「ザ・ジャム(The Jam)」の82年3月発表、6th「ギフト(The Gift)」を聴きました。

僕が持っているのは、12年に発売された30周年記念のSuper Deluxe Box(3CD+DVD)、12年リマスター、輸入盤です。

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(Disc1・ジャケット表裏)

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(Disc2・ジャケット表裏)

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(Disc3・ジャケット表裏)

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(Disc4・ジャケット表裏)

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(ボックス・ジャケット表裏)
LP大の大型収納ボックス。オリジナルLPは、このボックスと同じデザインの袋に収納されており、それを箱で再現しています。タイトル表示が「A GIFT...」になっている所も同じです。

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(大判ブックレット&写真集)
ずっしり重いです。

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(ペーパー・スリーヴ&復刻プログラム)

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(大型プロマイド)
付録も充実しています。

自分が一番洋楽にのめり込んだ、80年代の名作をピックアップして聴いています。
先日のザ・カルト「ソニック・テンプル(Sonic Temple)」に続いて、第106弾はザ・ジャム。

先月、スタイル・カウンシルの「アワ・フェイヴァリット・ショップ(Our Favourite Shop)」を聴いたので、久し振りにジャムの最終作が聴きたくなりました。

このアルバムは、6作目(全英1位・全米82位)。
Disc1は、オリジナル・アルバムの最新リマスター+シングル&12インチ収録の10曲。
Disc2は、未発表13曲を含むデモ15曲。
Dusc3は、82年12月3日のウェンブリーアリーナにおけるライヴ23曲。
Disc4は、ライヴ、PV、TVライヴ等を収録したDVD。

以前書いたブログは、こちらです。

Disc1
1曲目「ハッピー・トゥゲザー(Happy Together)」は、イントロで何かセリフを言った後に始まる、パワー溢れる曲。
2曲目「ゴースツ(Ghosts)」は、ウェラーがつぶやくように歌うソウルフルな曲。
3曲目「プレシャス(Precious)」は、10曲目と両A面で全英1位。唸るようなギター音とホーン類がブラックっぽいグルーブ感を醸し出す曲。
4曲目「5時のヒーロー(Just Who Is the 5 O'Clock Hero?)」は、全英8位。
5曲目「トランス・グローバル・エクスプレス (Trans-Global Express)」は、オフミックスのボーカルにエコーを効かせた掛け声が入るなど、かなり斬新で実験的な曲。
7曲目「サーカス(Circus)」は、ブルース・フォクストン作のインスト。トランペットとパーカッションが目立ちますが、歌詞を付ければ良かったと思わせるほどの佳曲。
8曲目「ザ・プラナーズ・ドリーム・ゴーズ・ロング()」は、南国風ラテン調の曲。
9曲目「カーネイション(Carnation)」は、哀愁のあるメロディーで好きな曲。間奏のピアノやバックで流れるキーボードも良いです。
10曲目「悪意という名の町(A Town Called Malice)」は、3曲目と両A面で全英1位。モータウン調の曲。
11曲目「ギフト(The Gift)」は、アルバム・タイトル曲にして最終曲の割には、印象の薄い曲。
ボートラ12曲目は、3曲目の12インチ・ヴァージョン。
同13曲目「グレイト・デプレッション(The Great Depression)」は、Disc1・4曲目のシングルB面。もろスタイル・カウンシルと言った感じの曲。
同14曲目「ザ・ビタレスト・ピル(The Bitterest Pill(I Ever Had to Swallow))」は、全英2位。これまた、女性コーラスが入って、もろスタイル・カウンシル。
同15曲目「ピティ・プア・アルフィー/フィーヴァー(Pity Poor Alfie/Fever)」は、14曲目のシングルB面。これもウェラーの当時の趣向が反映されたソウルフルなナンバー。
同16曲目「ピティ・プア・アルフィー(Pity Poor Alfie)」は、15曲目前半の別ヴァージョン(スウィング・ヴァージョン)。かなり、雰囲気が違います。
同17曲目「ビート・サレンダー(Beat Surrender)」は、ラスト・シングルにして全英1位。人気が無くなって解散と言うバンドは数多くありますが、人気の絶頂にあって解散するバンドはそうは無いと思います。まさに引き際としては、最高に格好良い終わり方です。もちろん、ジャムの前期後期のエッセンスが凝縮された名曲。
同18曲目「ショッピング(Shopping)」は、17曲目のシングルB面。
同19曲目「ムーヴ・オン・アップ(Move on Up)」は、17曲目の12インチ・シングル収録。カーティス・メイフィールドのカバー。この曲は、スタイル・カウンシルになってからもライヴで演奏しています。
同20曲目「ストーンド・アウト・オブ・マイ・マインド(Stoned Out of My Mind)」は、17曲目の12インチ・シングル収録。
同21曲目「黒い戦争(War)」は、17曲目の12インチ・シングル収録。黒人ソウル・シンガー、エドウィン・スターのカバー。

ヴァラエティに富んでいる分、ちょっと内容的には散漫な感じもします。
また、スタイル・カウンシルのプロト・タイプのような曲も多いです。
やはり、既にウェラーの音楽的志向は、ザ・ジャムの範疇に収まらなくなっていたことが分かりますね。

Disc2
1曲目「スカート(Skirt)」は、シングル「アブソリュート・ビギナーズ(Absolute Beginners)」のデモ。
2曲目「ゲット・ユアセルフ・トゥゲザー(Get Yourself Together)」は、スモール・フェイセスのカバーのデモ。
3曲目は、Disc1・2曲目のチープな雰囲気のインストゥルメンタル・デモ。
7曲目は、Disc1・9曲目のインストゥルメンタル・デモ。
9曲目は、Disc1・14曲目のデモ。原曲と比べると、かなり大きな音でストリングスがミックスされています。
10曲目「アルフィー(Alfie(demo'2'))」は、Disc1・16曲目のデモ。
11曲目「ウィーヴ・オンリー・スターテッド(We've Only Started)」は、1曲目のシングルB面「リヴァーバンク物語(Tales From the Riverbank)」のデモ。原曲よりかなりアップテンポです。
15曲目「ソリッド・ボンド・イン・ユア・ハート(Sloid Bond In Your Heart(demo))」は、スタイルカウンシルになってから正式発表された曲のジャム・ヴァージョンのデモ。

Disc3
このような大判のボックス・セットは普段買わず、2枚組のデラックス・エディション程度でとどめておくのですが、このアルバムは3枚目のライヴ盤目当てで購入しました。
5曲目「ゴースツ」、14曲目「プレシャス」、16曲目「サーカス」、20曲目「悪意という名の町」、22曲目「トランス・グローバル・エクスプレス」が「ギフト」収録曲。
他に、3曲目「ビート・サレンダー」、13曲目「グレイト・デプレッション」、15曲目「ムーヴ・オン・アップ」も収録されています。
3曲目「ビート・サレンダー」は、時期的にあまりライヴで演奏していないはずなので、貴重ですね。
ちなみに、このライヴの約1週間後にあたる12月11日に、ブライトンで行われたライヴをもって解散します。

Youtubeで「プレシャス(Precious)」のPV映像を見つけたので、ご紹介しましょう。



同じくYoutubeの「悪意という名の町(A Town Called Malice)」のPV映像です。



同じくYoutubeの「5時のヒーロー(Just Who Is the 5 O'Clock Hero?)」のライヴ映像です。



同じくYoutubeの「ザ・ビタレスト・ピル(The Bitterest Pill(I Ever Had to Swallow))」のPV映像です。



同じくYoutubeの「ビート・サレンダー(Beat Surrender)」のTVライヴ映像2種類です。





同じくYoutubeの「ムーヴ・オン・アップ(Move on Up)」のライヴ映像です。