【バス乗継旅】長万部駅前から八雲駅前まで 1 | バスと献血のたび

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大阪からバスを乗り継いで遠くまで行きたいです。
献血の記録も載せていきます。

札幌から路線バスを乗り継ぎ、2017年7月に長万部駅に達しました。

今回はその続き。長万部駅から八雲駅までのバス乗継旅、第一話です。

・札幌をスタートしたときの記事はこちら ⇒ [リンク]  

・前回のお話(ゆべつのゆ→長万部駅前)はこちら ⇒ [リンク]

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札幌から長万部に向かう特急列車。窓ガラスにヒビが入っているのか応急手当がしてありますね。

途中、東室蘭からオランダ人観光客が大勢乗って来られ賑やかに。隣に座った人が「エプロンをした石像を京都でたくさん見たが、あれは何?」ときかれ、何のことかと思ったらお地蔵さんのことでした(笑)

1年ぶりの長万部です。

今日はここから北桧山、大成、熊石を経て八雲までバスに乗ります。長万部からは函館行きのバスが出ていますが、まっすぐ函館を目指すのではなく、檜山管内の町を経由してみようと思います。

駅舎の中が何か変わったなと思ったら、駅売店が無くなっていました。いまは待合室になっています。隣の観光協会にお店が残っているので、お土産を買ったりするのに不便はしませんが、寂しいですね。

長万部には名物駅弁「かにめし」があります。売店で注文したら近所のお店から持ってきてくれたのですが、いまは直接お店に言うか観光協会に伝えるのでしょうね。

 

今日まず最初に乗るのは函館バスの上三本杉行き。この路線は旧国鉄瀬棚線の廃止転換バスです。旧国鉄瀬棚線の起点は約10キロ南の国縫(くんぬい)ですが、列車運行上の実質的な起点は長万部でした。それに合わせてか、このバスも長万部から出ています。

函館バスは西鉄のnimocaを"ICAS nimoca"という名前で導入しています。つまりICOCAも使えるんです。ICAS nimocaを使うと60分以内の乗り継ぎに割引が適用されるそうです。

バス停に函館市中心部の眼科病院の広告が見えますが、ここから函館までは110キロくらいありますよ(笑)

 

2018年6月2日(土)

長万部駅前 09:26

↓ 函館バス 瀬棚線 

↓ 上三本杉行き 1250円

北桧山 10:56

 

起点の長万部ターミナル(駅から北西へ2キロ)からやって来たバスに先客はゼロ。長万部駅前で5人が乗車します。
 
JR函館本線沿いの道をしばらく走り国道5号に合流します。左手には内浦湾(噴火湾)が見えると思ったのですが、予想に反してあまり見えません。国縫駅前の先で右折し国道230号(国縫道路)を走ります。国縫川に沿った谷筋の道。

峠を越えて今金町に入りました。渡島から檜山に入ったことになります。国道250号は桧山管内で美利河(ぴりか)国道と呼ばれています。

 

峠を越えて国道を逸れ、クアプラザピリカで2名下車。

 

国道に戻り美利河ダムの前を走ります。美利河ダムで堰き止められている湖がピリカ湖です。ところでダムのすぐ前を横切る道路って珍しくないですか?

 

長万部岳を水源としてピリカ湖を経て来た後志利別川(しりべしとしべつがわ)。バスは川に沿う下り坂を走ります。蛇行する川に対して道路は割と真っすぐ通っていて、川を何回も渡ります。

 

花石からは道道936号を走ります。花石で車いすのお年寄りが乗車。とてもかわいいカードホルダーをICカードリーダーにかざします。

 

道道936号はかつて国道230号の一部でした。いまの国道230号(花石バイパス)ができて暫く経ってから道道になりました。

 

今金の市街地に入ります。瀬棚郡瀬棚町が平仮名の久遠郡せたな町になった今、Googleで漢字の"瀬棚"を検索すると瀬棚郡今金町がヒットしてしまいます。北海道では郡名を使うことがあまりないので余計に違和感があります。

 

小学校に大運動会の横断幕が見えます。北海道では運動会を5月から6月にするのが常識なんですよ。

今金バス停で3名下車。バス停は旧今金駅跡にあり、風車風の建物「デ・モーレンいまかね」も併設されています。風車ではなく風車風の建物。観光協会と商工会が入居しています。

 

北海道らしい農地の中を通る直線道路を西へ向かって走り、せたな町に入りました。

檜山の中心は江差町ですが、人口はせたな町の方がやや多いようです。それでも人口は1万人に届いていません。檜山の7つの町の人口を合わせても3万人台だそうです。

せたな町は3つの町が合併してできました。合併の際に旧北桧山町は役場の本庁舎をとり、旧瀬棚町は町名をとり、久遠郡大成町が郡名をとりました。

 

檜山北高校前で高校生8名が乗車。バスに乗るまではとても賑やかですが、車内では静か。

昔は高校の裏に国鉄丹羽駅がありました。

 

牧場に牛がたくさん。でもバスの乗客で牛を見ているのは私だけ。

 
荷卸松というバス停があります。そばにある木が荷卸の松と呼ばれる木(実際はイチイの木)で、丹羽地区の開拓の記念樹として尊ばれているそうです。1892年、元会津藩士・丹羽五郎が移住者49人を連れて入地したときに樹下に荷物をおろしたのがここだとか。
 

北桧山の市街地に入り、北桧山ターミナルで下車。バスはさらに先の瀬棚市街を経て上三本杉まで行きます。瀬棚の中心部には賞味期間1時間のシュークリームがあるんだそうですよ(笑)

北桧山ターミナル(函館バス北桧山出張所)の建物は旧北桧山駅の駅舎を使っています。

待合室と出札窓口が鉄道の駅らしいです。

 

待合室にマンガが置いてありますね。

 

マンガよりも気になるのがこちら。

せたな町の観光ポスターです。

札幌市内の地下鉄やバス車内に掲示されているので、ご存じの方も多いかと思います。

町職員が企画制作しているこのポスター、北海道広報コンクールなどで高い評価を得ているそうです。せたな町のウェブサイトで過去のものも見ることができますので、見たことのない方はぜひ見てください。

 

快速瀬棚号の案内も掲示されています。函館の病院やお店を紹介していますね。

でもここから函館まで120キロ。バスで3時間半かかります。

朝6時半に出発して函館で1日過ごし、夕方6時半に帰ってこられるようになっています。

 

次のバスまで2時間あるので、温泉に寄ってみることにしました。

温泉までは300メートルくらいです。

バスターミナル前の道路は駅前だったころの名前のままです。

それよりこの道路なんですが、西側が偶数月に駐車禁止で、東側が奇数月に駐車禁止となっています。見て見たところ実際は深く考えず両側に駐車しているようですが…

 

歩いて温泉ホテルきたひやまにやってきました。日帰り温泉が400円です。お湯はやや茶褐色。ドーム型のガラス天井から日光がさしこんで、とても明るい浴室です。露天ぶろやサウナもあります。10分100円のマッサージチェアーも利用しました。

 

お風呂の後はホテル併設の食堂でお昼にします。

浴場のウォータークーラーもそうでしたが、水が美味しいです。そういえば後志利別川は水質が最も良好な川に何度も選定されています。

 

注文したのは"せたなカレー"。こちらのお店では"まこまないカレー"という名前で出しています。

SPF豚の角煮、北檜山産男爵イモのコロッケ、地場産野菜、イカが入ったカレーです。

メニューになぜか釧路名物のスパカツ(カツスパではない)もあり、どちらにするか悩んでカレーにしました。

 

北桧山バスターミナルに戻る途中、加藤下宿という名前の下宿屋さんを見つけました。

家から高校に通えない子が下宿しているのかもしれませんね。

 

【続く】

 

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