【バス乗継旅】新函館北斗駅前から木古内駅前まで 1 | バスと献血のたび

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大阪からバスを乗り継いで遠くまで行きたいです。
献血の記録も載せていきます。

札幌から路線バスを乗り継ぎ、2019年9月に新函館北斗駅(北海道北斗市)に達しました。

今回はその続き。新函館北斗駅前から木古内駅前までのバス乗継旅、第一話です。

・札幌をスタートしたときの記事はこちら ⇒ [リンク]  

・前回のお話(函館駅前⇒新函館北斗駅)はこちら ⇒ [リンク]

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3年ぶりの新函館北斗駅です。

今回は妻と2人で新青森から新幹線に乗ってきました。

北海道にはこれまで何十回も来てますが、鉄道を利用しての来道は初めてです。

 

新幹線を降りた人たちの多くは電車で函館市内へ向かいます。駅名に函館と付いているものの、新函館北斗駅は函館市ではなく隣の北斗市にあり、函館駅まではおよそ18キロも離れています。この距離を大阪で例えたら茨木や西宮あたりに新幹線駅があるようなものです。青函トンネルから札幌まで新幹線を引こうとしたときに、できるだけ函館に近いところに通して函館本線との接続駅を設置したらこうなるのはわかりますが、市街地からここまで遠い新幹線駅は他に例がありません。

 

今回、私たちが向かうのは函館市内とは反対方向の江差です。函館駅前から新函館北斗駅を経由して江差バスターミナルへ向かうバスに乗ります。今日は江差で一泊して、次の日は木古内まで行って新幹線で帰る予定です。

 

バスの時間まで駅構内と駅前を散策。

若い人は三橋美智也をご存じないかも。

 

こちらは北斗市のキャラではなく、北斗つながりで設置されているものです(笑)。

 

北斗市の公式キャラクターはこちら。

しげたか「ほら、ずーしーほっきーやで」

妻「いや~ん、気持ち悪い」

しげたか「江差行きのバスはきっとこんな感じでやってくるよ」

妻「ギャー!!!」

 

バスが来ました(笑)。時刻は11時12分。このバスの函館駅前発車時刻は10時9分ですから、ここまでおよそ1時間かかっています。やはり新函館北斗は遠い!

車両は高速バスで使われるようなタイプですね。北海道では一般道を走る路線バスでもこのような車両が使われていて、快適な移動ができます。

 

2022年8月17日(水)

新函館北斗駅 11:08

↓ 函館バス 函館・江差線

↓ [610]江差ターミナル行き 1,750円

柳崎 12:11

 

バスには十人ほどの先客が乗っていて、うち二人が新函館北斗駅で下車。一方、乗車したのは我々含め四人です。函館バスは西鉄のnimocaエリアなのでICカードリーダーにICOCAをタッチして乗車。

 

バスは駅前通りをまっすぐ進み、そのまま国道227号に入ります。上り坂が始まり、右手にきじひき高原への道が分岐します。さらに進むと二股口古戦場と書かれた道標が見えます。

 

二股口古戦場は箱館戦争の戦闘のひとつである二股口の戦い(1869年)があったところ。日本海に面した乙部に上陸した新政府軍は箱館へ向けて進軍し、迎え撃つ旧幕府軍は台場山に本陣を置いて防戦しました。道標が示す古戦場は台場山の陣地を指していると思います。

 

中山峠を越えて厚沢部町に入ります。ここは渡島と檜山の境界でもあります。
厚沢部町はメークイン発祥の地だそうで、町のホームページによると「世界一素敵な過疎のまち」を目指しているのだとか。ちなみに人口は約3500人です。
町内には札幌酒精(サッポロソフトのメーカー)の工場があって、町内で生産されたサツマイモを使って焼酎を作っているそうです。札幌酒精は札幌出張のときに本社工場前をよく通っていましたから馴染みがあります。

 

鶉川の右岸に沿って進んで行くと稲倉石古戦場という案内標識があり、その先は石碑が設置された広い駐車場(鶉ダム展望駐車場)となっています。
このあたりは1868年に松前軍が旧幕府軍と交戦したところで、石碑はその戦いの慰霊碑です。松前軍は尊皇派に転じたあと、旧幕府軍の攻撃に備えて内陸部に築城します。その場所が厚沢部町の館ということろで、五稜郭から攻めて来た幕府軍を迎え撃った場所が稲倉石なのです。
実施の古戦場は鶉ダムの建設で水没し、そのときに石碑をここに移したのだそうです。
 
鶉で時間調整の停車(両替およびチャージはこの時間に、との案内もあり)をして厚沢部町の中心部へ。途中に「ゆできび」の幟を出している店舗を見つけ、北海道に来たことを実感します。
 
厚沢部町の中心部を通り過ぎてすぐの富栄でバスは停車。1名乗車します。新函館北斗駅を発車してからここまでの間で乗降する人はいませんでした。

厚沢部川下流にはたくさんの風力発電風車が立っています。このバス乗り継ぎ旅のルート上でも寿都町の朱太川河口で風車を見ました。両者は気象条件が似ているのでしょう。
 
日本海まであと1キロというところで厚沢部町から江差町に入ります。厚沢部川の河口付近は厚沢部町ではなく江差町になっていまして、厚沢部町は「海なし町」なんです。

江差町に入って最初のバス停である柳崎にほぼ定刻の12時12分着。ここで下車します。

 

次のバスは13時47分発。1時間半ありますので、お昼をいただきます。

 

お目当てのお店はバス道を400メートルほど戻ったところ。

途中、国道227号(バス道)から国道229号が分岐しています。国道229号は小樽から日本海に沿って江差に至る国道で、この交差点が終点なんですが、お昼ご飯のことで頭がいっぱいになっていて終点の標識を見落としました(笑)。

 

それくらいに頭がいっぱいになるお店というのはラッキーピエロ。厚沢部町に戻ってすぐのパチンコ屋さんの敷地にあります。パチンコ屋の駐車場にある飲食店と言えば、讃岐うどんファンなら四国高松のあたりや(2013年に閉店)を挙げるでしょう。一方で北海道檜山地方の人ならラッキーピエロを挙げるはずです。

 

ラッキーピエロは北海道ローカルのハンバーガーチェーン。旅行関係の本やテレビでたびたび紹介されているので、ご存知の方も多いのではないでしょうか。

 

主に函館市内で店舗展開しているラッキーピエロですが、檜山にも一店舗だけあるんです。それがこの江差入口前店。お昼時とあってお客さんがどんどん吸い込まれてきます。

 

 

(訪問日2022/8/17)

 

 

【続く】

 

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