「リトル・フィート(Little Feat)」の72年2月発表、2nd「セイリン・シューズ(Sailin' Shoes)」を聴きました。

僕が持っているのは、07年発売の紙ジャケット、07年リマスター。

リトルフィート2-1
(ジャケット表)

リトルフィート2-2
(帯を外したジャケット表)
ネオン・パークが描いたユニークなイラストが初登場。以降、これが定着します。

リトルフィート2-3
(ジャケット裏)

リトルフィート2-4
(ジャケット表裏)
表裏一体化したデザイン。ブランコに乗る擬人化したケーキと巨大なカタツムリ。靴が脱げて飛んでますね。

リトルフィート2-5
(ジャケット内側)

リトルフィート2-6

リトルフィート2-7
(内袋表裏)
カンパニー・スリーヴ。

シカゴに続いて、久し振りにリトル・フィートのアルバムを聴いています。

リトル・フィートは、ロスで結成されたアメリカン・ルーツ・ミュージックの影響を色濃く感じさせるロック・バンド。
この時点のメンバーは、ローウェル・ジョージ(スライド・ギター、ボーカル)、ロイ・エストラーダ(ベース)、ビル・ペイン(キーボード、ボーカル)、リッチー・ヘイワード(ドラムス)の4人。

このアルバムは、2作目。
プロデューサーは、ドゥービー・ブラザーズやヴァン・ヘイレンを手掛けたテッド・テンプルマン。
ここから続く3作は、リトル・フィートの最高傑作で、どれも捨て難い作品だと思います。
以前書いたブログは、こちらです。

1曲目「イージー・トゥ・スリップ(Easy to Slip)」は、疾走感溢れる曲。
2曲目「コールド、コールド、コールド(Cold, Cold, Cold)」は、ローウェルが吹くバリトン・サックスをフューチャーしたヘビー・ロック。
3曲目「トラブル(Trouble)」は、ビルが弾くアコーディオンをバックに歌われるミディアム・テンポの曲。
4曲目「トライプ・フェイス・ブギー(Tripe Face Boogie)」は、「ルック・アウト」とシャウトする所も格好良い、軽快なブギー・ロック。
5曲目「ウィリン(Willin')」は、前作「リトル・フィート・ファースト(Little Feat)」に収録されていた曲のリメイク。前作は弾き語り調でしたが、こちらはバンド・スタイル。ただし、結局スライド・ギターを弾いているのは、ローウェルではなく、前作にも参加していたフライング・ブリトー・ブラザーズのスヌーキー・ピート・クライナウ。
6曲目「アポリティカル・ブルース(A Apolitical Blues)」は、ブルージーなハーモニカ、スライド・ギター、ピアノがそれぞれ良い味を出しているブルース。サミー・ヘイガー時代のヴァン・ヘイレンがカバー。
7曲目「セイリン・シューズ(Sailin' Shoes)」は、ヴァン・ダイク・パークスやロバート・パーマーがカバー。5曲目同様、歌詞にコカインが登場。
8曲目「ティーンエイジ・ナーヴァス・ブレイクダウン(Teenage Nervous Breakdown)」は、最速スピードのご機嫌ロックン・ロール・ナンバー。
9曲目「ガット・ノー・シャドウ(Got No Shadow)」は、独特のうねりの萌芽を感じられる曲。
10曲目「キャット・フィーヴァー(Cat Fever)」は、ビル・ペインがリード・ボーカルを務めるジャズ・テイストの曲。
11曲目「テキサス・ローズ・カフェ(Texas Rose Cafe)」は、意外と複雑な構成の曲。これも、スヌーキー・ピート・クライナウがスライド・ギターを担当。

Youtubeで「ウィリン(Willin')」のライヴ映像を見つけたので、ご紹介しましょう。



同じくYoutubeで見つけた「ティーンエイジ・ナーヴァス・ブレイクダウン(Teenage Nervous Breakdown)」のライヴ映像です。



同じくYoutubeで見つけた「アポリティカル・ブルース(A Apolitical Blues)」のライヴ映像です。