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今日は少し哲学的?な話をしてみます。
<わたし>がいない
という話です。
こういう話、実はけっこう好きなんですけど、なかなか難しいのであまり深追いはせずに、少しだけ話そうと思います。
どこかで勉強した話ではなく、完全に私の感覚で話しますので、他の人が言っていることや、本に書いてあることと違うかもしれませんが、そこはご了承ください。
さて、「<わたし>がいない」という話は、ノンデュアリティとか仏教とか、その他いろんなところで言われています。
しかし、だいぶ混乱しやすいテーマです。
「<わたし>がいない」と言われても、
そんなことない!
と反論したくなります。
わたしという人間がいるってことは、確かなはずだ。
だって体がちゃんとあって、歩いたりしゃべったりできる。
名前があって、みんなにその存在を認識されている。
脳が頭の中に入っていて、それで考えたり、見たり、聞いたりすることができる。
どう考えてもいるでしょ!?
そう言いたくなります。
しかし、ここで挙げているわたしの根拠は、実は「<わたし>がいるかどうか」とは、あまり関係がないんです。
なぜなら皆さんは、ここで挙げている「体」とか「脳」とか「名前」とかが<わたし>だとは、本気で思っていないからです。
<わたし>がいるかいないか、という話題が出たので、<わたし>の根拠になりそうなものを適当に探してきて、とりあえず挙げているだけです。
単なる知識、単なる頭で考えたレベルのことです。
現代科学で考えれば、脳が<わたし>の一番の根拠になりそうですよね。
体の一部を事故で失っても、脳が残っていて、記憶が残っていて、考えることができれば、自分は生きている気がします。
脳が人間にとって重要なのは確かです。
脳が壊れれば死んでしまいます。
しかし、脳が自分の頭の中に入っていて、それが生きるためにとても重要だというのは、単なる知識です。
本で勉強して知っているだけです。
西洋医学が発展していない時代だったら、脳が自分にとって一番重要だなんてことは、誰も知らないかもしれません。
だからといって、その時代の人達がみんな「<わたし>がいない」と思って、無我の境地で生きていたわけではありません。
そんなことを知らなくても「<わたし>はいる」と「思って」生きていたはずです。
さて今、
わたしはいると「思って」生きていた
と言いましたね。
「思って」
これが重要です。
要はみんな、わたしがいると「思って」いるわけです。
別に私がいる根拠を教科書で勉強しなくても、自然と無意識に、わたしがいると「思って」いる。
重要なのはそこなんです。
みんな心の中で、無意識のレベルで、なにかを<わたし>だと思っています。
誰にも教わらなくても、自然となにかを<わたし>だと思っています。
<わたし>がいない
というのは、もう少し正確に言うと、
「自分が<わたし>だと思っているモノ」は実際には存在しない
ということなんです。
本当に、心の底から、無意識レベルで感覚的に、なにを<わたし>だと思っているのか。
「脳が<わたし>だ」なんて、心の底から本気で思っている人はいません。
だって、脳の存在なんて実感できませんから。
だから、脳があるから<わたし>がいるだとかいないだとか、そういう知識のレベルで議論しても、まったく無意味です。
本当に、無意識レベルでなにを<わたし>だと思っているのか、感じているのか。
自分の内側を見て、それを探っていく必要があります。
それがわかれば、
実はそれは存在しない
ということも、自然とわかるかもしれません。
一方で、知識レベルなら、いくらでも<わたし>の根拠を挙げ続けることはできるので、いつまでたっても「<わたし>はいない」の意味はわからないと思います。
そういう議論も、面白いのでそれはそれでいいんですけどね。
脳科学の本とか読むと、面白いですから。
インドの有名な覚者ラマナ・マハルシは
<わたし>は誰か
と問うように、教えていますね。
これはおそらく、その問いを繰り返すことで、<わたし>だと思い込んでいた者が、じつは存在しなかった、とわかるのを狙っているのだと思います。
似てますね。
詳しくは知らんのですけど。スミマセン(笑)。
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