セミナーや多人数での会議で私に寄せられた質問に回答すると、しばしば私が質問に答えていないように思われることがある。しかし、質問者は回答に納得している。
逆に、他の人が質問に回答しているのに、質問者が納得しないことはよくある。
何が違うのか。納得してもらえない人にはこれがない。
”相手が本当に聞きたい「核心的なポイント」をきちんと確認する”
予め用意してきた質問ではなく、セミナーや会議の現場で生まれた質問は、そもそも質問者の頭の中も整理されていないため、何が聞きたいかを質問者が明確にできていない。
これを探るには、質問したいと思ったであろう瞬間がいつかが最も大事なことになる。その瞬間の話の流れで、あぁ、ここが気になるんだと予測がつく。
そのためには、セミナーや会議の参加者の表情、手の動き(メモを取る、資料を見返すなど)に気を配る必要がある。
だから、原稿を読みながらのセミナーや会議はやらない。