よく晴れた日の午後、室内に取り込んだ洗濯物を畳んで、衣装ケースやタンスにしまい込むパートナーの姿を見かけたことはありませんか?
取り込んだ洗濯物はまずどこに置かれましたか?
畳の上、床(フローリング)の上、カーペットの上、ゴザの上?
その辺りは午前中に念入りに掃除をした所かもしれませんね。
強力な電気掃除機で念入りにゴミを除去した後と仮定しましょう。
掃除機の本体にはゴミを取り除いたクリーンな排気を放出するための吐き出し口があり、強力な掃除機からは強力な『排気』が放出されます。
強力な排気は掃除機の本体周辺の塵芥(綿ゴミ、ダニの死骸や排泄物、カビの胞子、人やペットのフケ、砂ぼこり、花粉、黄砂など)を空中に巻き上げます。
塵埃除去機能のある空気清浄機でも運転しない限り、空中に飛散した塵芥は次第に床面に沈降します。
午後の洗濯物を取り込む頃にはほとんど床部分に堆積しているでしょう。
すっかり乾燥した洗濯物は静電気が起きやすくなっています。
塵芥が降り積もった床部分に広げられた乾燥した洗濯物に何が起こるか、火を見るより明らかですね。
塵芥を吸着した洗濯物を丁寧に畳んで衣装ケースやタンスにしまい込み、後日それを身に着けることになります。怖いですね。
なお、『掃除について考える』は【173】~【176】【205】でご紹介しています。