それは、
私の考えていることなんて、
ほとんど誰も気にしてない から。
これが私の結論です。
以前、NPO法人 6時の公共設立記念トークショーに出演させていただいたときに、トークショーでコーディネーターの仁平さんから投げかけられたのが
どうして実名で所属も身分も明かして
自分の考えをオープンにできるの?
という問い。
トークショー出演についてのブログ記事はこちら
【出演報告】公務員の解放と公務員の開放(6時の公共トークショー イベントレポ)
主催者のNPO法人6時の公共さんが、当日の様子の動画を公開しています
実はこの問いに対する回答に近いことは、かつてブログの記事で書いたことがあります。
この
どうして実名で所属も身分も明かして
自分の考えをオープンにできるの?
という問い。
関心の無い人も多いかもしれませんが、今回はこの問いが成立するという前提で2つのポイントからこの問いに対する答えを前編と後編の2回に分けて、こちらのブログでお示ししたいと思います。
まず、この問いが成立するということは、
実名で所属も身分も明かして
自分の考えをオープンすることは
ハードルが高いこと
だと考えられているということですよね。
実は最初に
どうして実名で所属も身分も明かして
自分の考えをオープンにできるの?
という質問を受けたとき、あまりピンと来なかったんです。
でも、こういう問われ方をするということは、歩いたり手を振ったりというような基本動作ではなく、自転車に乗ったり逆上がりをしたりというように、“訓練して一度できるようになると、どうして出来なかったのか分からない”みたいなものなのかもしれない、と思って今回の記事を書いてみました。
このハードルの高さについて私は、
リスクの評価が大きい
と
お得感の評価が小さい
という2つの側面があるのではないかと考えています。
書いたときのリスクを大きく評価しているから“ハードルが高い”と考える。
書いたときのお得感を小さく評価しているから“ハードルが高い割に越えるためのエネルギー(動機付け)が足りない”ということです。
では、まずはじめに過大に評価されているリスクについて考えたいと思います。
ちなみに皆さんは、公務員が実名を出して、所属も身分も明らかにして(何なら顔も晒して)自分の考えをブログに書くと、どんなリスクがあると思いますか?
ここで、考えられるリスクをいくつか並べてみたいと思います。
批判的なコメントが集まったり炎上してしまう
個人としての考えと組織の見解が混同されてしまう
プライベートの公開がされてしまう
ちなみにリスクというのは
“起こったときの影響力”ד起こる確率”
で評価するものだと私は教わりました。
その前提に立つと、私は上記の
~
について以下のように考えます。
批判的なコメントや果ては炎上してしまう
例えば、批判的なコメントが集まったり、炎上したりといったことはリスクかもしれませんね。
「●●市役所の●●が、こんなことを言っている、ケシカラン!」
みたいな。
でも、普通に考えていることを書くだけで炎上が起きることはありません。
いや、無理やり起こそうとしても、一介の無名の地方公務員が少し変わったことを書いたくらいで炎上を起こすことは不可能です。
最低限、守秘義務に抵触することや公務員倫理上問題視されるようなことを書かなければ、炎上一歩手前のネガティブな盛り上がりすら起こりません。(私の経験上)
個人としての考えと組織の見解の混同
1.に近しいリスクに、個人としての考えであるにもかかわらず、市役所という組織としての見解であるように受け止められるかもしれない、というものもあります。
この点については、事前に対策をすることが可能です。
ブログの紹介文などに「ブログで書いていることは個人の考えであって、組織の考えではない」と明記することで回避できる可能性は高くなります。
もちろん、それでも指摘してくる人は指摘してきます。しかし、上記の免責を書いておくことで、直接自分が言われても人事当局などに言われたとしても、その影響はきわめて小さく抑えることができると考えます。
プライベートの公開
日常的な仕事とは関係ない活動や、自分のプライベートな趣味だったりを職場の人に知られたくないという人もいるかもしれません。実名で書くことでそれが知られてしまうとしたら、それもリスクかもしれません。
そうであれば、最初から知られたくないことは書かないようにしましょう。
芸能人のように熱狂的なファンが注目するわけでは無いので、よほどの悪意でもない限り、無理やりプライベートを暴きにくる人はいません。
但し、現実の人間関係(仕事上の関係者等を含めて)でそのような“強い悪意”との接点に心当たりがある場合は、その度合いに応じて公開すべき情報などをコントロールすることでリスクの大きさ(起こってしまう確率)を管理する必要があると思います。
ちなみに以前、このブログ記事を書こうと思ったときに、事前にFacebookで「公務員が実名で発信することによるリスク」について意見を募集したところ、大変多くのご意見をいただきました。
本来ならいただいたご意見を整理・集約してご紹介すべきところですが、一つひとつのご意見がとても充実していて、生々しくもあり、そのままリンクを貼り付けます。
この投稿にいただいた多くのコメントは“永久保存版”だなと思って、今でも時折読み返しています。
コメントをいただいた皆さま、ありがとうございました!![]()
では、リスクを適切に評価し、コントロールできたとして、そういったことをしてまで実名で発信する“果実”は、さほどに大きなものなのか、という疑問が残りますね。
これについては、後編でご紹介したいと思います。
どうして実名で書けるの?(イベント出演時にいただいた問いへの答え・前編)
どうして実名で書けるの?(イベント出演時にいただいた問いへの答え・後編)
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ご案内 ![]()
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読んでいなくてもOK!
公務員のための「LIFE SHIFT」おしゃべりカフェ
人生100年時代を生き抜くために、公務員ならではのリスクや心がけたいことがある気がする。以前とは違って、これからの公務員は果たしてどんな風に生きていくことが求められるのでしょうか。
リンダグラットン著『LIFE SHIFT』の内容をテーマに、公務員同士で気楽な雰囲気の中「公務員にとっての人生100年時代」についておしゃべりします。
◆日時:2018年9月28日(金)19時~21時
◆会場:浦和コミュニティセンター第6集会室
◆定員:20名
◆参加費:500円(会場代・消耗品実費として)
◆参加資格:国家公務員、地方公務員、その他の団体等パブリックセクターの職員
◆持ち物:書籍『LIFE SHIFT』(持っていればで結構です。ワーク等では使用しません。写真撮影用です)
◆プログラム:
(1)受付
(2)オープニング
(3)対話のテーマ提案と共有
(4)グループごとに対話
(5)全体共有
(6)チェックアウト
※プログラムは当日変更となる場合があります。ご承知おきください。
※※いわゆる“読書会”では無いので、『LIFE SHIFT』を読んでいなくても、その内容や上記のようなテーマに関心があれば参加していただけます。
申し込み方法はコチラ(こくちーず)
