④天龍温泉おきよめの湯編の続き。
飯田線の千代駅。
千代駅は秘境駅ですが、なんと駅から1.2キロほどの位置に高速道路の三遠南信道の千代インターがあり、国内屈指のアクセスのよさを誇るわりと身近な秘境駅。
千代駅からウォーキングをしながら天龍峡を観光して天竜峡駅を目指します。
駅を出たら、いきなり最大の難関である心臓破りの登り坂が待ち受けます。
しかし凄まじい上り勾配です。この時期でも汗ばんでしまうのに、真夏の猛暑下だったらどうなるのだ?
竹林も多いのでヤブ蚊もたくさんいそうな雰囲気です。
やっとの思いで心臓破りの登り坂をクリアすると、道は緩やかな登り坂となります。
今度は三遠南信道の側道を西に向かいます。
アンダーパスの交差点からほどなくして下村展望広場に到着。千代駅から15分ほどかかりました。逆にここから千代駅まではほぼ下り坂なので10分ほどで行けると思われます。
下村展望広場は飲料水の自動販売機と綺麗なトイレもあるので、天龍峡をウォーキングする人たちの憩いの場として貴重な休憩所です。
広場から望む三遠南信道の天龍峡大橋。天龍峡大橋の桁下には遊歩道の「そらさんぽ天龍峡」が設置されています。
橋のたもとにもぐり込むと、そらさんぽ天龍峡のエントランスです。
天龍峡大橋の説明板。キャッチフレーズは「天空にそびえる孤高の橋」。
そらさんぽ天龍峡には展望スペースが設けられています。
展望スペースから天竜川の下流側を望みます。千代駅はトンネルの向こうに位置します。
下村展望広場の対岸は天龍峡パーキングです。天龍峡パーキング側のエントランスから天龍峡大橋を望みます。
そらさんぽ天龍峡は、飯田の新たなる観光名所として人気のスポットです。
天龍峡パーキングは高速道路である三遠南信道の正式な休憩施設です。
が、本線に直接設置されている訳ではなく、天龍峡インターを降りて一般道から進入するかたちです。
なので、高速道路のパーキングと言うよりは公園のような雰囲気です。
トイレとインフォメーションセンターはありますが、売店やレストランはありません。
が、土日祝に限りキッチンカーが来て飲食の営業をしているようで、この日もたこ焼きのキッチンカーが1台来ていました。
少し休憩をしたら、天竜峡駅を目差して遊歩道を歩きましょう。
パーキングの敷地を出ると名勝天龍峡に続く遊歩道が始まります。
遊歩道はヤブ蚊がいるかもな雰囲気ですが、ちょうどいい森林浴です。
ここは天龍峡大橋と天竜川と飯田線の線路が望める絶景ポイントです。
ビューポイントからしばらく歩くいて「よって館天龍峡」に到着。
「よって館天龍峡」は無料で入館できる天龍峡のガイダンス施設です。
天龍峡の見どころをはじめ、歴史・自然・地形の成り立ちなどについて詳しく学べます。
こちらは人気スポットの天龍峡温泉交流館「ご湯っくり」。
先ほど天龍村でおきよめの湯に入りましたが、帰りの列車の時刻までまだ時間もあるし、せっかくなので天龍峡温泉にも入ってみましょう。
露天風呂。
わりと小ぢんまりとした施設ですが、名勝天龍峡のすぐそばにあり、街なかなので皆さん手軽に温泉を楽しんでいる雰囲気です。
孫を連れたおじいちゃんが何組かいたのが印象的でした。
さて、今度は風呂上がりに信州そばを堪能!
を予定していましたが、何と施設内のレストランは14時で営業終了。
温泉が営業している時間はレストランも営業していると思い込んでました、残念。
こんなことなら、おきよめの湯のレストランでそばも食べておけばよかったかも。
最後の望みをかけて、天竜峡駅の近くのお食事処へ。
お店、やってました。
風呂上がりから少々時間はたちましたが、信州そばを美味しくいただきました。
天龍峡で温泉と信州そばを堪能したら、天竜峡駅に向かいます。
駅のすぐそばの天竜川に架かる姑射(こや)橋 に来ました。
千代駅から約2時間ほどウォーキングと天龍峡の観光をして天竜峡駅に到着。
参考までに、天竜峡駅にはタクシーが常駐していますが出払っている場合が多いので、タクシーを利用する際はあらかじめ予約をしておくのがおすすめです。
天竜峡駅のホームへ。丸一日楽しんだ南信濃に別れを告げて、これより帰宅の途につきます。
そらさんぽ天龍峡や名勝天龍峡について詳しくは以下の記事をご覧下さい。