「松任谷由実」の09年4月発表、35th「そしてもう一度夢見るだろう」を聴きました。

僕が聴いたのは、サブスク配信音源、18年リマスター。

松任谷由実35

松任谷由実の全アルバム・全シングルがサブスクで配信されているので、順に聴いています。

過去にレンタル等で手に入れた音源も持っているのですが、サブスク配信は全てGOH HOTODAによる最新リマスター。
オリジナル・アルバムだけで39作もあるので、大変な長丁場ですが、頑張って聞いています。

このアルバムは、34th「A GIRL IN SUMMER」から2年11ヶ月振りに発表された35作目(オリコン4位)。
プロデューサーは、5曲目を除き松任谷正隆。
ミキシングは、アル・シュミット。
ジャケットのアートディレクターは、昨年亡くなった信藤三雄。
間にベストアルバム2枚(「SEASONS COLOURS-春夏撰曲集-」「SEASONS COLOURS -秋冬撰曲集-」)を挟んだので、前作から間が空きました。

1曲目「ピカデリー・サーカス」は、イントロに雷鳴と雨音が響く曲。曲名はロンドンの広場。歌詞に「切り裂きジャック」が登場。間奏の松任谷正隆が弾くマンドリンが印象的です。
2曲目「まずはどこへ行こう」は、終盤のコーラスが聴き所の曲。「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2009」応援イメージソング。
3曲目「ハートの落書き」は、爽やかなポップス。MV映像をコンペにより東京工科大学の学生が制作しています。
4曲目「Flying Messenger」は、イントロの荘厳なキーボード、ストリングスのピッツィカート、クラシカルで重厚なコーラスが異国情緒風な曲。NHK「探検ロマン世界遺産」テーマソング。
5曲目「黄色いロールスロイス」は、加藤和彦とのデュエット。軽快なロックンロールで、当時加藤が結成していたVITAMIN-Qのメンバー(小原礼、土屋昌巳、屋敷豪太)が参加。間奏のトリッキーなギター・ソロは土屋の演奏かな?加藤は、同じ09年10月に軽井沢で自死。
6曲目「Bueno Adios」は、タンゴ調の曲。
7曲目「Judas Kiss」は、オーケストラル・ヒットやストリングス等によるドラマチックなアレンジの曲。曲名の「Judas」はユダ(裏切者)。
8曲目「Dangerous tonight」は、ストリングス入りのダンス・ロック・ナンバー。
9曲目「夜空でつながっている」は、ミディアム・テンポのバラード。ハウス食品「プライム」CMソング。
10曲目「人魚姫の夢(Album Version)」は、39thシングル(オリコン19位)。リミックスされたアルバム・ヴァージョン。映画「女帝[エンペラー]」イメージソング。WOWOWドラマ「ママは昔パパだった」主題歌。「シャングリラⅢ」テーマソング。淡々と進みながらも味わい深い曲。

Youtubeで「人魚姫の夢」のMV映像を見つけたので、ご紹介しましょう。