やらねばならぬ派の母VSやりたくないものはやれない派の娘 | 紫枝の人生は体当たり

紫枝の人生は体当たり

2児の母であり妻。それ以外の肩書不詳。
体当たりで人生生きてます。

なんか「こういう占いとかやる時、名前があったら気分が上がるかしらドキドキ」くらいの軽いノリですが、専用の名前つけようと思い、「私、木成分が足りないから、緑系の文字入れたいな」とか色々考えた結果、ぐるぐる考えすぎて1周回って「やっぱりひらがなの『しえ』でいいんじゃね!?」と思ったんですが、「東玉堂だし、アセン双子だし、ちょっと頭よさそうな名前にしとくか!?(中身はうっかり車騎べぇだけどな!)」と思うに至り、名前を「紫枝(しえ)」にしました。
「格調高そうだから」というだけで、紫に意味はありません(笑)
枝は木に関する漢字だからですやしの木

 あっという間に化けの皮剥げそうですが、よろしくお願いします笑い泣き


 さて、日々占い好き仲間を増やすべく工作活動を続けているのですが、よく聞かれるのが「どうしてそんなに知ってるの?」ということ。

 

「私の玉堂(西洋占星術では双子水星金星)がうずいたから」

 

としか言いようがないのですが、きっかけというものはあります。 

 

(ちなみに、玉堂+調舒がいかんなく発揮され、今回のブログ記事も安定の長文です)

 

 

 真面目に語ると、占いにはまり出したのは第一子である娘を出産したあたり。妊娠中に実母を亡くし、友人知人のいない土地で初めての子育てを始めた私にとって、産後鬱はマストイベント☆ 娘が生後6か月になって、子育て支援センター等へ遊びに出るようになるまで、記憶がない…

 

写真は撮っていたので、それ見て思い出すしかない(これは児童館)

 

 思えば、ただでさえ精神的エネルギーがすっかすかな状態のところに母乳で肉体的エネルギーまで吸い取られ、心身ともに残りかすも同然だった私。そんな状態で下手したらおむつ替えさえままならないくらい体が動かなかったので、生後1か月は旦那が育休を取ってくれて、その後も時短を取って献身的に家事育児をしてくれました。

 のろけじゃありませんが、旦那の献身さは「家事育児を『手伝う』」なんてレベルではなく、朝は私の朝ごはんを準備し、娘を着替えさせて出勤。仕事から帰ってきたら即夕ご飯の支度をし(作り置きを並べて温めるだけだけど)、娘をお風呂に入れ、私と娘が寝に行ったら(寝かしつけは添い乳)、皿洗い、翌日の夕飯作り、掃除、その他こまごまとした作業をこなして、さらに時短でやりきれなくてお持ち帰りになった仕事をしていました。娘が夜泣きして添い乳でもだめだった日にはリビングで一緒に転がって、朝私に発見されることも。

 私がやることと言えば、昼間、娘の面倒を見て、適当に遊んで、夕ご飯用の飯を炊飯器に突っ込むだけ。あとは「うちの旦那できた人でね~ドキドキ」とのろけておけばいい。

 

 

 

だけど、私の心は落ち込むばかり。

 

 

 

 …今思えば、「オレのシャキケンギュー」が悲鳴をあげていたわけですよ。ええ(ただ、実際は娘が神経質なタイプだったため、抱っこして歩いていないとずっと泣く子で、抱っこ紐に入れてせまい家の中をずっとグルグル歩いていたので昼間のんびりできていたわけではありません)

 

 車騎牽牛は「世の中に役に立つ自分でいてなんぼ」のところがあるのです。言い換えると、「自分がいらない」存在になるのが、怖い。

 

「あなたいらない」なんて口がさけても言っちゃだめ

 

 

 旦那の献身さのおかげで、私は昼間に娘のお世話していればいいだけの状態だったのですが、それは保育園に入れてしまえば事足ります。母乳だって、ミルクにしてしまえば私は必要ない。そんな「私がいなくなっても、世界は回る」現実をつきつけられ、私は絶望していたわけです。

 

 

 

恐らく、石門貫索調舒鳳閣あたりの人には「ちょっと何言ってるか分からないですね」状態だと思います笑い泣き

 

 

 

 育児相談会に行ってあれこれ相談しても、「疲れてるんですよ。旦那さんや周りの人に頼ってお子さんを預けて、たまには一人でリフレッシュしてはどうですか?」と言われるばかり。しとるっちゅーねん。うちの旦那、何回でも一人の時間作ってくれたっちゅーねん。それでも、1度も私の心は晴れやかになったことないわ。

 

 私の心はすっかりやさぐれていましたが、占いでは別の角度からのアドバイスをもらえました。自分が真面目すぎるほど真面目であること、でも家族はそこまでのことを求めていないからもっと肩の力を抜いても大丈夫なこと、神経質な面があるから一人の時間が絶対必要なこと、そして、何より、娘は自分とは全く違う性格であり、理解しがたい存在であっても仕方ないこと… 

 

 

 話はちょっと飛ぶというか、相変わらず育児の過去愚痴が続きますが、娘はがん!として自分を譲らない子でした。育児書に頼っていた私は「毎日規則正しい生活を送りましょう」と言われて、その通りにしようとしました。朝は7時に起こして朝ごはん、その後はお弁当を持って公園に行き、ご飯を食べて帰宅、昼寝、その後、児童館に遊びに行き、17時には帰って、お父さんが帰ってきたら夕ご飯、7時にお風呂に入って9時までに寝る、子どもはそういう毎日一定のリズムで生活を送ると「子どもも次は何をするのかわかって安心し、情緒が安定します」

 

 

って、言うじゃん?

 

 

 そう育児書に書いてあったから、信じましたよ。ええ真顔

 

 ところがどっこい、娘は出かけるのが嫌だったら頑として出かけない、帰りたくなかったら帰らない、寝たくなかったら眠くなっても寝ずに泣いてる(寝ろよ)、そんな子でした。しかし、逆に寝たくない時はそのまま放置していたほうが気持ちが落ち着き、無理に寝かせようとする時よりかえって早く寝付くこともしばしば。え?この子、一定のリズムで過ごさないほうがいいの?

 

 公園に出かけると17時になると町内放送で音楽が流れる地域でした。その音楽を聞くと、幼児から小学生までみんなすっと帰りました。しかし、娘は帰りませんでした。何度「帰ろう」「帰る時間だよ」「みんな帰ったよ」「お母さん帰りたいなー」「もう暗いよ」「お化け出るよ」と言っても、頑として帰りませんでした。まだ遊んでいる高学年や中学生の子を横目に、ずーーーーーーーーーーっとブランコをこいでいました。

 そりゃ、小さい子どもたちみんながみんな、素直に帰っていたわけではありません。それでも、2,3回ちょっと強めに帰宅を促されると大抵帰っていました。そんな子たちを見送り、「なんでうちの子は…」と何度思ったかわかりません。時にはお母さんがキレて「もう知らん!お母さんは帰るからねッ!」と先に親が公園を出てしまい、泣きながら子どもが追いかけるという定番の光景もみました。そのやり方はなんか違うと思いながらも、疲労困憊の私は同じことをしました。

 

 

すると、うつむいたままブランコにしがみついてるじゃん?

 

 

帰らんのかい真顔

 

 

ワンコ?

散歩中に突然座り込むワンコなの?

 

 

 育児相談で相談しても、「特に問題のある子ではないですねー。むしろ、おとなしいくらい」と言われる。「私だ。私のせいだ。私が甘すぎるんだ。私の育て方がいけないんだ」と何度も何度も自分を責めました。

 

 

しかし、今なら言える。


あの子のあの強固なまでのかたくなさ。



 

 

石門だもん。仕方がない。

 

 

 

 

 石門だもん。家にいたい時には出かける時間になっても家にいたい。石門だもん。やりたいことが残っていたら帰る時間になっても帰れない。石門だもん。寝る気分にならなけりゃ、たとえ眠くなっても布団の中には入れない。

 

 …これね、「親の言うことには従ってなんぼ」な車騎牽牛(+玉堂)の私からするとワンダーランドなんですが、「自分の気分的にやりたくないこと」は「やれない」らしいのですよ、石門貫索の方々は。(私の中の)車騎牽牛的には「やりたくなくても、やらなければならないことはやらねばならぬ」で体が動くんですが、石門の娘的には本当に「体が動かない」らしいのです。車騎牽牛的さぼってるとかわがままとは別次元みたいです。あいやー。知らなかった。

 石門と車騎牽牛は割合相反する性質を持っています。そりゃ石門要素ゼロな私にとって娘の言動は理解しがたいはずだ。算命学で石門と車騎牽牛の性質の違いを知った時、「我が子と言えども、他人だよ」という言葉が身に染みました。 

 

 

よく周りの人にジロジロ見られるレベルのぎゃん泣きする娘を抱えて帰りました

そして、車の中でも泣き続け、ついには眠ってしまうのでした…

 

 

 車騎牽牛は自分を責めやすい性質も持っているので、私はしょっちゅう娘のかたくなさを「母親たる自分のせいだ」と思っていたのですが、それも算命学で自分の性質、娘の性質を知って、「自分のせいじゃない!元々の性質だったんだ」と腑に落ちることで楽になりました。

 

 まあ、「自分のせいじゃない」と本格的に肩の力が抜けたのは、第2子である息子が生まれてから。ちょっと多動気味?と思えるほど元気な子が生まれたのですが、「出かけるよ」「ご飯だよ」「お風呂だよ」「寝る時間だよ」と言えば、それまで遊んでいたのをぱっとやめて、ついてきたり布団に入ったりする(「帰るよ」だけは、やっぱり遊びが盛り上がっているとごねましたが、それも娘ほど強固ではない)。娘に比べて特別甘やかしたわけでも厳しくしたわけでもないのに、実に素直に親に言われたことをやろうとする。


そんな彼は車騎ボーイ

 

 

勢いあまってゴミ箱に突っ込んじまった車騎ボーイ

 

 

 いや、石門娘と全然違いますわ笑い泣き やっぱり親の育て方のせいではない。元々持って生まれた性質の違いの方が大きい。

 

 

 そんなこんなで家族の性質を理解し、自分の「困った」を解決するのに占いがその時の私には最適ツールだったのです。「当たる・当たらない」というより、もう「使えるツール」と思ってしがみついていました。西洋占星術で知ったことも多いし、それでしかわからないこともあったのですが、わかりやすいさの点で、特に子育て中の方で家族にお悩みの方には算命学をおすすめしてしまいます。いや、西洋占星術もいいんですよ?「あなたの月に娘ちゃんの火星がのっているので、娘ちゃんがいるとどうしてもイライラすることが多いです。それはあなたのせいではありません」って産後鬱真っ盛りの時に言ってもらえた時には私号泣しましたもの(今はそんなに娘にイライラしません。そんなに…)

 

 

 まあ、そんなわけで、産後鬱での沈み方が大きかった分、そこから這い出るのに占いの勉強必死にしました。それが私が算命学とかにはまった理由です。色々占いに対する注意点とかもあるのですが、ひとまず「人生を楽しくするツール」だと今の私は思っています。なくても生きていけるけど、知ってると楽しいよね音譜

 まずは自分のことを知り、子どもや旦那さん、自分の両親のこと、知ってみると面白いですよドキドキ