アジリティとクイックネス

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アジリティとは、敏捷性のことをいいますが、この能力を向上させるために知っておくべきことは、この言葉の意味を知ることです。
 
敏捷性=スピード+正確性からなるもので、現在ではよく行われているラダートレーニングとは異なる能力です。
ラダートレーニングは俊敏性に当たり、クイックネスです。
 
 
 
どのような違いがあるのかというと、敏捷性は正確性を必要とし、ある一定の決まりを作る必要があります。
例えば、反復横跳びです。
 
これは3本のラインに対して横跳びをし、跨ぐことでポイントが加算されていきますが、これを跨がないで横跳びをした場合ポイントにはなりません。
 
 
このように決まりがあり正確に行わないといけないという基準があります。
 
 
 
ですが、これがラダーになると意味が変わってきます。
 
 
 
ラダーというのは、梯子のような枠がいくつかありますが、これを様々な種類のステップで跨いでいきますが、足を引っかけてしまい形を崩しても減点にもなりませんし、その後も行えるのであれば行うことができます。
 
 
 
このラダーの目的は、筋肉の収縮速度を維持するという目的があります。
 
 
正しく行うことではなく、とにかく速くステップをすること、できるだけ地面との接地時間を短くすることを目的とし、仮にラダーがなくても線や目印を置き、より速くステップを繰り返すことで目的を達成することができます。
 
 
 
 
【敏捷性=アジリティ】
 
 
1、向かって右へサイドステップ→切り返し=体重を逆側へ運び、踵で地面を押す。
 
2、逆側へサイドステップ→切り返し=1と同じ
 
3、真ん中までサイドステップし、フロントランへ=重心を前に運ぶ
 
4、切り返してバック層でフィニッシュ
 
 
 
これは簡易な例ですが、サイドステップをしてそのときの足や重心移動に決まりをつくり、それを正確にスピーディに行うことがアジリティです。
 
 
はじめからスピードを求めすぎると、正確性が損なわれて正しい動きができません。
 
まずは正確に身体の使い方をするために、遅くてもいいので確実に動きを覚えます。
それができれば、少しずつスピードを上げていき、期間がたてばそのスピードも向上が止まりますので、そのタイミングで難易度を上げるか、種目自体を変えていきます。
 
 
これが敏捷性の向上させるための考え方になります。
 
 
 
 
 
【俊敏性=クイックネス】
 
最後にクイックネスですが、この目的は筋肉の収縮速度の維持です。
 
この意味は、例えばある人の脚の速さが100だとします。毎日クイックネスをしていれば、100を発揮することは可能ですが、動かさないでいると持っている能力は100なのに、実際に動かせる速度は50だったり、60だったりと下がってしまいます。
 
 
 
例えていうなら、機械です。
 
機会は毎日使っていれば問題なく、もっている力を発揮してくれますが、使わない日が続くとさびついてたまに動かすと引っかかりがあったり、思うように動かないということがあります。
 
 
このように筋肉が持っている収縮速度を維持するためにこのクイックネスを考える必要があります。
 
 
そのための手段としてラダーを行いますが、もしラダーがなければ目印を置くか、ラインを引くことで代用ができます。
 
 
 
 
 
このようにさまざまなステップをより速く身体を動かす、地面との接地時間をいかに短くするかだけを考え行います。これがクイックネスの目的になります。
 
 
 
 
実際に動作に大きな違いはあまり見えないように感じるかもしれませんが、この微妙なニュアンスをメニューとして提供するときには分けて行っています。
 
目的に合った方法ができればその結果も見られますが、方法が違ってしまうと当然ですが結果もまた違ったものになってしまいます。
 
 
 
このように考えて敏捷性、俊敏性、フットワークについて考えています。
 
 
 
大事なことはいかに目的に対して、適切な方法がとれるかということになりますね。
 
 
(ネット引用) 
 
 
キラキラ雷キラキラ雷キラキラ雷キラキラ雷キラキラ雷目的に応じ、やり方も変えてトレーニング。きちんと理解できてなければ、やってる内容が違ってきますよ。
やってる内容が違えば、効果も違ってきますよ。