ウィローのお花のレメディ | アカシックレコードの世界

アカシックレコードの世界

The Knowing Way Japan (旧Gary Bonnel Japan)認定インストラクター&プロフェッショナルアカシックリーダー中島志保のつれづれ日記です。音楽家としても活動中です♪

ウィローの木は、重々しい空気が漂う、水っぽくて不気味なところで育ちます。そこにはときどき霧もかかり、視界も悪くなります。ウィローの木があるところは、古代から黄泉の国へと移行する場所です。そこはまさに生と死の世界の境界で、幽霊が宿るところでもあります。太陽の輝く世界が陽としたら、黄泉の国は陰の世界です。明るい地上で喜びや楽しみといった世界が繰り広げられる対極として、黄泉の国では人々の陰鬱な世界、死や離別など深い悲しみや恨めしい感情などがまつわります。ゲルマンにおいては、ウィローの木の持ち運びを罰にしていることもありました。

 

旧約聖書の詩編137に、次のような詩があります。

 

バビロンの流れのほとりに座り
シオンを思って、わたしたちは泣いた。

竪琴は、川のほとりの柳の木に掛けた。

 

どうして歌うことができようか

主のための歌を、異教の地で。

 

ウィロー
 

 

ウィローが秘めている魂は、月の波動です。

 

 

●ウィローの性質がマイナスに現れたとき

人生の伴侶として愛せる人と出会えない。あるいは愛する人から振られてしまったり浮気をされたりしてしまう。働きたいのに働く場所が見つからない。職場で同僚の方が自分よりも昇進していく。やりたいことがあるのにお金がない・・・。このように、自分の人生において、自分の願いや理想が実現できないとき、無意識のうちに、自分の運命が不幸であると思うことがあります。

 

ウィローの性質がマイナスに現れたとき、自己憐憫や被害者意識が生まれます。そしてそれは、自分の人生(運命)に責任を持たないですむ口実になります。それは、陰陽でいう陰の極致であり、生命や繁栄のエネルギーとは反対の、死や衰弱に向かうものであり、能動的かつ建設的な発想を生み出すのを拒否している状態です。

 

柳の下の幽霊(宇佐吉)

 

 

●ウィローの性質を持つ人

バッチフラワーレメディを生み出したエドワード・バッチは、ウィローのお花のなかに、自分自身を運命の犠牲者と捉える孤独で屈折した性格の人のためのレメディとなるものを見いだし、それが犠牲者という役割から自分自身を解放して、暗闇にいる魂に励ましのエネルギーとなる光を与えられると考えました。バッチは、ウィローの黄色い花に、水っぽい冷たい波動に対して根本的に取り組む宇宙の火の光が備わっていると感じ、ヘカーテの女神がいる黄泉の国、つまり無意識のさらに深い層から魂を自由にするのがウィローのお花だとわかりました。そしてそれはまさに太陽とは正反対の陰の性質を持つ月の波動の世界なのです。

 

 

●ウィローの性質がプラスに現れたとき

ウィロウのフラワーレメディを飲むことによって、被害者意識や犠牲者意識がなくなり、自分自身で人生(運命)を切り開いていこうという建設的な気持ちになります。ウィロウのマイナス状態を克服した人は、自分の人生を信じ、安らぎを得て、楽観的になります。ウィロウは霊的な成長をするときの助けにもなります。

 

東洋においては、この陰の極に陥った人々を再生するために観音という慈悲の女神が存在します。観音は、柳の枝で生命の蜜を人々に与えるとされています。

 

黄金の観音様 光輪付き(ニャオ)

 

 

〈参考文献〉

メヒトヒルト・シェファー著「バッチの花療法」フレグランスジャーナル社

メヒトヒルト・シェファー著「魂の植物」フレグランスジャーナル社

 

 

 

 

バッチフラワー画像著作権:

株式会社プルナマインターナショナル