「U2(U2)」の00年10月発表、10th「オール・ザット・ユー・キャント・リーヴ・ビハインド(All That You Can't Leave Behind)」を聴きました。

僕が持っているのは、20年発売の20周年記念デラックス・エディション、国内盤2枚組、20年リマスター。
他にも、5CD仕様のスーパー・デラックス、1CD仕様の通常盤も発売されています。

U2・10-1
(ジャケット表)
デラックス・エディションは、オリジナルとは異なるデザインと写真を採用。


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(ジャケット裏)

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(ジャケット内側)

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(CDレーベル)

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(ブックレット)
オリジナル・ジャケットや1CD仕様の通常盤は、ブックレットの表紙と同じ。パリのシャルル・ド・ゴール空港での撮影。

U2・10-19
(帯表裏)

このアルバムは、10作目(全英1位・全米3位)。
プロデューサーは、ブライアン・イーノ&ダニエル・ラノア。

Disc1は、オリジナル・アルバムの最新リマスター。
Disc2は、01年エレヴェイション・ツアーのボストン公演ライヴ音源を13曲収録。これは、ライヴDVDで発売されたものと同じ音源だと思います。

久し振りに、U2の再発リマスター盤が出ました。
この一つ前の9th「ポップ(Pop)」はなぜか再発されていないような気がするので、7th「アクトン・ベイビー(Achtung Baby) 」以来かな?
8th「ZOOROPA(Zooropa)」はリマスターされたものの、「アクトン・ベイビー」のスーパーデラックス・エディションに内包されて発売されただけで、単独発売は無し。
以前も書きましたが、ちょうどこの頃はU2から興味が離れていた時期なので、このアルバムも大分経ってから聴きましたし、「ポップ」に至っては、未だに聴いたことがありません。
以前書いた記事はこちらです。

Disc1
1曲目「ビューティフル・デイ(Beautiful Day)」は、全英1位・全米21位。前作までのエレクトリック路線を上手く昇華させた曲。グラミー賞最優秀楽曲賞・最優秀レコード賞・最優秀ロックグループ賞受賞(01年)。
2曲目「スタック・イン・ア・モーメント(Stuck in a Moment You Can't Get Out Of)」は、全英2位・全米52位。自殺した、親友のマイケル・ハッチェンス(INXS)に捧げられた曲。哀愁を帯びたゴスペル調の曲で、好きな一曲です。グラミー賞最優秀ポップ・グループ賞受賞(02年)。
3曲目「エレヴェイション(Elevation)」は、全英3位・全米メインストリーム・ロックチャート21位。打って変わって、踊れるデジタル路線の曲。映画「トゥームレイダー」主題歌。グラミー賞最優秀ロック・グループ賞 受賞(02年)。
4曲目「ウォーク・オン(Walk On)」は、全英5位・全米メインストリーム・ロックチャート19位。アウンサンスーチーに捧げられた曲。ただ、この再発CDのブックレットには、「ロヒンギャの人々に捧げる」と書かれています。アルバム・タイトル(置いてはいけないすべてのもの)は、この曲の冒頭のセリフから引用。この曲も好きです。グラミー賞最優秀レコード賞受賞(02年)。
5曲目「カイト(Kite)」は、スケールの大きさを感じさせる雄大な曲。
6曲目「イン・ア・リトル・ワイル(In a Little While)」は、シンプルな曲ながら、ソウルフルな曲。ボノの「ooh ooh ooh」と歌うボーカルも最高。この曲も好きですね。
7曲目「ワイルド・ハニー(Wild Honey)」は、アコースティック・ギターによる軽快なフォークロック。
8曲目「ピース・オン・アース(Peace on Earth)」は、ちょっと厭世的な歌詞。
9曲目「ホエン・アイ・ルック・アット・ザ・ワールド(When I Look at the World)」は、メルヘンチックな佳曲。
10曲目「ニューヨーク(New York)」は、このアルバム発表の10ヶ月後に同地で起きるテロ事件を思い起こさせる歌詞。
11曲目「グレイス(Grace)」は、つぶやくように歌われる曲。タイトルのグレイスは、高潔という意味の他に、女性の名前でもあると歌詞で述べております。
ボートラ12曲目「ザ・グラウンド・ビニース・ハー・フィート(The Ground Beneath Her Feet)」は、全米アダルト・オルタナ・ソングチャート2位。映画「ミリオンダラー・ホテル」主題歌。作家サルマン・ラシュディの同名作品の中の詩に曲をつけたもの。

ヒット曲4連発でインパクトの強い序盤、哀愁溢れる曲が続く中盤、静かな曲が続く終盤と、カラーが分かれる気がします。
リアルで聴かなかった割に、2曲目、4曲目、6曲目と好きな曲が多いですね。
ただし、序盤の印象が強いので、終盤はちょっと物足りない感じもします。

Disc2
1曲目「エレヴェイション(Elevation)」
2曲目「ビューティフル・デイ(Beautiful Day)」
3曲目「スタック・イン・ア・モーメント(Stuck in a Moment You Can't Get Out Of)」
4曲目「カイト(Kite)」
5曲目「アイ・ウィル・フォロー(I Will Follow)」
6曲目「サンデイ・ブラッディ・サンデイ(Sunday Bloody Sunday)」は、途中でザ・ウェイラーズの「ゲット・アップ・スタンド・アップ(Get Up, Stand Up)」を歌っています。
7曲目「ディザイアー(Desire)」
8曲目「ステイ(ファラウェイ、ソー・クロース!)(Stay(Faraway, So Close!))」は、「ZOOROPA」収録曲。ヴィム・ヴェンダース監督の映画「時の翼にのって/ファラウェイ・ソー・クロース!(Faraway, So Close! / In weiter Ferne, so nah!)」主題歌。
9曲目「バッド/40(Bad/40)」
10曲目「ホエア・ザ・ストリーツ・ハヴ・ノー・ネイム(約束の地)(Where The Streets Have No Name)」
11曲目「ウィズ・オア・ウィズアウト・ユー(With Or Without You)」
12曲目「ザ・フライ(The Fly)」
13曲目「ウォーク・オン(Walk On)」

このアルバムからは5曲を収録。あとは代表曲を中心に収録。
昨年見に行った来日公演と7曲重複しているので、何となく思い出してしまいますね。
5CD仕様の「スーパー・デラックス」だと、フル・ライヴ音源(19曲)でCD2枚に渡って収録されております。

Youtubeで「ビューティフル・デイ(Beautiful Day)」のPV映像2種類とライヴ映像を見つけたので、ご紹介しましょう。

 

 


同じくYoutubeの「スタック・イン・ア・モーメント(Stuck in a Moment You Can't Get Out Of)」のPV映像とライヴ映像です。
 

 


同じくYoutubeの「エレヴェイション(Elevation)」のPV映像とライヴ映像です。
 

 


同じくYoutubeの「ウォーク・オン(Walk On)」のPV映像2種類です。

 

 


同じくYoutubeの「ザ・グラウンド・ビニース・ハー・フィート(The Ground Beneath Her Feet)」のPV映像です。