「インエクセス(INXS)」の85年10月発表、5th「リッスン・ライク・シーヴス(Listen Like Thieves)」を聴きました。

僕が持っているのは、11年発売の輸入盤、11年リマスター。

インエクセス5-1
(ジャケット表)
よく見ると大きなミスプリが…。印刷ガイドと思われる「FRONT」と言う文字が中央に残ってしまっています。

インエクセス5-2
(ジャケット裏)

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(ブックレット裏&CDレーベル)
ブックレット裏にも「BACK」と言う文字がそのまま印刷されております。

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(ブックレット)

自分が一番洋楽にのめり込んだ、80年代の名作をピックアップして聴いています。
先日のザ・スミス「ザ・スミス(The Smiths)」に続いて、第169弾はインエクセス。

インエクセスは、オーストラリアのシドニー出身のロック・グループ。
メンバーは、マイケル・ハッチェンス(ボーカル)、ティム・ファリス(ギター)、ギャリー・ゲイリー・ビアーズ(ベース)、アンドリュー・ファリス(キーボード)、ジョン・ファリス(ドラムス)、カーク・ペンギリー(サックス)の6人。

このアルバムは、前作「スウィング(The Swing)」に続く5作目(全豪1位・全米11位・全英46位)。
プロデューサーは、ロキシー・ミュージックやプリテンダーズでお馴染みのクリス・トーマス。
リアルで聴いた最初のインエクセスのアルバムなので、思い出も深いです。
以前、同じ80年代の名盤シリーズで次作「キック(Kick)」を取り上げましたが、個人的には、こちらの方が好きです。

1曲目「ホワット・ユー・ニード(What You Need)」は、全豪2位・全米5位・全英51位。グルーブ感の溢れるパワフルなダンス・ロック。
2曲目「リッスン・ライク・シーヴス(Listen Like Thieves)」は、全豪28位・全米54位・全英46位。キャッチー&ヘビーなロック・ナンバー。
3曲目「キッス・ザ・ダート(Kiss the Dirt(Falling Down the Mountain))」は、全豪15位・全米メインストリーム・ロック・チャート24位・全英54位。甘い雰囲気のボーカルから、途中テンポチェンジして、ファンキーで熱いボーカルに変貌します。
4曲目「運命の輝き(Shine Like It Does)」は、流れるようなアコースティック基調の曲。
5曲目「グッド・アンド・バッド・タイムズ(Good + Bad Times)」は、もちろんレッド・ツェッペリンの「グッド・タイムズ・バッド・タイムズ(Good Times Bad Times)」とは異曲。ただし、こちらもベースがブンブン鳴るヘビーロック。間奏のサックスソロも印象的です。
6曲目「嘆きの弾丸(Biting Bullets)」は、パワフルに疾走する曲。
7曲目「ジス・タイム(This Time)」は、全豪19位・全米81位・全英79位。ビートルズを彷彿とさせるキャッチーなロックンロール。
8曲目「スリー・シスターズ(Three Sisters)」は、オージーそれともアフリカン?と言った雰囲気の効果音が入ったインストゥルメンタル・ナンバー。
9曲目「セイム・ダイレクション(Same Direction)」は、イントロが長く、1分経過でようやく歌い出しとなります。終盤は、ノイジーなギターが鳴ります。
10曲目「ワン・バイ・ワン(One x One)」は、ホーンや口笛まで入った、またまたパワフルな曲。
11曲目「レッド・レッド・サン(Red Red Sun)」は、畳み掛けるように展開する、パンキッシュなロックンロール。

曲もバラエティに富んで、完成度が高いです。この辺りは、名手クリス・トーマスの貢献も高いと思います。

Youtubeで「ホワット・ユー・ニード(What You Need)」のPV映像とライヴ映像を見つけたので、ご紹介しましょう。

 

 


同じくYoutubeの「ジス・タイム(This Time)」のPV映像です。
 


同じくYoutubeの「キッス・ザ・ダート(Kiss the Dirt(Falling Down the Mountain))」のPV映像です。

 


同じくYoutubeの「リッスン・ライク・シーヴス(Listen Like Thieves)」のPV映像とライヴ映像です。