「そんなことできませんよ~」
うん、それはそうなのかもしれません。
でも、ちょっとだけ、あと一歩だけ踏み込んで考えてみてもいいと思うんです。
できないのは何だろう?
状況は人それぞれですから、万人に通用する確かな絶対正解なんてないんですけど、
もしかしたら、その“できない”って、そこに到達するのが難しいとか、その結果を出すのが難しいっていうことだったりしませんか?
確かに、「そんな結果は出せませんよ~」って言いたくなることあります、私も。
そういうとき、仕事でも私事でも志事(こころざしごと)でも、いつも考えたいなって思うのは、
「でも、必ずやれることはあります」
っていうことです。
例えば、私のように2枚目の名刺を持つこと。
色々な事情で、それが難しいという人がいたとします。
でも、難しいのは2枚目の名刺を持つことではないはずです。
だって、プリンターで自分の名前の入った“所属も職場の肩書も書いてない名刺”を作ればいいだけですから。
何なら、肩書きだって自分でつけちゃえばいい。
妻が料理研究家になりたいって、私に打ち明けてくれたとき、
「じゃあ、名刺を作りなよ。料理研究家の名刺を作ったら、その瞬間からあなたは料理研究家だよ」
私はそう伝え、その日のうちに妻は料理研究家の名刺を手にしました。
著名な料理研究家になって、レッスン超満員の3ヶ月待ちで、出した本もバカ売れっていう“結果”を出すのは、確かに今、この瞬間には「できません」って言いたくなるかもしれない。
でも、名刺を作ることはできます。
なぜならそれは、自分がコントロールできる、自分の小さなアクションだから。
2枚目の名刺を作ることが難しいと感じる人がいるとすれば、それは名刺を持って具体的に職場の外で活動を実践したり、活動に必要な時間を作るのが難しかったり、職場の理解を得るのが難しいと感じているのかもしれません。
でも、
具体的に職場の外で活動を実践するという結果はすぐに得られなくても、自分が仕事のほかにやりたいことが何なのか、手帳に思いついたことを書くことはできるし、
活動に必要な時間を作るという結果はすぐに得られなくても、自分が1週間の168時間を何に、何時間使ってるのかを記録して、振り返ることはできるし、
職場に理解してもらうという結果はすぐに得られなくても、職場の仲間を理解しようと職場の一人ひとりを熱心に観察し、自分にできる仕事をキチンと片付けることはできる。
もちろん、2枚目の名刺を持つというのは、あくまで喩えですが、人にはそれぞれ、「やりたい! でも、出来ない(と思ってる)」ことってありますよね。
それは口に出して周りに伝えていることもあれば、自分の心の中で静かに温めていることもあるかもしれめせん。
ホントはやりたいのに、自分を取り囲む色々な事情が妨げになって、出来ないと感じる。
そんな風に今、何かの壁にぶつかってると感じているなら、それは結果が出せない、出し方が分からないともがいている時なのかもしれません。
でも、だからこそ、その瞬間にも求める結果に近づくためにできる何か小さなアクションがきっとあります。
近づくと言ったって、たった1ミクロンだけかもしれないけれど、自分にできる最も小さなアクションは何か。
出来ることなんて何一つないと投げ出すのではなく、実際にその小さな小さなアクションができた人から、最初の1ミクロン、結果に迫れるような気がしています。
目の前のハードルが高いと感じたときこそ、今の自分にできる最も小さく微かなアクションは何か、考えてみてはいかがでしょうか。