「U2(U2)」の83年2月発表、3rd「WAR(闘)(War)」を聴きました。

僕が持っているのは、17年発売の紙ジャケット、08年リマスター。

U2・3-1
(ジャケット表)
英国初回盤LPジャケットを再現。日本初回盤LP帯を再現。

U2・3-2
(帯を外したジャケット表)
写真の少年は、1st「ボーイ(Boy)」に引き続いて、メンバーの幼馴染であるヴァージン・プルーンズのグッギの弟(ピーター・ローワン)。同じ手を頭の後ろに組んだポーズながら、顔付きが険しく大きく印象が異なります。

U2・3-3
(ジャケット裏)

U2・3-4
(ジャケット表裏)
今回は2ndと異なり、ダブル・ジャケット。

U2・3-5
(ジャケット内側)

U2・3-6

U2・3-7
(レーベルカード表裏)
カードと言うよりは、見開きの紙の表側に2種類印刷した形状。

U2・3-8

U2・3-9
(日本語解説書)
これは懐かしい、当時のイラスト入り日本語解説書を再現。

自分が一番洋楽にのめり込んだ、80年代の名作をピックアップして聴いています。
昨年のヒューマン・リーグ「クラッシュ (Crash)」に続いて、第91弾はU2。
U2は、以前「焔(The Unforgettable Fire) 」を80年代名作シリーズで紹介しておりますが、やはりこのアルバムも外せませんね。

このアルバムは、出世作とも言える3作目(アイルランド16位・全英1位・全米12位)。
プロデューサーは、三度(みたび)スティーブ・リリーホワイト。
このCDは、昨年発売された初の紙ジャケット。
音源は以前ブログに書いたこれと一緒なので、購入を見送っていましたが、結局誘惑に負けてしまいました。
1stから5thまで購入したので、順に聴き直しています。

1曲目「ブラディ・サンデー(Sunday Bloody Sunday)」は、冒頭のラリーによるマシンガンのようなスネア・ドラムが印象的な曲。北アイルランド紛争の血の日曜日事件がテーマ。
2曲目「セカンド(Seconds)」は、ジ・エッジとボノのデュエット。核戦争について書かれた歌詞は、北朝鮮問題で揺れる今でも十分通用する内容。
3曲目「ニュー・イヤーズ・デイ(New Year's Day)」は、全英10位・全米53位。ピアノとベースのリフが印象的な代表曲。ポーランドの連帯がテーマ。
4曲目「ライク・ア・ソング(Like a Song...)」は、荒々しいロックン・ロール。エンディングの激しいドラムとギターの演奏も聴き所。
5曲目「ドラウニング・マン(Drowning Man)」は、エレクトリック・バイオリンを導入したアコースティックなナンバー。
6曲目「ザ・レフュジー(The Refugee)」は、アフリカンなパーカッションによるファンキーな曲。
7曲目「トゥー・ハーツ・ビート・アズ・ワン(Two Hearts Beat as One)」は、全英18位・全米メインストリーム・ロック・チャート12位。初期U2らしい疾走感にあふれた曲。リマスター効果でアダム・クレイトンの太いベース・ラインのインパクトが強いです。
8曲目「レッド・ライト(Red Light)」は、キッド・クレオール&ザ・ココナッツの女性コーラス隊とトランペットのソロが目立つ曲。
9曲目「サレンダー(Surrender)」は、エッジのスライド・ギターが浮遊感をうまく演出しています。
10曲目「40(40)」は、ベースをエッジ、ギターをアダムが演奏する曲。ラストにして、余韻の残る曲調が好きです。

Youtubeで「ニュー・イヤーズ・デイ(New Year's Day)」のライヴ映像を2つ見つけたので、ご紹介しましょう。
2つ目は、初来日時の「夜のヒットスタジオ」の映像。エッジのギターが不調で、ほとんど音が出ず。ボノがギター・ソロの部分を歌でフォローしています。





同じくYoutubeの「ブラディ・サンデー(Sunday Bloody Sunday)」のライヴ映像です。



同じくYoutubeの「トゥー・ハーツ・ビート・アズ・ワン(Two Hearts Beat as One)」のライヴ映像です。



同じくYoutubeの「40(40)」のライヴ映像です。



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