アワ ナギ アワ ナミ ツラ ナギ ナミ
アヤ ミク マリ クニ ノ ミク マリ
アメノ クヒ サ モチ クニ ノ クヒ サ モチ
シナツ ヒコ ククノ チ
オホ ヤマ ツミ ヌツチ カヤヌ ヒメ
カタカムナウタヒ第15首では、まず最初に、伊耶那岐神(イザナギ)と伊耶那美神(イザナミ)の神生みによって生まれた水戸(ミナト)という河口を司るの二柱の神、速秋津日子神(ハヤアキツヒコ)と速秋津比売神(ハヤアキツヒメ)が、河と海を分けて生み出した水にまつわる四対八柱の神々について語られています。
◎言霊(神名)神生みの神々
・アワナギノカミ:沫那芸神
河と海の境目に生まれる、泡の男性神
・アワナミノカミ:沫那美神
河と海の境目に生まれる、泡の女性神
・ツラナギノカミ:頬那芸神
河と海の境目に生まれる、水面の男性神
・ツラナミノカミ:頬那美神
河と海の境目に生まれる、水面の女性神
・アメノミクマリ:天之水分神
・クニノミクマリ:国之水分神
天から授かった水が地上でさまざまな場所へと分かれていく分水嶺の神々
・アメノクヒサモチ:天之久比奢母智神
・クニノクヒサモチ:国之久比奢母智神
水を汲むためのヒサゴ(ひょうたん)、あるいは灌漑を司る神々
次に、伊耶那岐神(イザナギ)と伊耶那美神(イザナミ)の神生みによって生まれた自然界を司る四柱の神々について語られています。
・シナツヒコノカミ:志那都比古神
風を司る男性神
・ククノチノカミ:久久能智神
木を司る神
・オホヤマツミノカミ:大山津見神
山を司る男性神
・ヌツチ カヤノヒメノカミ:野椎神 鹿屋野比売神
草を司る女性神