ここ半年ほどの経過 | 膵臓癌と闘うおはぎときなこのブログ  絶対3%に入ってやる!

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39歳で膵臓癌と告知されたおはぎとその親友きなこのブログです。
2人とも看護師ですが、おはぎは患者さんの立場になり、きなこはその家族のような立場になりたくさんのことを学びながら日々格闘しております。
きまぐれ闘病記ですがお気軽にご覧下さい。

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こんばんは、おはぎです。

 

 

お久しぶりになってしまいました。

 

 

最近はただでさえブログの更新が滞っているのですが、きなこに更新してもらっていて…

 

自分で書いた記事がいつだったのか、振り返ってみたら

 

3月

 

なんと半年以上も経っているではありませんか!

 

ブログが書けないほど体調が悪かった(治療後以外)わけではありませんが、原因不明の骨の痛みや倦怠感(体のだるさ)などから、集中して何かに向かう時間がとりにくかったことが原因だったのかなぁと振り返っています。

 

まぁでもそれは完全なるいいわけですね。

 

心配してコメントを下さる方もいらっしゃるので、感謝の気持ちを忘れてはいけないと反省中です。

 

 

あまりにも久しぶりなので自分を含め、みなさん私の経過なども忘れてしまっている方もいるかと思います。(苦笑)

 

また嬉しいことに最近でも新たにフォロー(読者登録)してくださる方も増えているので、まずは簡単におさらいをしておこうかと思います。

 

 

まずはそものそも治療をしていた膵臓癌について。

 

私は、2012年の10月に膵臓癌と診断されました。(当時39歳)

 

診断名:膵体部癌(腺癌)ステージⅣb
    両卵巣転移
    腹膜播種
    リンパ節転移

 

がんの王様とも言われるほどの厳しい病気で、5年生存率は1.4%というデータもあるぐらいなものなので、当初はもう長くは生きられないと一度はあきらめた人生でしたが、本当に幸せなことにもうすぐ6年をむかえられるというところまできています。

 

手術の適応はなく、抗がん剤治療が開始されました。

 

その後いくつかの抗がん剤をやり続け、たくさんの山を乗り越え、計り知れない副作用とも闘ってきました。

 

2017年の7月(治療開始後4年9ヶ月)に、体の限界を感じたり、病態的に少し落ち着いていることなどから治療を一旦休薬する決断をしました。

 

当時の想いはこちらの記事を参照してください↓

 

「勇気のいる決断」

 

 

膵臓癌に対する治療は一時休薬をしているわけですが…

 

現在は、ありがたいことに膵臓癌に関連すると思われる症状は何もありません。(痛みや食事が食べられないなど)

 

定期的に(3ヶ月に1回)CT検査をしていますが、これまた不思議なことに膵臓にあるガンは大きくはなっていません。

 

厳密に言うと小さくもなっていません。

 

毎回CTの結果では「著変なし」

 

ということは、おそらくいまだに膵臓には23mm前後のガンが存在しています。(毎回医師に大きさなどは聞いていませんが)

 

膵臓という臓器の大きさを考えると、膵臓よりはみだすかはみださないかというほどの大きさのガンが存在しています。

 

これほどのガンが存在するにも関わらず、ここまで生きていられるのは本当に不思議です。

 

ガン細胞というもの莫大なスピードで増殖すると言われています。

 

 

ガンがなくなることはないのですが、これはきっと長年やり続けてきた抗がん剤が結果的にドロー(引き分け)という状態にもってきてくれているのだと解釈しています。

 

ガンが消えるという大きな大きな目標は達成されなくてもいいんです。(もちろん消えてくれれば嬉しいことですが)

 

本来ならものすごいスピードで増えるはずのガン細胞ですが、今は抗がん剤治療を休んでいてもこの状態を保てていることは本当に奇跡なのではないかと思えてきます。

 

これがいわゆる「ガンとの共存」というものなのだと思っています。(いろんな解釈はあると思います)

 

 

参考までに腫瘍マーカーについても書いておきます。

 

CEA(基準値5.0以下)

 

2018年4月 1.7

           5月 1.3

           6月 1.2

           7月 1.6

           8月 1.8

           9月 1.5

 

CA19-9(基準値37.0以下)

 

2018年4月 20.1

           5月 19.4

           6月 14.9

           7月 12.9

           8月 13.8

           9月 12.9

 

ずっと基準値内で推移しています。

 

 

と、ここまでは膵臓癌について、半年ぐらいの経過をお伝えしました。

 

 

次は現在治療中の卵巣癌についてです。

 

病気がわかったとき卵巣は膵臓癌の転移だと思われていました。

 

が、膵臓の治療中に膵臓のガンは比較的おとなしくしてくれているにもかかわらず、転移と思われる卵巣のガンがどんどん大きくなりお腹がパンパンになってきたことで日常生活にも支障があり、緩和的手術をしてもらうことになりました。

 

*緩和的手術…ガンを治す(とる)ための手術ではなく、生活の質をよくするための手術です(簡単に言うと、ガンはとれないとわかっていても苦しいのでとりのぞきましょうという感じのニュアンスです)

 

念のためとった卵巣の細胞を調べると、膵臓癌の転移ではなく別の種類のガンであったということが判明しました。(ダブルキャンサー)

 

そのことがわかってからも、2種類のガンに対して2種類の抗がん剤治療はできなので、膵臓の治療を優先にしていました。

 

 

そして、膵臓の抗がん剤治療を一旦休薬することになってから、今度は徐々に卵巣癌の指標になる腫瘍マーカーの値が徐々に上がっていきました。

 

最後に膵臓癌に対する抗がん剤治療をしたのが2017年7月

 

腫瘍マーカー

 

CA125(基準値26.9以下)

 

2017年9月 190.1 H

         11月 179.6 H

         12月 219.1 H

2018年1月 240.5 H

 

このように腫瘍マーカーが徐々に上がりだしたことと、子宮内の細胞を調べた結果、ガン細胞が確認できたことから、卵巣癌の再発(子宮体部)が確定しました。

 

本来、卵巣癌で手術をする場合は卵巣と一緒に子宮も摘出する場合が多いのですが、私の場合は膵臓癌の転移と思われていたので純粋に卵巣のみを摘出しただけなので、残された子宮に再発する可能性は高いだろうとは思っていました…。

 

 

そして2018年1月19日から卵巣癌の再発に対する抗がん剤治療が始まりました。

 

TC療法+アバスチンです。

 

 

 

ちょっと長くなりそうなのでここまでで一旦アップします。

 

 

 

 

では恒例(?)の内容とは関係ない画像を。

 

実は6月に看護学校の同窓会があり、久しぶりに会った友人Sが「おはぎ、これ覚えてる〜?」と、こんなものを持ってきてくれました。

 



 

私は、う〜ん なんか見おぼえのあるようなないような…

 

これは学生時代にフエルトでクマを作るのが流行っていたようで(あくまでも私たちのあいだで)私が作ったものを友人Sにあげたそうなんです。

 

もう学校を卒業して20年以上経つのですが大切に持ってくれていたそうです。

 

なんだかとても驚き、そして嬉しかったです。

 

そして友人Sは今 大阪に住んでいるのですが、私がマンホールが好きなのを知っていてこんな写真も撮ってきてくれていました。

 


真ん中に太陽の塔が描かれていますね。

 

本当に、ありがとう!

 

 

 

 

 

 

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