大阪から路線バスを乗り継ぎ、2022年6月に金沢駅(石川県金沢市)に達しました。
今回はその続き。金沢駅前から富山駅前(富山県富山市)までのバス乗継旅、第三話です。
・大阪をスタートしたときの記事はこちら ⇒ [リンク]
・前回のお話(瑞泉寺前⇒片原横町)はこちら ⇒ [リンク]
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富山県高岡市の片原町バス停です。北陸旅行三日目の朝はここからバスで富山駅前へ向かいます。
これから乗るのは富山地方鉄道のバスなのですが、バス停は加越能バスのものですね。富山地方鉄道は加越能バスの親会社です。
片原町バス停から少し離れたところに万葉線の片原町停留場があります。歩道にバス停のような標識が立っていて、線路横には安全地帯がありません。
電車の時刻を調べてみると、上下線とも11時4分発となっています。単線なので、ここで上下線の交換が行われるわけです。
11時5分に下り電車(上の写真の黄色い電車)が到着し、上り電車を待ちます。上り(上の写真も青い電車)は11時6分に到着。路面電車で単線だと定時性の確保が難しそうです。
路面電車の交換を見た直後にバスが来ました。
このバスも電車と同じ11時4分発です。車内に先客はなく、約3分の遅れで片原町を出発します。
2023年8月19日(土)
片原町 11:04
↓ 富山地方鉄道
↓ [10]富山駅前行き
↓ 750円
富山駅前 12:02
バスは先ほど見た下り電車を追い抜き、広小路で右折。ここから富山市内まで県道44号(かつての国道8号)を走ります。
県道は古城公園と高岡工芸高校に挟まれたところを通ります。この都市が城下町であり、また工芸都市であるということがよくわかりますね。
跨線橋でJR氷見線を跨ぎ、しばらく進むと高岡大橋(庄川)を渡ります。渡った先は射水市。
射水市はパークゴルフの里なんだそうです。海王丸パークや富山新港があることから海に面した町というイメージを抱いていたのですが…
除雪車が隙間なく詰めて停めてあるのを見て、夏の北陸に来たことを実感。
バスは富山市に入ります。このあたりは呉羽という町。化学メーカーのクレハはここが発祥の地です。
バスは我々2人の貸切状態でここまで走ってきましたが、富山短期大学口で7人が乗車。そのあとは各バス停で乗車する人がいます。富山市呉羽町と富山市中心部との間でバスの需要があることがわかります。
呉羽山の峠を越えると富山の市街地が見えてきました。
JR高山本線を跨ぎ、富山球場前バス停からは路面電車と並走します。
富山大橋(神通川)を渡ると富山の中心市街地です。
バスの車窓から間近にお城を見て、城址公園前交差点を左折。市役所前を過ぎると富山駅前です。
富山駅前には3分ほど早く到着しました。
JR富山駅です。2012年9月に大阪梅田を出発し、11年かけてここまで来ました。少しずつ刻みながら前進したおかげで、滋賀県や北陸3県のことをいろいろ知ることができました。
このルートは富山駅前でゴールということにしたいと思います。
(訪問日2023/8/19)