『スーパー公務員』から卒業しよう | 公務員 島田正樹 〜仕事と私事と志事と〜

公務員 島田正樹 〜仕事と私事と志事と〜

仕事も家族・友人との私事も楽しみながら、魂を燃やして挑む“志事”で社会を変えていきたい! 地方公務員として働きながら、NPO活動、講演、執筆、ワークショップデザイナーなどに取り組む“公務員ポートフォリオワーカー”として活動しています。

『スーパー公務員』

時々、私たち公務員が仕事などで成果を出して、
メディアでその事業で活躍した個人を取り上げていただくとき、

その仕事ぶり、活躍ぶりが
通常の公務員とは一線を画するということで、
そう表現されることがあります。



最近で言えば、
テレビドラマ「ナポレオンの村」(唐沢寿明主演)のモデルにもなった
高野誠鮮さん(石川県羽咋市役所勤務)が有名でしょうか。

すでに公務員からはご卒業されていますが、
かつてNHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」に出演した
木村俊昭さん(北海道小樽市役所出身)も有名ですね。


この2人以外にも、
私は個人的に「この人(公務員)スゴイな~」
って思う同業者は結構たくさんいるのですが、

そういった彼らに対して、
私自身が決めているスタンスがあります。




それは、

彼らを『スーパー公務員』と呼ばないこと

そして、

過剰に崇め奉らないこと



彼らはスゴイ。文句なしに。
正直、同じような働き方は真似するのが難しい。
彼らのような成果を出すのは、自分には無理かなって思うことも。

要するに、かなわない。
いろいろな点で。



でも、彼らも私たちと同じ公務員です(でした)。



そうであれば、
私たちも同じような成果を目指すことが求められているのでは?


総務課だから、そんな成果を出せるわけがない?
市民課の窓口だから、成果とか意味が分からない?
私は毎日、水質の検査なんだけれど・・・
苦情処理で・・・
ケースワーカーで・・・


そうですよね。
そういった仕事が、公務員の王道ですよね。

でも、それらの仕事で、そんな、成果なんて・・・って思いますか??

それって、ここで言っている仕事の成果を、
ご自分で勝手にメディアが取り上げるような
華々しい成果だと勘違いしていませんか?

別に、ローマ法王にお米を食べてもらう必要はないし、
全国の地域活性化のモデルになるだけが成果ではありません。

それぞれの仕事には、
それぞれに得るべき成果がありますよね。




俗に言う、「スーパー公務員」と称される皆さんからは、
学ぶことも多いし、手本とすべきところもあります。


でも、彼らを自分たちとは違う特殊な公務員
と思っているうちは、いつまで経っても追い付けません。

何か貴いものでも扱うように神聖視して、
話を聴くだけでもありがたいと思って、
本当に話を聴いて終わりになってたら、
彼らとの差は開く一方。



もし、本当に自分がこの仕事において
高いレベルで社会に貢献していきたいと考えるのなら、

彼らを『スーパー公務員』と崇め奉るのではなく、
ライバルだと思って「負けない!」くらいの気持ちでいたい。

『スーパー公務員』なんて言葉を使うメディアにも責任はありますが、
まずは、自分自身がこの言葉から卒業することだと私は思っています。


皆さんは如何お考えですか?