「能動的な学び」への転換促進が、教育改革の一大テーマなのだそうです
「自主ゼミ」に単位
私は「能動的な学び」にも、大きく3段階あると思っています。
第1フェーズは、「学びの場で“能動的に”学ぶ」ということ。
第2フェーズは、「学びの場に“能動的に”学びに行く」ということ。
第3フェーズが、「学びの場を“能動的に”創り出す」こと。
最初の第1フェーズ、「学びの場で“能動的に”学ぶ」というのは、あまり気乗りしない職場の研修などを受講することになった時に、まぁそんなに興味のある研修じゃないけど、受けるからには自分から積極的に学びを得ようとする姿勢です。
例えば、職場でファシリテーションの研修に参加しなくてはいけないことになって、もともとは興味が無かったので嫌々だったけど、そこで「せっかくの機会なんだから、何かしら学んで、持って帰ってやろう」という姿勢。
強制されての参加だけれど、その場の中では意欲的に学ぼうとする姿勢があれば、結局最後まで嫌々受講する場合と比べて、学びが大きいのは確かでは無いでしょうか。
次の第2フェーズの「学びの場に“能動的に”学びに行く」というのは、自分が学びたいまたは学ぶ必要があると感じることがあったら、それを学べる場を自分の意思で積極的に探し、その場に自分の意思で飛び込む姿勢です。
これは例えば、ファシリテーションを学びたいと思って、自分でそれを学べる講座などを探して、自分の意志で受講し、学ぶという姿勢です。
自分で問題意識・目的意識を明確に持って学べる機会を探し、実際に学ぶため、自分にマッチした場を選ぼうとしますし、そこで何を学びたいのかという点が明確な分だけ、第1フェーズより大きな学びが得られると私は感じています。
最後の第3フェーズの「学びの場を“能動的に”創り出す」というのは、自分が学びたいまたは学ぶ必要があると感じることがあっても、それを学ぶ場に簡単に飛び込めない事情があっても諦めずに、自分の意思で自らの手で学ぶ場を創ってしまう姿勢です。
これは例えば、ファシリテーションを学びたいと思ったけれど、自分の生活スタイルの問題(環境面)や、学びたいポイント(内容面)で自分にマッチした場がないと思ったときに、それで諦めるのではなく、自ら講師を探して依頼し、会場や告知、集客までを(時には仲間との協働によって)学べる場を創り出して、学ぶという姿勢です。
そこでは、ファシリテーションという“内容”についての学びは第2フェーズと同じような大きさかもしれませんが、更に自分で場を創ることで、事務作業的な知見から、協働によるリーダーシップまで様々な学びが得られます。
私自身のことで言えば、最近学んでいる、青山学院大学ワークショップデザイナー育成プログラムでの学びは、今の時点では第2フェーズの学びですが、7月末で修了し、仲間と一緒に学び直しや、気になるテーマのワークショップを企画・実践するなどの場を自ら創り出すことができれば、それは第3フェーズの学びだろうと思っています。
また、最近気になっている、社会人としての業務時間外の学びの場で言えば、私たち公務員の業界で様々な場が作られている自主研(自主研修活動/自主研究活動)も、誰かが企画してくれた自主研の場に参加するのであれば第2フェーズの学びでしょうし、それを自ら企画・運営することになれば第3フェーズの学びがあるのだと思います。
私自身は教育や学びの専門家では無いし、そういったことをキチンと学んだわけではないのですが、この記事で分類したような各フェーズの学びというのは、経験的に強く感じていることです。
同じ職場や同じ業界などで自分より若い人が、第2フェーズの学びの機会をあまり持てていないようであれば、どこかの自主研に誘って一緒に参加することで第2フェーズの学びを経験し、自主的に繰り返すような動機付けができるかもしれませんし、第2フェーズの学びで止まっている人がいれば、一緒に場づくりに巻き込んでみてもいいのかもしれません。
とはいえ、第1フェーズより第2フェーズ、第2フェーズより第3フェーズ、というのはあくまで私の感覚的な学びの場のステップアップに過ぎないので、人によって辿る道はそれぞれ。
第3フェーズなんて必要なくて、第2フェーズどっぷりの方が、その人にとって有益な場合もあるのかもしれないので、“正解”を振りかざすみたいにおススメしようとは思わないのですが、周りの人を自分と近しい学びの場に巻き込んでみたいなって思ったら、巻き込んでみたい相手にとって、どのフェーズの学びから入るのが好さそうか、観察してみるのもいいかもしれませんね。
(おまけ)
ワークショップデザイナー育成プログラムの中に組み込まれている、小学生向けのワークショップの企画・実践も本番まであと少し。
“しましまのしまちゃん”ということで、元々持っていたボーダーTシャツが、若干くたびれつつあったので新調いたしました。
