「ニュー・オーダー(New Order)」の93年5月発表、6th「リパブリック(Republic)」を聴きました。

僕が聴いたのは、サブスク配信音源、15年リマスター。

ニュー・オーダー6-1

ニュー・オーダー6-2

80年代に続いて、90年代の名作もピックアップして聴いています。
4ノン・ブロンズ「ビガー、ベター、ファスター、モア!(Bigger, Better, Faster, More!)」に続いて、第24弾はニュー・オーダー。

ニュー・オーダーは、イギリスのマンチェスター出身のロックバンド。
当時のメンバーは、バーナード・サムナー(ボーカル&ギター)、ピーター・フック(ベース)、スティーヴン・モリス(ドラムス)、紅一点ジリアン・ギルバート(キーボード&ギター)の4人。

このアルバムは、5th「テクニーク(Technique)」から4年振りに発表された6作目(全英1位・全米11位)。
プロデューサーは、ステファン・ヘイグ。
所属会社のファクトリー・レコードが破産したため、ロンドン・レコードに移籍して発表されました。
発表当時、オリジナルCDを所有していましたが、この15年リマスターはLPと配信音源だけで、CDでは発売されていないようです。

1曲目「リグレット(Regret)」は、全英4位・全米28位。キャッチーなロック・ナンバー。
2曲目「ワールド(World)」は、全英13位・全米92位。女性コーラスとのやり取りも軽妙な曲。シングル化の際に、その女性コーラスが連呼する「The Price Of Love」がサブ・タイトルとして追加されています。
3曲目「ルーインド・イン・ア・デイ(Ruined in a Day)」は、全英22位・全米モダン・ロック・トラックス30位。ストリングスが流れる、ちょっとダークな雰囲気の幻想的な曲。
4曲目「スプーキー(Spooky)」は、全英22位。テンポの良いダンス・ナンバー。
5曲目「エヴリワン・エヴリホエア(Everyone Everywhere)」は、ミディアム・テンポで、少し暗い雰囲気で歌い上げる曲。
6曲目「ヤング・オフェンダー(Young Offender)」は、キーボードが曲を盛り上げるダンス・ロック・ナンバー。
7曲目「ライアー(Liar)」は、2曲目に似た、女性コーラスを携えた軽快なダンス・ナンバー。
8曲目「ケミカル(Chemical)」は、アップテンポながら盛り上がりに欠ける曲。アルバムの中で、一番印象が薄い感じがします。
9曲目「タイムズ・チェンジ(Times Change)」は、ラップ調のボーカルの曲。
10曲目「スペシャル(Special)」は、これまた、他の曲に似た感じの軽快ながら暗い雰囲気のダンス・ナンバー。
11曲目「アヴァランチ(Avalanche)」は、ほぼインストゥルメンタル・ナンバー。ジリアンのボーカルが少しだけ聞こえます。

1曲目、2曲目は良い曲ですが、それ以外はバラエティーに欠け、印象が薄いです。
アルバム全体としては、前作の方が実験的で面白かったですね。
結局、このアルバムの後、メンバー間の確執が高まり、次作まで8年も空くことになります。

Youtubeで「リグレット(Regret)」のMV映像2種類とライヴ映像を見つけたので、ご紹介しましょう。

 

 

 


同じくYoutubeの「ルーインド・イン・ア・デイ(Ruined in a Day)」の音源とライヴ映像です。
 

 

 

同じくYoutubeの「ワールド(World)」のMV映像です。