。
つまり、植物にストレスを与えると、懸命に糖度を高めようとする性質があるそうで、人間って悪るですね。
早速岡山の友人に購入を依頼しましたら、毎週金曜日が売出しで、
今日も購入できなかった・・と、人気沸騰の商品だそうです。
四万十市でこのバナナ栽培のハウスを作りたい・・夢が膨らみます。
この話を聞きながら、人間も同じかも・・と思いました。
幕末の明治維新を実現させた経緯を見ていると、
一見して薩長土肥の各藩から人材が出ています。
土佐藩を見ると、確かに幕末には、坂本龍馬、中岡慎太郎、岩崎弥太郎、板垣退助、山内容堂、樋口真吉などなど、命がけで維新に参加した人材が輩出しました。
それに引き換え、お隣の宇和島藩は、伊達宗城公が見事な政治を行い、藩士を長州征伐にも、戊辰戦争にも出兵させず、死者を出していませんから、さして人材は出ていないかのようです。
伊達藩では若者のストレスが少なかったと言えそうです。
これは裏を返せば、土佐藩の山内家の統治が、ひどかった。
上士、下士の身分制度の酷くて、当時の若者にとってストレスが高かったのではないでしょうか。
教育費の無償化などの議論は、実は人材育成には逆行しているのかもしれません。
ふと、食物も生物も、環境のストレスが高いと、それに対抗していく要素が機能するんでしょうね。
もんげーバナナと人間を同時に議論するのは、飛躍がありますが、
原理としては間違っていないですよね、と得心しました。
完





