「4ノン・ブロンズ(4 Non Blondes)」の92年10月発表、1st「ビガー、ベター、ファスター、モア!(Bigger, Better, Faster, More!)」を聴きました。

僕が聴いたのは、サブスク配信音源。

4ノン・ブロンズ1

4ノン・ブロンズ2

80年代に続いて、90年代の名作もピックアップして聴いています。
ケミカル・ブラザーズ「ディグ・ユア・オウン・ホール(Dig Your Own Hole)」に続いて、第23弾は4ノン・ブロンズ。

4ノン・ブロンズは、リンダ・ペリー(ボーカル、ギター)率いる、サンフランシスコ・ベイエリア出身の4人組。

このアルバムは、1作目にして、唯一のオリジナル・アルバム(全米13位・全英4位)。
プロデューサーは、デイビット・ティックル。

1曲目「トレイン(Train)」は、3曲目のシングルB面。ブルースハープが炸裂するアップテンポのロック・ナンバー。冒頭で汽車の走る音が聞こえますが、ギターや曲調も本当に汽車が走っているような感じです。 
2曲目「スーパーフライ(Superfly)」は、ワウワウギターが目立つヘビー・ロック。カーティス・メイフィールドのヒット曲とは、同名異曲。
3曲目「ホワッツ・アップ(What's Up?)」は、全米14位・全英2位。何と言っても、パワフルな歌声で圧倒される名曲。本当の曲名は、連呼する「ホワッツ・ゴーイン・オン(What's Going On)」でしたが、レコード会社にマーヴィン・ゲイのヒット曲と混同されるとして、改題させられたそうです。
4曲目「心地よいブルー(Pleasantly Blue)」は、ジャニス・ジョプリンを彷彿とさせる熱唱系ブルース・ロック。
5曲目「モルヒネとチョコレート(Morphine & Chocolate)」は、これまた非常にパワフルなボーカルのミディアム・テンポのヘビー・ロック。
6曲目「スペースマン(Spaceman)」は、全米メインストリーム・ロック39位・全英53位。アコースティックのパートから力強く歌い上げるギター・ロック。
7曲目「オールド・ミスター・ヒー・ファー(Old Mr. Heffer)」は、ロカビリー風のロックンロール。
8曲目「コーリング・オール・ザ・ピープル(Calling All the People)」は、ハードロック・アンセム。レッド・ツェッペリンのトリビュート・アルバムに、「ミスティ・マウンテン・ホップ(Misty Mountain Hop)」を提供しておりますが、それも納得という感じです。
9曲目「拝啓 大統領閣下(Dear Mr. President)」は、ミディアム・テンポで緩急を付けて歌い上げる曲。P!nkとは同名異曲。もっとも、P!nkもこの曲に影響されたのかもしれませんが…。
10曲目「ドリフティング(Drifting)」は、アコギをジャカジャカ鳴らし、フィドルも入ったアコースティック・ロック。
11曲目「ノー・プレイス・ライク・ホーム(No Place Like Home)」は、電気変声したボーカルもインパクトがあるグランジ・ロック。

このアルバムは、当時持っていました。
結局、これ1枚で解散してしまいますが、リンダ・ペリーはこの後、名作曲家&プロデューサーとして名を馳せます。
彼女が手掛けたアーチストは、P!nkクリスティーナ・アギレラグウェン・ステファニーなど。
21世紀の女性ロック・アーチストの曲に多数クレジットされております。
そう言えば、3曲目はP!nkやレディー・ガガもライヴで歌っていますね。

Youtubeで「ホワッツ・アップ(What's Up?)」のPV映像とスタジオ・ライヴ映像を見つけたので、ご紹介しましょう。

 

 


同じくYoutubeの「スペースマン(Spaceman)」のPV映像です。
 


同じくYoutubeの「スーパーフライ(Superfly)」のPV映像です。
 


同じくYoutubeの「拝啓 大統領閣下(Dear Mr. President)」のPV映像です。