札幌から路線バスを乗り継ぎ、2017年1月に函館本線岩見沢駅に達しました。今回はその続き。岩見沢駅(岩見沢市)から砂川駅(砂川市)までのバス乗継旅、第一話です。
・札幌をスタートしたときの記事はこちら ⇒ [リンク]
・前回のお話(栗山駅→岩見沢ターミナル)はこちら ⇒ [リンク]
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毎日暑いですね。
今年3月に行ってきたバス乗り継ぎ旅のことを書きます。これを読んで涼んでください(笑)
前の日に札幌の出張先で遅くまで仕事をしていたので、この日の朝はホテルの部屋でゆっくり寝るつもりでした。そして朝7時台に一度起きて天気予報を見てからまた寝ようと思い、テレビをつけました。
そしたら天気予報の前にオホーツク管内美幌町でメープルシロップを作っているお宅が紹介されてまして、焼いたニシンにメープルシロップをかけて食べるじゃありませんか!
あまりのショックに目が覚めてしまい、そのまま岩見沢へ向かいました。
岩見沢です。
岩見沢では2006年までばんえい競馬が開催されていました。
駅のホームにはソリを曳くばん馬の像があります。
バスの発車まで時間があるので、近くを散策します。
岩見沢は鉄道の町。駅北口を出てすぐのところには岩見沢レールセンターがあります。煉瓦造りの建物は北海道炭鉱鉄道(室蘭本線の前身)の工場として建てられたもの。貴重な建築物です。
北海道開拓のシンボル、五稜星マークがカッコいいですね。
さらに北へ歩くと幾春別川を渡ります。
札幌と幌内媒田とを結ぶ道路を建設したとき、工事関係者の宿泊所を幾春別川の川辺に設けたそうです。そうしたことから
「湯を浴びる沢」→「ゆあみさわ」→「いわみざわ」
と転じて岩見沢になったと言われています。
その川辺には岩見沢発祥の地記念公園があります。
記念碑もある大きな公園なのですが、除雪していないので中に入れません(笑)
公園に入るのはあきらめ、岩見沢駅に戻ります。
ガラス面に縦の黒い線が見えますが、これは古いレールなんです。よくわかりませんが稀少価値のあるものだとか。さすが鉄道の町!
ではバスに乗りましょう。
駅前のバスターミナルは岩見沢市の公共施設と併設されています。中にはFMラジオ局もあるんですよ。
11時20分の美唄行きに乗ります。この路線は2時間に1本程度の間隔で運行されています。
券売機がありますね。このあたりはSAPICAが使えないので切符を買っておきましょう。
ターミナルの建物を出て一番手前のバス乗り場は札幌行きの高速いわみざわ号。15分間隔で出ています。
われらが美唄行きは一番奥の8番のりば発です。
2017年3月4日(土)
岩見沢ターミナル 11:20
↓ 北海道中央バス 岩見沢美唄線
↓ 美唄駅前行き 520円
美唄駅前 11:59
乗客は6人。駅前通りの一本西を進み、4条通を東へ。
このあたりが岩見沢の中心繁華街のようです。
4条東15で左折して国道12号を走ります。
ここで岩見沢銘菓こぶしを食べます。
今回のバス乗り継ぎ旅ではいろんなものを食べる予定です。
三笠入口を過ぎると国道12号は岩見沢市と三笠市の境界を通ります。右手は三笠市で左手は岩見沢市。
でも左右どちらも岡山という地名。岡山からの移住者が命名したそうです。
岩見沢市中心部で乗ってきた人たちで4分の一くらいの席が埋まっていたのですが、イオン三笠店で約半数の人が降りました。
三笠市は石炭で栄えましたが、今や人口は1万人を切っています。
美唄市に入ると左手にピンネシリがきれいに見えます。
道に面した広大な農地には融雪剤が撒かれています。黒い帯が幾重にも描かれていて、早春の北海道らしいユニークな風景だと思います。
光珠内北から国道12号は日本一長い直線道路となります。その長さは29.2キロ!
JRのオーバーパスの先に
「直線道路日本一」
と書かれた碑が建っているのですが、この付近は道路の拡幅工事で迂回路を走るようになっています。碑の真横をグネグネ曲がりながら通行する車両。なかなか面白いです(笑)
この道は月形町に設置された樺戸集治監の囚人が開削した道路です。重要な幹線道路ということで、なるべく直線になるよう引いたそうです。
25年兵という名前のバス停がありました。
屯田兵が美唄に入植した明治25年にちなむそうです。美唄市内にはこのほかにも6年兵や24年兵というバス停があります。
美唄駅前には定刻ピッタリに到着。
美唄は道内有数の石炭の町として栄えました。鶏のモツを串に刺した美唄焼き鳥が最近よく知られています。
市内中心部のスーパーで買い物をしてから次のバスに乗ります。
※2020年追記:
2020年3月に美唄を一日観光しました。その時の記事はこちらです。▼
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