「U2(U2)」の80年10月発表、1st「ボーイ(Boy)」を聴きました。

僕が持っているのは、17年発売の紙ジャケット、08年リマスター。

U2・1-1
(ジャケット表)
英国初回盤LPジャケットを再現。日本初回盤LP帯を再現。

U2・1-2
(帯を外したジャケット表)
写真の少年は、メンバーの幼馴染であるヴァージン・プルーンズのグッギの弟(ピーター・ローワン)。

U2・1-3
(ジャケット裏)

U2・1-4

U2・1-5
(内袋表裏)

U2・1-6

U2・1-7
(レーベルカード表裏)
カードと言うよりは、見開きの紙の表側に2種類印刷した形状。

U2・1-8
(日本語解説書)
解説部分は、日本初回盤を再現。

U2のアルバムが初の紙ジャケットにて再発。
音源は以前ブログに書いたこれと一緒なので、購入を見送っていましたが、結局誘惑に負けてしまいました。
まだ、このアルバムしか買っていませんが、1stから5thまでは揃えようと思います。その先は、7th以外リマスターされていませんし、CD時代の作品なのでさすがに手は出しませんが…。

このアルバムは、1作目(アイルランド13位・全英52位・全米63位)。
プロデューサーは、お馴染みのスティーブ・リリーホワイト。

1曲目「アイ・ウィル・フォロー(I Will Follow)」は、4thシングル。全米メインストリーム・ロック・チャートで20位。鉄琴の一種であるグロッケンシュピールを演奏しているのは、プロデューサーのスティーブ・リリーホワイト。
2曲目「トワイライト(Twilight)」は、徐々に盛り上がって行く曲。
3曲目「アン・キャット・ダブ(An Cat Dubh)」は、翳りのあるミディアム・テンポの曲。この曲や次曲にも、グロッケンシュピールが入ります。
4曲目「イントゥ・ザ・ハート(Into the Heart)」は、アダムのベースが鳴る3曲目からそのまま突入し、中盤までインスト。そこからタイトル・コールと共にテンポ・アップする曲。
5曲目「アウト・オブ・コントロール(Out of Control)」は、3曲入りEP「スリー(Three)」(アイルランド19位)に収録されていた曲の再録ヴァージョン。初期らしいストレートなロックン・ロール。
6曲目「ストリーズ・フォー・ボーイズ(Stories for Boys)」も、3曲入りEP「スリー」収録曲の再録ヴァージョン。まるでマシンガンを撃ちまくるように畳み掛ける、性急な調子の曲。「スリー」のヴァージョンと比較すると、ラリーのドラムとアダムのベースの技術的成長がよく分かります。この曲は好きです。
7曲目「ジ・オーシャン(The Ocean)」は、エコーを効かしたギターやベースをバックに歌われる1分半位の小品。
8曲目「ア・デイ・ウィズアウト・ミー(A Day Without Me)」は、3rdシングル。
9曲目「アナザー・タイム、アナザー・プレイス(Another Time Another Place)」は、ボノの気迫あふれるボーカルで、後半にかけて盛り上がりを見せる曲。この曲も好きです。
10曲目「ジ・エレクトリック・カンパニー(The Electric Co.)」も、アップテンポで扇動的な曲。
11曲目「シャドウズ・アンド・トール・トゥリーズ(Shadows and Tall Trees)」は、10曲目から切れ目なく入る、アコースティックなナンバー。行進曲のようなラリーのドラムが印象的です。曲が終わったと思ったら、お尻に短いインストが付属します。

1枚目なのに、完成度が高いです。1曲目から11曲目まで、捨て曲無しで一気に聴かせます。
これは、意図的に曲間を短くしたり、無くしたりしている、スティーブ・リリーホワイトのプロデュース・ワークも大きいと思います。
前述のグロッケンシュピールもそうですが、じっくり聴くとちょっとした効果音が良いスパイスになっているのが分かります。

Youtubeで「アイ・ウィル・フォロー(I Will Follow)」のPV映像とライヴ映像を見つけたので、ご紹介しましょう。





同じくYoutubeの「ア・デイ・ウィズアウト・ミー(A Day Without Me)」のライヴ映像です。



同じくYoutubeの「ストリーズ・フォー・ボーイズ(Stories for Boys)」のライヴ映像です。



同じくYoutubeの「ジ・エレクトリック・カンパニー(The Electric Co.)」のライヴ映像です。



ボーイ/U2

¥2,880
Amazon.co.jp