自分で育つしかない時代に「育てる」に代わるスキル | 公務員 島田正樹 〜仕事と私事と志事と〜

公務員 島田正樹 〜仕事と私事と志事と〜

仕事も家族・友人との私事も楽しみながら、魂を燃やして挑む“志事”で社会を変えていきたい! 地方公務員として働きながら、NPO活動、講演、執筆、ワークショップデザイナーなどに取り組む“公務員ポートフォリオワーカー”として活動しています。

 

 

 

昨日は御用納め。

 

日中はお客さんも外からの問い合わせも少なく、いつもより少し落ち着いた雰囲気の職場で、時折後輩たちと会話するゆったりとした時間。

 

 

 

思えば、年度当初と比べて、色々な点で任せられることが多くなったな~と思いながら、

 

同時に

 

具体的にスキルなどを教えたわけじゃなんだよな~と。

 

 

 

 

 

Twitterで見かけてFacebookと両方でシェアしたこちらのnoteの記事。

 

右矢印20代諸君「育ててくれない」じゃない。「自分で育つしかない」んだよ。もう。

 

主旨はまた別の視点があるのかもしれませんが、私の視点では、

 

若者よ、育ててもらえると思うな。

自ら学び。自ら育とう。

 

というメッセージだと読みました。

 

 

 

旧きよき時代は、確かに先輩が一定の時間と手間をかけて育ててくれたけど、今は自分で育つしかないんだよ、ということ。

 

 

その考えにはとても共感します。

 

だって、実際に私の周りもそうだし、私自身もそうやって成長してきたから。

 

しかも、これは若者だけじゃなくて、私たち中堅以上も同じ。誰も育ててくれないし、組織は私たちの成長を保障してくれるわけじゃない。

 

中堅以上の成長を保障しないのは今に始まったことじゃありませんが、これからは今まで保障されていた職場での居場所、つまりは雇用も保障されなくなる。

 

成長も居場所も保障されていた若者は、どちらも保障されなくなり、成長は無くとも居場所が保障されていた中堅以上もその保障を失う。

 

 

 

そして、みんな、自分の成長も自分の居場所も自分の手で獲得するのが当たり前の世の中になっていく。

 

 

 

そういう中で、これまで若手の成長のためにアレコレ教えて一人前にするのも一つの仕事で、その能力が高いと「あの人は後輩を育てるのが上手だよね~」なんて言ってもらえていた、その能力って必要なくなるのでしょうか?

 

 

Twitterで上記のようなことを呟いたところ、同じ地方公務員の友人がつけてくれたコメントに非常に納得しました。それを少し整理すると。

 

・育てる人という概念が変わる

・伴走(伴奏)する人が価値が上がる

 

こういうことだと私は理解しました。

 

 

このコメントを読んで真っ先に思い出したのが、前日にやはりSNSでシェアしていたこちらの記事。

右矢印「新卒は即戦力にならない」は昔の話。鍛え抜かれた学生があなたの会社にも?イマドキ大学生のキャリア教育

 

こちらの記事はワークショップデザイナーの先輩方が講師を務める大学でのキャリア教育についての記事です。

 

 

ここから私が読み取ったのは、

 

・学生の学びの場の変化

・知識の伝達からプロジェクトを通じた経験学習へ

・学びの支援者は、教える者から伴奏する者へ
 

ということでした。

 

 

 

この講義では学生たちは、

 

・たまたま同じ講義をとった学生同士チームを組み

・自分たちで課題を設定して

・協力しながら解決に向けて試行錯誤し

・一定期間内にアウトプットを出す

・互いにフィードバックし合う

 

という経験をします。

 

 

この過程を伴走し、支援するのがこの講座の講師の役割。

 

 

 

実はNPO二枚目の名刺の主力事業であるサポートプロジェクトも同じ構造をとっていて、参加する社会人がNPOなどの団体と一緒になって課題の設定から一定期間内でアウトプットを出しますが、そこに必ずサポートプロジェクトデザイナーというスタッフが伴走します。

 

そして、それが参加した社会人にとって単なる社会貢献ではなくて、その参加者自身の成長にもつながっています。

 

 

 

詳しくは知りませんが、世の中に増えつつある

 

“社会人が期間限定で

 チームを組んで、社会課題の解決に挑む” 系

 

のプログラムはその多くが、参加者の成長を一つの価値とし、そこに何かしらの形でサポートする伴走者がいるのではないでしょうか。

 

 

社会人

社会課題

一定期間

成長

伴走者

 

 

これはそのようなプログラムの定型的な要素です。

 

 

 

ここに先輩ヅラして、分からないことを教える立場の人はいません。そういう役割は機能しないから。

 

 

 

 

場面を職場に戻します。

 

 

 

かつて職場では、今も使えてこれからも使える知識やスキルを先輩や上司が知っていましたし、それらの知識やスキルだけでほとんどの業務を遂行することができました。

 

でも、職場は変わりました。

 

変化のスピードが増していく環境の中で、今も使えてこれからも使える知識やスキルで遂行できる業務の割合が日に日に小さくなっているのです。

 

そうすると何が起こるか。

 

変化し続ける環境の中で、常に新しい問題に対して、上司も先輩も若手も一緒になって、自分たちで課題を設定し、協力しながら試行錯誤し、一定期間内にアウトプットを出すという業務が増えてきます。

 

 

 

まさに記事でご紹介したプロジェクト型の講義であり、社会人が社会課題に挑むプログラムと同じ形が、職場でも再現されています。

 

いや、現実(仕事)で起こっていることと近い環境で学ぶ機会が再現されているという方が正しいのかもしれません。

 

 

 

 

 

今日は職場での成長の話です。

 

 

 

プロジェクト型の講義、社会人が社会課題に挑むプログラムで、学生や参加者の成長には、必ず伴走者がいたように、変化し続ける環境での仕事の中での成長も、知識やスキルを伝える人よりも、伴走する人の価値が相対的に高くなるということなんだろうと思います。

 

 

 

 

 

このやり方はこうだよ。

次はこうやって。

そうだよ、もう自分でできるね。

 

 

そうやって一つひとつ隣に座って手取り足取り教えることが少なくなり、

 

 

何が起きたの?

どうなったらいいと思うの?

大丈夫だよ、失敗したらまた一緒に考えよう。

 

 

そうやって、若手の新しい学びの機会に、時に問いかけによって足場をかけながら、経験を促し、勇気付け、フォローする。

 

 

 

 

 

自分で育つしかないと言われて学ぼうとする若手の横で、若手の成長に伴走しながらその伴走スキルを磨き続ける。

 

それが今の私にとっては、職場で最も大きな成長の機会かもしれません。

 

 

 

後輩たちの成長を支援し、見守れるのは本当にやりがいがあります。

 

 

実はこの役割は、ファシリテーターとしての在り方やものの見方も共通するところもあって、私にとっては相性がいいような気もしていて……長くなるので、このあたりのことは別記事で掘り下げます。

 

 

このスキル、もっともっと磨くぞ~!

 

 

 


 

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