「ディープ・パープル(Deep Purple)」の72年12月発表、「ライヴ・イン・ジャパン (Live in Japan/Made in Japan)」を聴きました。

僕が持っているのは、06年発売の紙ジャケット、98年リマスター。オリジナルのアナログ盤は2枚組ですが、CDは1枚に収録(77分)されております。

ディープパープル・ライヴ2-1
(日本盤ジャケット表)
「ライヴ・イン・ジャパン」名義で日本先行発売。日本武道館の写真が使われておりますが、実際は収録された7曲のうち5曲が大阪フェスティバルホールにおける演奏となっています。

ディープパープル・ライヴ2-2
(帯を外した日本盤ジャケット表)
日本盤ジャケットは、差し込み式のカード仕様で再現。

ディープパープル・ライヴ2-3
(日本盤ジャケット裏)

ディープパープル・ライヴ2-4
(日本盤ジャケット内側)

ディープパープル・ライヴ2-5
(英盤ジャケット表)
逆輸入で各国に日本盤が出回ったため、改めて「メイド・イン・ジャパン」名義で、英米で発売。その際に、ジャケットも変更されました。

ディープパープル・ライヴ2-6
(英盤ジャケット裏)

ディープパープル・ライヴ2-7
(英盤ジャケット内側)

ディープパープル・ライヴ2-8
(内袋)

ディープパープル・ライヴ2-9

ディープパープル・ライヴ2-10
(カラー・ネガフィルム)
先着3万名様に付属していたネガフィルムを再現。バンドの演奏写真らしき物が見えますので、現像可能と思われます。

ディープパープル・ライヴ2-11
(国内初回盤LP解説書)

ちょっと間が空きましたが、5月のザ・バンド「ロック・オブ・エイジズ(イン・コンサート)(Rock of Ages)」に続いて、ライヴ盤を聴くシリーズ第5弾はディープ・パープル。

このアルバムは、前作「マシン・ヘッド(Machine Head)」に続いて発表された、2枚目のライヴ・アルバム(全英16位・全米6位・オリコン14位)。
この当時のメンバーは、リッチ―・ブラックモア(ギター)、イアン・ギラン(ボーカル)、ロジャー・クローヴァー(ベース)、ジョン・ロード(キーボード)、イアン・ペイス(ドラムス)の5人で、いわゆる第2期と呼ばれるメンバー構成です。
まさに、バンドが一番油に乗った時に日本で録音された、名ライヴ盤の先駆けとも言える作品です。

個人的には、やや難解なツェッペリンより、明快なパープルの方が好きでした。
以前書いたブログはこちらです。

1曲目「ハイウェイ・スター(Highway Star)」は、6th「マシン・ヘッド(Machine Head)」収録曲。
2曲目「チャイルド・イン・タイム(Child in Time)」は、4th「ディープ・パープル・イン・ロック(Deep Purple in Rock)」収録曲。12分を超える熱演。やはり、この曲はこのライヴ・テイクが最高です。
3曲目「スモーク・オン・ザ・ウォーター(Smoke on the Water)」は、「マシン・ヘッド」収録曲。シングルカットされて、全米4位。
4曲目「ミュール(The Mule)」は、5th「ファイアボール(Fireball)」収録曲。ペイスの長ーいドラム・ソロ入り。
5曲目「ストレンジ・ウーマン(Strange Kind of Woman)」は、「ファイアボール」収録曲。           
6曲目「レイジー(Lazy)」は、「マシン・ヘッド」収録。ブラックモアによるNHK「きょうの料理」オープニングテーマ(スウェーデン狂詩曲?)のアドリブ入り。
7曲目「スペース・トラッキン(Space Truckin')」は、「マシン・ヘッド」収録曲。こちらは、ロードによるホルストの惑星(木星)のアドリブも入る、20分近い圧巻の演奏。

98年のリマスター盤は3曲追加収録されておりましたが、この紙ジャケットはオリジナル通りの曲数。
今では、各日の演奏をほぼノーカットで収録した完全版も発売されています。

Youtubeで「スモーク・オン・ザ・ウォーター(Smoke on the Water)」の日本武道館ライヴ映像を見つけたので、ご紹介しましょう。



同じくYoutubeの「ハイウェイ・スター(Highway Star)」のライヴ・イン・ジャパン音源です。



同じくYoutubeの「ストレンジ・ウーマン(Strange Kind of Woman)」のライヴ・イン・ジャパン音源です。