仕事をしていると、色々な上司と仕事をすることになります。
面倒見のいい上司
グイグイ引っ張る上司
厳しい上司
盛り上げる上司
出かけまくる上司
飲みに行くのが好きな上司
市長室に若手を連れて行こうとする上司
……
……
上記は、入庁から今までを振り返って、こんな上司がいたな~と思い出したことを並べてみました。
まぁ、ホント色々な上司とお仕事をさせていただきました。
色々な上司とお仕事をしてみて、そして、他の職員(同じ市も外の組織も)の経験談なども聴いてみて、少なくとも私が上司に求める役割のうち最も大きいものが
心理的安全性
なのかもしれない、と思えてきました。
心理的安全性というのは、簡単に言えば、ここに居て自然に振舞うことで誰かに辱められたり、傷つけられたりする不安が無く、他者の反応・顔色を窺う必要が無いような状態。
ワークショップのプログラムを創ったり、ワークショップでファシリテーターを務める際には、参加者の心理的安全性というのは最も配慮する要素です。
「こんなことを言ったら笑われるかな?」
「こんな内容じゃバカにされるかな?」
「これじゃテーマに相応しくないかな?」
もし仮に、参加者がこんな風に感じていたとしたら、その場では積極的な発言が無いのはもちろん、挑戦も創造も無く、きっとワークショップとしての成果も参加者の学びも満足できないレベルに留まってしまいます。
それは職場でも同じ。
「どんどん挑戦しよう!」
「積極的に意見を言おう!」
「新しい事業を考えよう!」
そんなことを口にする管理職は多いですが、それが可能なように心理的安全性に配慮する管理職はさほど多くない印象です。
実のところ、管理職をはじめとする上司の役割は、マネジメントや具体的な作業・検討のレベルでも、在ることは在るのですが、作業・検討レベルだと若手~中堅によるアイデア出しや論点整理が相当支配的ですし、部下のチームが自律的に動いていれば本来期待されるマネジメントの面でも限定的です。
だとしたら、本当の意味で管理職にだけ紐づいている機能、即ち組織の長としての決定権、部下のアイデアに「GOサイン」を出す者として、積極的にコトが上がってくる雰囲気=心理的安全性の確保こそ、管理職に固有かつ最高に効果的な役割だと思うのです。
心理的安全性によって、
報告も早く、正確に届き
検討も多く上がってきて
挑戦する部下も増えて
……
……
チームの効率も大きく変化しそうですよね。
「こんなこと言ったら怒られる」
「こんなこと提案したら嫌な顔をされる」
そんな風に思う部下が、伸び伸びとイキイキと仕事をするはずが無いんです。
そんな風に感じるので、私は後輩などと仕事をするときは、
「いいねいいね~」
「ありがとう」
「すごいね~」
と言えるタイミングを常に窺っていて、言える場面ではどんどん認めて、どんどん褒める。
で、どんどん後輩にやってもらう(笑)
ちょっとマズいかもな~と思ったり、直してもらいたい部分があったときは、「違う」「ダメ」とは言わないように心がけて、
問いかけ
で対応です。
例えば資料作成のようなタスクで、出てきたものが微妙にズレていたりした場合には、
「ありがとう」
「だいぶ出来上がったね~」
と受け止めた上で、
「これって何かを参考にして作ったの?」
「依頼主が知りたいのは何だろう?」
「『●●は?』って訊かれたらどうする?」
と一つひとつ問いかけて、自分の中で考えてもらうことが大切なんじゃないかな~と思って実践中です。
「全然ダメだな」
って言ったら、ますます思ったとおりに素直に作業ができなくなり、本当に必要なことよりも、上司がOKと言ってくれるゴールを目指してしまいます。
もし、仕事とは上司と部下の共同作業で、互いに相乗効果を発揮しようと思うなら、上司は自分がイメージした完成形との差を小さくしようとダメ出しをする代わりに、自分がイメージできなかったようなモノが出てくるように部下が部下なりの最高のアウトプットができるように、日頃から部下の心理的安全性をしっかり確保するということだと思うんですよね~。
今日は妻の料理教室のミニ看板を作りました。
夕方には子どもと一緒にニスを塗りました。多少ムラになってもいいから、伸び伸びと塗ってほしくて、黙って見ていました。
心理的安全性って、子どもと一緒に過ごす時間においてもとても大切な考え方。
間違っても、大人である私の尺度で好い・悪いを裁くことだけはしないようにと思っています。
「お父さん(お母さん)が、いいと言ってくれるのはどっちだろう?」
子どもがそんな風に考えることなく、自分の考えで安心して選べる心理状態でいられることを大切にしているつもりです。
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