「インエクセス(INXS)」の87年10月発表、6th「キック(Kick)」を聴きました。

僕が持っているのは、17年発売の30周年記念盤(輸入盤)=キック30、3CD+Bluーray、11年リマスター、12年・17年マスタリング。

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(ボックス表)
トール・サイズの三方背ボックス。

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(ボックス裏)

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(ジャケット表裏)

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(ジャケット内側、3CD+Bluーray、トレイ下)

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(ブックレット)

インエクセスは、オーストラリアのシドニー出身のロック・グループ。
メンバーは、マイケル・ハッチェンス(ボーカル)、ティム・ファリス(ギター)、ギャリー・ゲイリー・ビアーズ(ベース)、アンドリュー・ファリス(キーボード)、ジョン・ファリス(ドラムス)、カーク・ペンギリー(サックス)の6人。

このアルバムは、前作「リッスン・ライク・シーヴス(Listen Like Thieves)」に続く6作目(全豪1位・全米3位・全英9位)。
プロデューサーは、前作に引き続き、クリス・トーマス。ミキシングは、お馴染みボブ・クリアーマウンテン。

以前、80年代の名盤シリーズで11年リマスター盤を取り上げましたが、さすがに名盤だけあって、何度も再発されております。
この30周年記念盤の前には、25周年記念盤も出ているので、さすがに5年に一度は出し過ぎと思いましたが、これは25周年記念盤の発展形のようです。
したがって、25周年記念盤(限定版、3CD+DVD)とは、Disc1と2の全曲、3の1曲目から5曲目、8曲目、13曲目が同じです。

Disc1(ORIGINAL ALBUM REMASTERED)
1曲目「ガンズ・イン・ザ・スカイ(Guns in the Sky)」は、ワン・パターンのギターリフで迫るラップ調の曲。
2曲目「ニュー・センセーション(New Sensation)」は、全豪9位・全米3位・全英25位。チャラチャラしたギターが耳に残る曲。このギター音は他の曲でも聴かれます。
3曲目「デヴィル・インサイド(Devil Inside)」は、全豪6位・全米2位・全英47位。
4曲目「ニード・ユー・トゥナイト(Need You Tonight)」は、全豪3位・全米1位・全英2位。軽いタッチのダンス・ナンバー。
5曲目「メディエイト(Mediate)」は、これまたラップ調のちょっと幻想的な曲。
6曲目「ザ・ラヴド・ワン(The Loved One)」は、オーストラリアの先輩バンド「ザ・ラヴド・ワンズ」のカバー。アヴァンギャルドな部分とポップな部分両面を併せ持った曲。
7曲目「ワイルド・ライフ(Wild Life)」は、ファンキーなギターロック。
8曲目「ネヴァー・ティアー・アス・アパート(Never Tear Us Apart)」は、全豪14位・全米7位・全英24位。ストリングスを取り入れた3連のロッカバラード。間奏のサックスが大胆ですが、盛り上がりそうで盛り上がらずに終わってしまいます。後半のコーラスが「ユーヴ・リアリー・ゴット・ア・ホールド・オン・ミー(You've Really Got A Hold On Me)」にちょっと似ています。
9曲目「ミスティファイ(Mystify)」は、全米メインストリーム・ロックチャート17位・全英14位。シンプルかつダンサブルな曲。
10曲目「キック(Kick)」は、全米メインストリーム・ロックチャート33位。パワー・ホーンが煽る曲。この曲は好きです。
11曲目「コーリング・オール・ネイションズ(Calling All Nations)」は、例のチャラチャラしたギター・カッティングが鳴り響く、パワフル&ダンサブルな曲。これも、ラップ調のボーカル。
12曲目「タイニー・ダガーズ(Tiny Daggers)」は、アップテンポの軽快なロック・ナンバー。

Disc2(DEMOS, MIXES & MORE)
1曲目「ムーヴ・オン(ギター・ヴァージョン)(Move On(Guitar Version))」は、02年再発盤のボーナストラックとして発表された13曲目の別ヴァージョン。
2曲目「アイム・カミング(ホーム)(I'm Coming(Home))」は、Disc1・4曲目の豪盤シングルB面。男性の低音ボイスや女性の喘ぎ声が入った異色作。
3曲目「メディエイト(ライヴ・フロム・アメリカ)(Mediate(Live From America))」は、88年3月のサンディエゴにおけるライヴ・ヴァージョン。
4曲目「ネヴァー・ティアー・アス・アパート(ライヴ・フロム・アメリカ)(Never Tear Us Apart(Live From America))」は、88年3月のサンフランシスコにおけるライヴ・ヴァージョン。
5曲目「キック(ライヴ・フロム・アメリカ)(Kick(Live From America))」は、88年3月のサンディエゴにおけるライヴ・ヴァージョン。
6曲目「オン・ザ・ロックス(On the Rocks)」は、Disc1・3曲目の豪盤シングルB面。ジャージーなインストゥルメンタル。
7曲目「ドゥ・ワット・ユー・ドゥ(Do Wot You Do)」は、Disc1・2曲目の英盤シングルB面。
8曲目「ミスティファイ(シカゴ・デモ)(Mystify(Chicago Demo))」は、Disc1・9曲目のデモ・ヴァージョン。
9曲目「ジーザス・ワズ・ア・マン(デモ・アウトテイクス)(Jesus Was a Man(Demo/Outtakes))」は、02年再発盤のボーナストラックとして発表されたアウトテイクのデモ・ヴァージョン。
10曲目「ザ・トラップ(デモ)(The Trap(Demo))」は、02年再発盤のボーナストラックとして発表されたアウトテイクのデモ・ヴァージョン。
11曲目「ガンズ・イン・ザ・スカイ(キック・アス・リミックス)(Guns In The Sky(Kick Ass Remix))」は、Disc1・2曲目の米盤12インチ・シングルB面に収録されたDisc1・1曲目の別ヴァージョン。
12曲目「ニード・ユー・トゥナイト(Need You Tonight(Mendelsohn Extended Mix))」は、Disc1・4曲目の英盤12インチ・シングル・ヴァージョン。ジュリアン・メンデルソーンによるリミックス。
13曲目「ムーヴ・オン(Move On)」は、Disc1・4曲目の英盤シングルB面。

Disc3(ADDITIONAL MIXES & B-SIDES)
1曲目「ネヴァー・ティアー・アス・アパート(ソウル・ヴァージョン)(Never Tear Us Apart(Soul Version))」は、25周年記念盤で発表されたDisc1・8曲目の別ヴァージョン。
2曲目「ニュー・センセーション(ニック・12インチ・ミックス)(New Sensation(Nick 12" Mix))」は、Disc1・2曲目の米盤12インチ・シングル。
3曲目「ニュー・センセーション(ニック・7インチ・ミックス)(New Sensation(Nick 7" Mix))」は、Disc1・2曲目の豪盤12インチ・シングルB面。
4曲目「デヴィル・インサイド(エクステンデッド・リミックス)(Devil Inside(Extended Remix))」は、Disc1・9曲目の英盤12インチ・シングルB面に収録されたDisc1・3曲目の別ヴァージョン。
5曲目「デヴィル・インサイド(7インチ・ヴァージョン)(Devil Inside(7" Version))」は、Disc1・3曲目のシングル・ヴァージョン。
6曲目「デヴィル・インサイド(ラジオ・エディット)(Devil Inside(Radio Edit))」は、Disc1・3曲目のラジオ・エディット・ヴァージョン。
7曲目「ディファレント・ワールド(12インチ・ヴァージョン)(Different World(12" Version))」は、Disc1・8曲目の米盤12インチ・シングルB面。
8曲目「ディファレント・ワールド(7インチ・ヴァージョン)(Different World(7" Version))」は、Disc1・8曲目の欧州盤12インチ・シングルB面。ちょっと60年代の香りもする、ギター・ロック。
9曲目「ニード・ユー・トゥナイト(ビッグ・バンプ・ミックス))(Need You Tonight(Big Bump Mix))」は、94年発表「ストレンジエスト・パーティー(The Strangest Party(These Are The Times))」英盤CDシングルに収録されたDisc1・4曲目の別ヴァージョン。
10曲目「ニード・ユー・トゥナイト(ベン・リーブランド・ミックス)(Need You Tonight(Ben Liebrand Mix))」は、Disc1・4曲目の英盤12インチ・シングル。
11曲目「ニード・ユー・トゥナイト(メンデルソーン・7インチ・エディット)(Need You Tonight(Mendelsohn 7" Edit))」は、Disc1・9曲目のヨーロッパ盤12インチ・シングルに収録されたDisc1・4曲目の別ヴァージョン。
12曲目「ガンズ・イン・ザ・スカイ(コーカブラ・ミックス)(Guns in the Sky(Kookabura Mix))」は、Disc1・2曲目の米盤シングルB面に収録されたDisc1・1曲目の別ヴァージョン。
13曲目「コーリング・オール・ネイションズ(キッズ・オン・ブリッジズ・リミックス)(Calling All Nations(Kids On Bridges Remix))」は、25周年記念盤で発表されたDisc1・11曲目の別ヴァージョン。
14曲目「運命の輝き(ライヴ)(Shine Like It Does(Live))」は、Disc1・9曲目の英盤12インチ・シングルB面。

Disc4
プロデューサーのジャイルズ・マーティンとエンジニアのサム・オケルがアビー・ロード・スタジオでミックスを手がけたDolby Atmosとハイレゾ・オーディオを収録。
また、PV8作(新規制作も含む)も収録。

どうも、このアルバムはダンス・ロックの志向が強く、その点がいまいち好きになれません。3曲目や10曲目のような曲がもっとあれば、良かったのですが…。
個人的には、前作「リッスン・ライク・シーヴス」の方がロック色が濃くて好きです。

Youtubeで「ニード・ユー・トゥナイト(Need You Tonight)」のPV映像を見つけたので、ご紹介しましょう。


同じくYoutubeの「デヴィル・インサイド(Devil Inside)」のPV映像とTVライヴ映像です。
 

 


同じくYoutubeの「ニュー・センセーション(New Sensation)」のPV映像とTVライヴ映像です。
 

 


同じくYoutubeの「ネヴァー・ティアー・アス・アパート(Never Tear Us Apart)」のPV映像です。
 


同じくYoutubeの「ミスティファイ(Mystify)」のPV映像です。
 


同じくYoutubeの「ガンズ・イン・ザ・スカイ(Guns in the Sky)」のPV映像です。
 


同じくYoutubeの「メディエイト(Mediate)」のPV映像です。
 

 

同じくYoutubeの「キック(Kick)」のPV映像です。