名案 | 実際にあったRAQ(めったにない質問と回答)

実際にあったRAQ(めったにない質問と回答)

FAQ(よくある質問と回答)にはない、イレギュラーなケースの経験談が多いので、「そんなアホな」と笑っていただけると幸いです。

 普段はメールで連絡が来る相手から電話が来ると、電話にでるかどうか、ほんの一瞬(1秒あるかどうか)、迷う。

 間違いなく、何かの問題があって、しかも早期にそれを解決しなければならない用件に決まっているから。

 しかし、問題は常に後回しにすればするほど解決は難しくなる。毎回このことを思い出して、電話にでる。

 

 そして、予想通りに問題を知らされて、これを解決することを繰り返して、25年ほど自営業をやってきた。

 運に恵まれたとはいえ、よく続いたものだ、

 しかし、この25年間で解決した問題を振り返っても、たいした名案はない。やはり運がよかっただけだろう。

 

 最大の名案は小学校6年生ときのアイディアだ。いまだに自分史上最大の名案だと思っている。

 

 明日は参観日の前日の学級会。担任の先生に提案した。

「明日は参観日だから、みんな手を挙げたい。パーで手を挙げた人は先生があててもいいが、親指を曲げて手を挙げた人は当てないでほしい。」

 

 子どものほうは、親の前で手を挙げるからメンツが保てる。

 先生のほうは、全員が手を挙げるクラスの担任として、これまたメンツが保てる。

 もちろん、先生はこの提案に応じる。

 ここまででも十分に名案だと思う。

 

 翌日の参観日、先生が問題を出す。

 もちろん、全員の手が挙がる。ただし、挙げた子どもの手は全て親指が曲がっている。

 先生は、「お前、やったな」という顔で私のほうを見る。

 私にしたら、クラス全員がよく協力してくれたよな、というところだ。

 単に名案だけではダメだからね。オチは必須。

 

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