以前ブログに書いた“新宿タワマン刺殺事件”。
書いてから少し追加の情報が出ていました。
和久井学容疑者について
・離婚歴あり(2009年頃に結婚、2019年頃に離婚)
・離婚後にK-POPアイドルのTWICEにハマり、推し活で行ったライブで平沢俊乃さんと知り合った
平沢俊乃さんについて
・生年月日 1999年3月22日 (25歳没)
・幼少期に父親からの虐待を受ける
(髪の毛を掴んで階段から投げ落とされる、全身を何時間も蹴られる、真冬の倉庫に一晩閉じ込められる、など)
・母親はモンスターペアレントだった
・16歳でアパートを契約、両親とは絶縁
・18歳で銀座のキャバ嬢 4ヶ月でNo.1キャバ嬢へ
・21歳、ガールズバー『GirlsBar & Lounge Carpo』をオープン、経営開始→数ヶ月で閉店
この頃、和久井容疑者と知り合う
・22歳、2021年12月28日に『Club Charme』開店→約半年で閉店
『Club Charme』開店と同じ頃、和久井容疑者はNSXやバイクを売却し、1000万円ほど平沢さんへと渡す
2022年5月の閉店と同時期、和久井容疑者はストーカー規制法違反で逮捕。平沢さんへの接近禁止令→2023年6月に禁止令解除
また、この頃に平沢さんは結婚→優しい旦那さんだったが、結婚後はモラハラ夫に変身
・平沢さんが離婚を申し立てても逆情するだけ、自宅にいても安らげない、金銭関係の脅し、など。
2店のお店を短期間で潰したことについて、平沢さん自身のSNSへ書き込みがこちら
店舗経営は向いていなかった。閉店の原因はプレイヤー気質な自分と自分自身考えが浅はかで未熟だったこと。シャルムは私からしても第三者からしても大失敗でした。
そして問題は旦那さんや和久井容疑者からのストーカー被害といった外側からの被害だけでなく、平沢さんの健康状態にも問題があったそうで、数年前に指定難病、全身性エリテマトーデスという難病を発症していたそうです。
こうしてまとめてみますと、幼少期から25歳で殺害されるまでの間、本当に大変な激動の人生を歩んでこられたようです。
幼い頃は親の愛情が少ない家庭に育ち、そのためか早くから自立せねばならない人生の選択肢しかありませんでした。
銀座の高級キャバクラに勤めてキャバ嬢としては人気が出たものの、だからといって水商売の経営者の素質があったかと言えばそうではなく。
プライベートでは優しい男性と結婚するも、結婚後に豹変。離婚の話し合いすらも上手くいかなかったようです。
そして最期は、思い込みが強くて執念深い、和久井容疑者という殺人鬼の手によって刺し殺されました。
ただし、平沢さんは生前インスタライブで和久井容疑者を煽るような発言もしていたようで、
「つきまとい被害を受けた分搾り取る」などと発言していたそうです。
これは完全に客を選び間違えてしまっています。搾り取ってはいけない相手でした。
生年月日が判明したので一応、命式と大運を出してみます。
平沢俊乃 1999年3月22日生まれ
癸日卯月生まれの身弱の命式。
癸日の場合には時柱に専旺干支が付きますから、生まれた時間によって身旺身弱のバリエーションに変化がありますが、この命式の場合は頑張っていっても身中まで。
また、実際の事象とこの人の生き方から考えても身弱でしょうし、時支に日干の通根もないと思います。
年柱、月柱には用神がなく、この命式は日支が唯一の助けで、この人は良い旦那さんと結婚できる、支えてサポートしてくれる旦那さんと結婚したいと思っている人ですが、大運の巡りがよろしくありませんでした。
若い頃から戊辰、己巳と忌神の運勢が巡っていて、特に男性との出会いは悪い縁ばかりを引きやすい時期。
年齢的には結婚適齢期ではありましたが、運勢的には赤信号。
年運では2020年、21歳のときから金水の運勢が回ってきていたので、自分でも経営をしてみたくなったり、思い切って素敵な男性と結婚に踏み切ってみることもできたんだと思います。
だけど、本来この命式は経営者の命式ではないですから、いくら水商売が得意で人気が出て本人も楽しんで接客をしていたとしても、経営者として人をまとめたりお金の管理をするとなれば話は別です。
経営管理の適正がある命式ではないし、平沢さんのそれまでの経歴をみても後天的に経営管理能力を会得したわけではないのですから、店をオープンさせてもすぐに潰してしまうのです。
そして大運がとてもきつかったですね。
己巳の運勢で良い男性が現れる可能性は低くて、実際の事象としても結婚前はとても優しかった男性が結婚後にモラハラ夫になるのはこの手の生年月日のセオリーをそのままいったって感じです。
それにプラスして和久井容疑者からのストーカー被害。
被害は受けてもお金だけは搾り取りたいとおっしゃっていたみたいですが、この生年月日でそれは無謀です。
だけどそれでも平沢さんはお金の誘いに弱い上に、態度だけは強気なことは言いたい人なのです。
この大運は男性問題の発生は考えられても、年齢的に健康の件は発生しにくいと思うのですが、指定難病まで発症していますから、そうった点でも官星の災いが何重にも降りかかってしまっていました。
これほどまでに良いことがない人生を歩んでこられた平沢さんですが、世間ではいまだに彼女へ対する評価は賛否両論かもしれません。
だけど、四柱推命で見てみるとこの女性はどこまでいっても被害者なんです。
実際に、刺し殺されるという被害に遭って人生の幕を下ろしましたが、そこに帰結するまでに至った人生の道程は、この人が被害を受け続ける人生だったように思います。
もしも彼女の人生の選択を変えることができたとしたら、人生どこまで戻っていって選択肢を変えることができたんでしょうか。
考えを巡らせてみると、生まれたとき、最初からいわゆる親ガチャに失敗したのではないか?と思ってしまいます。
つまり本人の努力ではどうにもならないところまで遡ってしまいます。
では平沢さん本人の努力が自身の人生に影響力を及ぼすことができるところから選択をやり直そうと考えますと、まず水商売に行かなければ良かったのではないかな?と私は思います。
ただ、未成年で家を出たことによる経済状況等も考慮すると水商売は仕方がなかったのかもしれません。
だとしたら、せめて夜はキャバクラで働いたとしても、日中は別の人生の進路を歩むための資格等を取得するとか。
キャバ嬢以外の道を選べる状態にしておかなければ、専旺干支の強烈な官星の大運で、男性からお金を巻き上げるとか、素敵な男性と結婚生活を送るというのはそもそも無理に等しかったと思います。
この命式で、この大運で、男を食い物にした商売をしようとして無傷でいられるわけがない。
せっかく2023年12月に大運が庚午に切り替わり、南方運はまだ続くもののやっと天干に用神がきたのに、平沢さんの脇の甘さから、和久井容疑者への接近禁止令を解いてしまったのは大きな間違いでした。
これこそ身弱の人の甘さです。
和久井容疑者は彼女にとって“金のなる木”ではなくて“恐ろしい鬼”だったのに、そのことをあまりに安易に考えてしまったのではないでしょうか。
今回、生年月日の情報が出ていたので改めて平沢さん目線で事件に至る経緯を考えてみました。
彼女はただただ被害者でしかありませんでしたね。
本当は平沢さんは悪者ではないし、人を苦しめるような過失を犯したわけでもないのに。
運勢も、生まれた家庭も、なかなか苦しいものを選ばされて生まれてきた人だったのだと思いました。
ご冥福をお祈りします。
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