“正解”という呪いから自由になれたら | 公務員 島田正樹 〜仕事と私事と志事と〜

公務員 島田正樹 〜仕事と私事と志事と〜

仕事も家族・友人との私事も楽しみながら、魂を燃やして挑む“志事”で社会を変えていきたい! 地方公務員として働きながら、NPO活動、講演、執筆、ワークショップデザイナーなどに取り組む“公務員ポートフォリオワーカー”として活動しています。

 

賃貸か分譲マンションか持ち家か。

 

専業主婦(主夫)か共働きか。

 

学習塾かお稽古事かそれ以外か。

 

格安スマホか大手キャリアスマホか。

 

このまま勤めるのか転職するのか。

 

・・・・・・

 

 

もう!

 

 

どっちが(どれが)正解ですか?

 

という問いを投げかけることも、

 

こっちが(これが)正解ですよ。

 

という正解(風)を与えようとすることも、

 

 

どっちも

 

 

正解があるという前提から

自由になったらいいのに

 

 

と、

大きなお世話と承知で

自ずと思わずにはいられない今日この頃。

 

 

 

 

経済成長を続けていた時代は、

全員で小さな船に乗って同じ方向へ進んでいたけれど、

 

今は全体がどちらに進んでいる、

なんて言えない時代。

 

でも、それは言い換えれば、

全員で乗っていた小さな船は

無事に陸地にたどり着いて

今度はみんなバラバラに自分の足で

自分が進みたい方向へ歩き出せるということ。

 

 

 

小さな船の中で顔をつき合わせて、

お互いがまぁまぁに生きられるように

同じような型を守って生きてきたけれど、

 

広い陸地でお互いがバラバラに往くなら、

そんな窮屈な型は捨ててしまって、

自分が歩きやすい型を採用すればいい。

 

 

 

安心を求めるがゆえに

他者に与えられた正解にすがろうとしても、

それが正解として“機能”する保証は、

30年前のように確かでは無いのだから、

もはや他者に与えられた正解で

安心できることなんてあるのか!?という感じ。

 

それよりも、自分で都度、その瞬間瞬間で

自分なりに正解だと“感じ”“考える”生き方を

自分なりの手ごたえで生きていくんじゃないかな

と、そんな風に感じる今日この頃。

 

 

 

 

公務員だってそう。

 

 

いつまでも同じ型で仕事をしていていいのかな?

 

もちろん、問題意識は持っていて

改革に取り組んでいるという自治体も、

そこで努力する職員もいるのは承知の上で、

それとて今の行政を維持するための改革で、

今の行政を壊して創り直す覚悟の改革が、

どれほどあるのか、ちょっと不安に思います。

 

 

20年後も身分保障があるなんて、

私は到底思えないんですけど、

それでも今雇ってくれている役所にとって

都合のいい職員であり続けることに

どんな意味があるのか、最近疑問に感じます。

 

 

 

 

せっかく、

 “正解とそれ以外”の世界から、

 “みんな異なる正解”の世界に

変わりつつあるのだから、

誰かの設定した正解(らしきもの)に

自分を無理やり合わせるのではなく、

自分だけの唯一の自分を生きられたら・・・。

 

 

と、ここまで書いて、

 

 この「生きられたら・・・。」の

 “・・・。” って何が入るんだろう?

 

って悩んでしまいました。